「『重神機パンドーラ』上映会 前野智昭&津田健次郎 真夏の強化授業(ハイパーレッスン)」レポート|梅原裕一郎さんからのボイスメッセージでサプライズ!
2018年4月より、TOKYO MXほかにて放送中の、TVアニメ『重神機パンドーラ』。新章に突入した物語が大きな山場を迎えるのに伴い、8月24日(金)には、東京・TOHOシネマズ六本木にて、夏休み特別企画として「『重神機パンドーラ』上映会 前野智昭&津田健次郎 真夏の強化授業(ハイパーレッスン)」が開催されました。
第22話の先行上映に加え、メインキャラクターを演じる前野智昭さん、津田健次郎さん“イチ推し”話数の上映や振り返りトークの模様をご紹介します!
キャラクター同士、キャスト同士の関係性を振り返り☆
『重神機パンドーラ』は、次世代エネルギー開発の暴走事故「翔龍クライシス」により、生物、機械、植物を超越・融合した未知なる特異進化生物「B.R.A.I」が出現した世界を舞台に、「翔龍クライシス」を引き起こした中心人物ともいわれる主人公・レオンが、驚異的スピードで進化を遂げたB.R.A.Iによって滅亡の危機に陥った人類を守るため奮闘。
運命に導かれ、絶対防衛都市・ネオ翔龍に集うレオン、レオンと「家族契約」を交わした妹のクロエ、B.R.A.I狩りを請け負うバウンティハンターのクイニーやダグ、彼らを防衛軍へと迎え入れる、セシル、ケイン、ジェイ、グレンらによって、人類の存亡をかけて戦う特殊部隊「パンドーラ」が誕生、希望は彼らに託された――という物語となっています。
物語の始まりである第1話の上映後、MCを務めるお笑い芸人・天津の向 清太朗さんの呼び込みで、レオン・ラウ役の前野智昭さん、ダグ・ホーバット役の津田健次郎さんが登場。
第1話で印象的なレオンのセリフ「最後の起動因子、それは俺だ!」とあいさつする前野さんに対し、津田さんも「お前の息の根は、俺が止める」と、男前らしいキャラクターのセリフから一転「もふもふもふ~」と愛猫・エミリアにメロメロなダグの一面も見せ、笑いを誘います。
4月に放送開始し第21話まで放送されていることから、これまでの振り返りからスタート。第1話収録の段階では、キャストも先々のストーリーを知らされていなかったということで、量子力学など専門的な説明はあったものの、台本を読んで展開を知ることになったと説明する前野さん。
津田さんも話数が進み、台本を読んで「もふもふ……?」と、それまでになかった行動に戸惑った表情を再現してみせます。
食事のシーンも多く、「火鍋が食べたくなる」と向さんが強調すると、スタジオで収録しているキャスト陣も同じ気持ちだったらしく、みんなでセシル・スー役の茅野愛衣さんオススメのお店へ火鍋を食べに行った話題に。
前野さんは、同じ事務所の先輩・檜山修之さん、後輩・梅原裕一郎さんと同じテーブルだったため、お芝居のことだけでなく事務所談義で盛り上がったことを明かし、キャスト同士のチームワークもまとまっていると語りました。
また、レオンとダグの関係性についても。戦闘時には、ダグの高い戦闘能力に頼っているが、ミステリアスなキャラクターだけに、レオンとしては、どこまで信頼してよいか計りつつ適度な距離感を保っていると、前野さんが分析します。
津田さんも、ダグはあまり人を信用してなさそう、1人が好きそうという理由から、前野さんの見解に賛同。前野さんの「フラッといなくなりそう」という言葉から、第21話ラストが衝撃的で、今後の展開がどうなっていくのか、チーム・パンドーラとして全員でラストを迎えられるのか、といった視聴者としては気になるところを向さんが切り込みます。
そんな津田さんですが、前野さんと向さんから「カッコいい」と連呼され、照れた表情に。前野さんが、ある収録現場で缶コーヒー片手に、右手を額の辺りに掲げるような仕草で「おはようございます」とあいさつする津田さんの“カッコいい姿”目撃エピソードを報告すると、「そんなこと、したことないよ!」と何度も否定。
脳裏に焼き付いて美化されている可能性もあるとしながらも、“エアのれん”と名付けられたその仕草がカッコいいと力説する前野さん。負けじと津田さんも、難しい長ゼリフをビシッと決めたり、クロエ・ラウ役の東山奈央さんに怒られていたりと、珍しいイメージのレオン役が新鮮だったと、絶賛し盛り上がりました。
梅原さんからのボイスメッセージ&プレゼントコーナーも!
