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『弱ペダ』TVアニメ第4期:山下大輝×野島健児 対談

TVアニメ『弱虫ペダルGLORY LINE』小野田坂道役・山下大輝さん&黒田雪成役・野島健児さん対談!スイッチを入れた黒田と坂道のクライマーの本領発揮

『弱虫ペダル』(渡辺航さん原作『週刊少年チャンピオン』連載中)のアニメ第4期シリーズ『弱虫ペダル GLORY LINE』が好評放送中。それを祝して、小野田坂道役・山下大輝さん&黒田雪成役・野島健児さんの対談をお届けします。総北と箱根学園の中心メンバーを演じる2人のホットなトークレースにもご注目!

 

新チームが始動、レース中の絆や熱さはそのままだった前シリーズ
――前シリーズ『弱虫ペダル NEW GENERATION』(3期)を振り返ってみての感想は?

小野田坂道役・山下大輝さん(以下、山下):『NEW GENERATION』ということで、学年が変わって新たな総北、箱根学園、京都伏見というチームで描かれていたので、1期、2期とは違う形でまた始まったなと感じていました。でもレースの中で紡がれる絆や熱さは変わらず、『弱虫ペダル』だなと思いました。ただ、まさかのインターハイ初日のレース途中での最終回は1期を思い出すような終わり方で気になるし、これが『弱虫ペダル』流なんだなと(笑)。

黒田雪成役・野島健児さん(以下、野島):僕はどうしても黒田主観になってしまうんですけど、黒田にとっては充電時期、パワーを貯める、力を付けるためのシリーズだったなと思っています。だから、この後にはきっと爆発させるシーンがあるはずと次に期待せざるを得ないシリーズでした。


新たな意識が芽生えた坂道と荒北に頭を下げて成長した黒田
――前シリーズ『弱虫ペダル GRANDE ROAD』(2期)から『NEW GENERATION』の終了時点までで感じた、演じるキャラの成長や変化は?

野島:2期では黒田は……2回くらい出たっけ?

山下:出てます、出てます!

野島:ちょこっと顔を見せていた程度で、真波に負けるために登場して(笑)。ただ黒田にとってはあそこで負けたことは大きな成長につながったと思っています。もし負けていなければ自己中なまま、プライドも捨てられなかったと思うし、大切な経験をさせてもらえたのが1期と2期で。あれがなければ荒北さんに頭も下げられなかっただろうし。

山下:坂道は1年生の時は自分ができることをやる、目の前のことを100%全力で成し遂げるために一直線に突き進んでいたけど、2年生になって視野が少し広くなった気がします。

尊敬していた巻島さん達3年生が卒業したり、鏑木君など後輩ができたりと環境が変わって、チームや後輩を引っ張っていなかきゃいけないと自覚が芽生えたり、インターハイでゼッケン1番を背負う重さを意識したり葛藤したりするようになって。新たなに芽生えた気持ちを抱えたまま、4期でも全力で頑張ってくれると思います。


3期で印象的なのは野島さんは黒田と荒北のあのシーン、山下さんはまさかの!?
――『弱虫ペダル NEW GENERATION』での印象的なシーンやエピソードは?

野島:やっぱり8話の3年生追い出しファンライド中の荒北との回想シーンで、黒田が荒北さんに頭を下げるシーンですね。おごりがあった自分に気付けた黒田に感動したし、黒田の転機と成長した瞬間が描かれました。そしてファンライドの終盤でも葦木場を引っ張って勝利に導いたり、成長の跡が見せられて、印象深いです。

山下:『NEW GENERATION』に関しては自分が走ったというより、他の仲間が一生懸命走っている印象があって。そして坂道は1期、2期はいっぱいいっぱいで走っていたなと気付かされて。収録現場でも皆さんが熱いお芝居をしている背中をこんなに見ることができたのは『NEW GENERATION』が初めてかもと思ったのが印象的です。

それぞれのレースの中で、みんながどれだけすごい気合いを入れて走っているのか、背中を見て、声を聴いて、伝わってくるシーンがたくさんあるので、1つだけ挙げるのは難しいんですけど、それぞれの戦いを客観的に見られることがなかったので、いい経験をさせていただいたのが『NEW GENERATION』でした。

そんな背中を見ているからこそ、4期『GLORY LINE』はもっと頑張らなきゃいけないと思うし、坂道も頑張ってくれるはずという期待もあります。3期での個人的なお気に入りは、坂道が登る時によく歌っている姫野湖鳥の新曲「ヒメのくるくる片想い」(23話)ですね。

一同: (爆笑)