次に、前野さんと津田さんの思い入れのある“推し話数”の上映へ。
前野さんは、ネオ翔龍の市長・セシルの秘書官であるジェイ・ユンに焦点が当たった第17話と迷った末、敵の参謀的存在・ジークの思惑が明らかになってくる第18話をセレクト。第17話は、ジェイの忠誠心が試されるようなシーンでスタジオでは笑いが起こりつつも、そんなジェイの姿が女性キャストに人気だったそうですが、第18話のジークとレオンの戦闘シーンに注目してほしいと語りました。
津田さんは、前半のクライマックスともいえる第15話をピックアップ。見どころの1つであるアクションシーンでは、個人の戦闘能力が求められるものの、チームで戦う良さが見えることから、そこを楽しんでほしいとアピールしました。
第15・18話上映後、前野さんらが再登場すると、OP・EDを担当するBUMP OF CHICKENの“推し話数”を、ジェイ役の梅原さんがボイスメッセージで紹介するサプライズが。それぞれ納得の理由とともに、第13・16・19話が選ばれていました。
ちなみに、梅原さんは「ジェイがレオンに麻婆豆腐を振る舞い、2人の関係性が近づいたと感じる」という理由から第13話を選択。BUMP OF CHICKENと梅原さんのサプライズメッセージを喜んだファンからは、温かい拍手が起こっていました。
そして、ドラマCD、イベント情報などの告知や、津田さんの立ち姿がカッコいい、とポーズをまねた向さんも加わってのフォトセッションが続き、笑いの絶えない時間もいよいよ終わりに。
最後に、津田さんは「この後、22話を見ていただき、最後のクライマックスへと続いていきます。イベントもありますし、また直接お会いできる機会があるとうれしいので、全力応援お願いします」とコメント。
前野さんは「果たしてどうなってしまうのか、とクライマックスに向けて加速していきますので、皆さんの目で最後まで見守っていただければと思います。2クールで一区切りとなりますが、今後も何らかの形で展開していけるよう、引き続き応援お願いします」と締めくくり、第22話先行上映会をもってイベント終了となりました。
[取材・文/小澤めぐみ]
営業職を経験後、記者・編集業務に携わりフリーへ。男性声優を中心に、漫画、アニメ、外ドラ、BLなど浅く広く好奇心は一人前。飲食、旅行、音楽、(ヘタだが)写真撮影、話を聞くことも好きで、近年の自粛生活は苦痛。最近のお気に入りは『薬屋のひとりごと』『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』。王道モノから西東問わず歴史モノなど“ファンタジー”や“ミステリー”が好物。今はもっぱら藤沢朗読劇中毒
TVアニメ『重神機パンドーラ』作品情報
<放送・配信情報>
TOKYO MX 毎週水曜23:30~
WOWOW 毎週金曜21:30~
BS11 毎週金曜23:30~
MBS 毎週土曜27:38~
Netflix 日本先行独占配信/全世界展開決定
<INTRODUCTION パンドーラ編>
2031年、次世代エネルギーとして開発されていた量子リアクターの暴走事故「翔龍クライシス」により世界は激変した。突如、地下から広がったその閃光は都市ビル群を呑み込みながら大地を覆い尽くし、やがて生物、機械、植物を超越・融合した未知なる特異進化生物「B.R.A.I」が出現した。
7年後、翔龍は絶対防衛都市「ネオ翔龍」へと生まれ変わっていた。驚異的スピードで進化を遂げ人類を滅亡の危機に陥れたB.R.A.Iに対抗する、人類最後の希望の砦である。運命に導かれネオ翔龍に集う、レオン、クロエ、クイニー、ダグ。彼らを防衛軍へと迎え入れる、セシル、ケイン、ジェイ、グレン。そして、人類の存亡をかけて戦う特殊部隊「パンドーラ」が誕生する。契約の時、希望は彼らに託された――
<スタッフ>
原作:河森正治・サテライト
総監督:河森正治
監督:佐藤英一
シリーズ構成:根元歳三
キャラクター原案:江端里沙
キャラクターデザイン:安彦英二
重神機デザイン:河森正治
色彩設計:林可奈子
美術監督:伊藤聖
美術設定:青木智由紀、森岡賢一
撮影監督:久保田淳
編集:兼重涼子
CGディレクター:後藤浩幸
CGスーパーバイザー:原田丈
重神機モデリング:小川朗広、渡邉健人、忽帥
モニターグラフィックス:影山慈郎
特殊効果:飯田彩佳
音響監督:濱野高年
音響効果:中島勝大
音響制作:マジックカプセル
音楽:得田真裕、眞鍋昭大
音楽制作:フライングドッグ、ワンミュージック
オープニング主題歌:BUMP OF CHICKEN「シリウス」(TOY'S FACTORY)
エンディング主題歌:BUMP OF CHICKEN「Spica」(TOY'S FACTORY)
挿入歌:西沢幸奏「Meteor」(フライングドッグ)
制作:サテライト
<キャスト>
レオン・ラウ:前野智昭
クイニー・ヨウ:花澤香菜
ダグ・ホーバット:津田健次郎
クロエ・ラウ:東山奈央
グレン・ディン:内田雄馬
ケイン・I・ハサン:石塚運昇
ジェイ・ユン:梅原裕一郎
セシル・スー:茅野愛衣
Mr.ゴールド:檜山修之
ジーク:中村悠一
ワン:近藤孝行
フォー:石川界人
ロン・ウー:石田彰
フィオナ:能登麻美子
エミリア・ヴァリ:瀬戸麻沙美