山下:原作を読んでいたので、あることは知っていたけど、どんな曲になるんだろう? とドキドキしてました。そして田村ゆかりさんが歌う音源が届いて、「相変わらず、この高さで歌うんですね」と(笑)。

野島:歌えちゃうから。

山下:いえ、本当に頑張らないと歌えないので(笑)。気が付いたら口ずさんでいそうなくらい中毒性の高い素敵な曲ができ上がって、またここから坂道はこの曲を経て強くなるんだろうなと思えたし、楽しんで歌えたこともいい思い出です。


今期の『GLORY LINE』では黒田が貯めたパワーや想いを爆発!
――『弱虫ペダルGLORY LINE』は前シリーズから引き続きインターハイの激闘が描かれますが、黒田は前シリーズで貯めたパワーを一気に……。

山下:本当ですよね。

野島:やっとここでハジけることができて。今までずっとスイッチ入れる入れる詐欺と言われていましたが(笑)、本当にスイッチを入れて彼の野生が見られる瞬間が来た! と思ってワクワクしました。

前年までは個人プレーが目立っていたけど、このシリーズではチームプレーに徹して、その中で個人の力も発揮しているところも見どころかなと。

――黒田は2年の時、真波に負けてインターハイ出場を逃して、苦悩や挫折を経験してからの再びインターハイへの出場ということで、成長や変化にも説得力がありますね。

山下:確かに一番最初からの変わり方はすごいですよね。

野島:変わるためには本人の意識のほかにも、周りの支えもあって。そしてここまで変われるんだという希望も見せてくれて。僕自身も影響されて、アフレコでもまだ自分の中におごりがあるんじゃないか、いらないプライドがあるんじゃないかと自問自答してしまうほど、説得力のある役だと思います。


鳴子と今泉の関係性の素晴らしさと、どこが勝つのかわからない未知の期待感いっぱいのインターハイ

――このシリーズはインターハイの手嶋と真波の激闘後から始まっているので、1話から既に熱いですね。

山下:そうなんです。『GLORY LINE』のスタートでは、坂道は手嶋さんを助けてスローペースで走っていましたが、先頭では総北と箱根学園の激しいレースが繰り広げられていて。総北は同級生の鳴子君と今泉君が先頭を走っていましたが、2人はチームメイトだけどライバルでもあるので。

お互い負けたくないという気持ちで争いつつ、認め合っていて、信頼しているからこそ、言葉を掛け合って、ぶつかり合えると思うんです。だから見ていて安心するし、気持ちいいんですよね。

箱根学園も前回のインターハイからいろいろな経験をしてきて、競い合い、ぶつかり合った末にあの場にいるし、1人ひとりが持つ経験値も大きいので、後ろで見ていてドキドキハラハラしてます(笑)。原作を読んでいるけど、選手の誰もが勝ちたい、誰よりも早くゴールを切りたいと思っているので、正直、どこが勝つのかわからないんですよね。もしかしたら京伏が来るんじゃないかとか、未知の期待感いっぱいのレースが繰り広げられる気がします。


新1年生の活躍も見どころ。モンスターチームの箱学は不思議な一体感!?
――総北高校には鏑木、箱根学園には悠人という1年生が加わって、新チームでインターハイに臨んでいます。

山下:総北は鏑木君が活躍してくれてますね。

――鏑木はよくお腹を壊したり、プレッシャーに弱いのに自信家で。

山下:個性的でおもしろい存在ですね。

野島:箱根学そのの1年生の悠人はまだ未知数で。今年の箱根学園チームは怪物ランドのような。百鬼夜行?

山下:本当にそうですよ。でかい人が多すぎるんですよ! タテに高い葦木場さんがいて、全体的にでかい銅橋さんがいて。

野島:黒田が葦木場を引いてる姿がおかしいもん。

一同: (爆笑)

山下:葦木場さんの体格が大きすぎるから黒田さんは果たして風よけになっているんでしょうか?

野島:そうだね(笑)。全員バラバラのように見えて、1つにまとまってチームになっている不思議な一体感があります。黒田と葦木場はボケ・ツッコミコンビとチーム内ユニットがある感じもあってバラエティに富んでいて。チームはまだ変わっていくと思うので、楽しみです。


スイッチを入れた黒田と坂道のクライマーの本領発揮をお見逃しなく!
――今シリーズの見どころと皆さんへのメッセージをお願いします。

野島:まず黒田の走りに期待してほしいです。スイッチを……本当に入れるのか?(笑) 鳴子にも感動させられるし、福島潤さんのアフレコを見ても、真っ直ぐに取り組む姿にも心を打たれます。あと個人的に御堂筋が大好きなので……。

山下:きたー!

野島:彼のおもしろさの中にも勝負に対しての真っ直ぐさや集中力に感動したり、涙をこぼしてしまうこともあって。この先、彼がどんな活躍をするのかにも注目してほしいです。

山下:京伏には、お肉さんもいますからね。

野島:手が早い人が。小鞠こそ本当の妖怪かもしれない(笑)。

山下:僕も怖いです(笑)。

野島:京伏に期待してます。でも皆さんにはできれば箱根学園に注目を(笑)。

山下:このシリーズは序盤からめちゃくちゃ熱い展開が繰り広げられて、見ている皆さんもついていくのに必死になっているんじゃないでしょうか。見ていると自分の生活の中にも活かせたり、得るものがあったり、心に響いてくるものがあるなと思います。皆さんも実生活の中で悩んでいたり、元気がない時に見て、各キャラ達が様々な想いを抱き、夢に向かって走っている姿から一歩踏み出す力や勇気をもらえる作品だと思うし、このシリーズでもそれは変わりません。

坂道としては、やっとクライマーとしての役割を果たせるシーンが待っていると思うので気合いを入れて頑張ります。個人的に「ヒメヒメ」の予感がします、僕以外で(笑)。そこも期待して待ってます。

野島:あともうそろそろ絡みたいよね。

山下:そうなんですよね。まだ坂道と黒田は離れた場所にいるので。オンエアで初めて見る回もあるので、皆さんと一緒にオンエアでも『弱虫ペダル』を楽しんでいきたいです。これから続く激闘をお見逃しなく!

 
作品情報

TVアニメ『弱虫ペダル GLORY LINE』

<放送情報>
・テレビ東京:毎週月曜深夜2:05
・テレビ大阪:毎週月曜深夜2:05
・テレビ愛知:毎週月曜深夜3:05
・テレビせとうち:毎週水曜深夜2:10
・テレビ北海道:毎週火曜深夜2:35
・TVQ九州放送:毎週月曜深夜3:00
・NBC長崎放送:毎週日曜深夜1:20
・AT-X:毎週金曜夜8:00~8:30
(リピート放送:毎週日曜朝6:30/毎週月曜昼12:00 /毎週水曜深夜4:00)

<INTRODUCTION>
週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載中、渡辺航による日本を代表する自転車(ルビ:サイクル)ロードレースコミック「弱虫ペダル」。ロードレースに全てをかける高校生たちが繰り広げる熱いドラマと戦いにファンは熱狂し、コミックス累計発行部数は1700万部を超える。これまで第1期(2013年)から第3期『弱虫ペダル NEW GENERATION』(2017年)まで放送され、性別・年齢を問わず多くの幅広いファンを獲得、まさに“自転車ロードレースアニメの金字塔”となった。

そして2018年1月、TVアニメ第4期シリーズ『弱虫ペダル GLORY LINE』がいよいよ放送スタート! 前年の全国大会<インターハイ>を制した主人公・小野田坂道が所属する総北高校。チームを引っ張った先輩たちが卒業・引退し、新たな世代のチームとして始動した彼らは、互いに刺激し合い、支え合い、高め合いながら、連覇を目指してインターハイの切符を勝ち取った。そして迎えた決戦の時。ライバルであり王座奪還を狙う箱根学園、怪物レーサー御堂筋を擁する京都伏見、そして全国の強豪たちが一堂に集い、優勝を目指して激しくぶつかり合う! 選手全員が各々に秘める想い。直線を疾走するスプリンターとして、山を制すクライマーとして、そしてチームを勝利に導くエースとして… 栄光へのそれぞれのゴールライン=“GLORY LINE”を最初に駆け抜けるのは、果たして誰なのか―!?

<STAFF>
原作:渡辺航(週刊少年チャンピオン)
監督:鍋島 修
シリーズ構成:砂山蔵澄
キャラクターデザイン:番 由紀子
音楽:沢田 完
音響監督:高寺たけし
編集:坂本久美子
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント

<CAST(声)>
山下大輝
鳥海浩輔
福島 潤
岸尾だいすけ
松岡禎丞
下野 紘
宮田幸季
羽多野 渉
中村悠一
代永 翼
阿部 敦
野島健児
宮野真守
小野大輔
内田雄馬
遊佐浩二
福山 潤
安元洋貴
森久保祥太郎
伊藤健太郎

TVアニメ「弱虫ペダル GLORY LINE」公式サイト
TVアニメ「弱虫ペダル」公式ツイッター(@yowapeda_anime)

(C) 渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会
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