音楽
ARP「KICK A’LIVE 3」レポ 

レオンが明かした感謝「仲間にしてくれてありがとう」 ARP「KICK A’LIVE 3」レポ 

ARを駆使した4人組ダンスボーカルグループ「ARP」が、ベルサール高田馬場にて6度目となるライブ「KICK A’LIVE 3」を開催しました。8月24・25日全4回公演のうち、最終公演となる25日夜の部をレポートします。

またひとつ距離が縮まった最終公演

ライブ前半では、個々にソロ曲をパフォーマンス。『Blood-D』を披露したダイヤは大きな体を使いダイナミックに、レイジは『運命論』で張りのあるロングトーンを聞かせました。個性の表れたダンスや歌からは、4人それぞれの思いが伝わってきて観客の心を動かします。

ソロのあとは、漫才も。ウサ耳をつけたシンジとレオンが、オリエンタルラジオの武勇伝を長尺でやりきり、観客から大きな拍手と歓声が送られました。音楽を主戦場とする彼らが、違う顔を見せてくれるひととき。先程までリズムに合わせてペンライトが揺れていた会場も、空気が一変。幾度も笑いが起こり、ギャップに心掴まれていきました。しっかりウケたことで、シンジ&レオンもまんざらではない様子。

また、MCではレイジの独壇場。「(今着ている)この衣装は、イカだね。イカをモチーフにした衣装」と言ってみたり、「スタッフが成長できないから」とあえて楽曲のダメ出しをさせてみたりとトークを自由に回しました。シンジたちはタジタジ。ツッコミも追いつかないほどでした。

ともあれ、音楽が鳴ればキラキラと舞い踊ります。中盤では『Burn it up』など新曲を披露。DA PUMP KENZOさんによる個性の際立った振り付けと「バニラ(Burn it up)」を連呼するサビはまさにキャッチーで、観客からも特大コールが飛びました。

ARPのライブでお決まりとなっているバトルは、カバー曲歌唱権とセンター権を勝ち取るべく行なわれました(バトルのシステムは別記事を参照)。結果、カバーはダイヤ、センターはレオンが獲得! ダイヤは、「(今後のことは)何も考えてません! 必死だったから」と率直な気持ちを伝え、レオンは飛び跳ねて喜びました。とくにセンターは2日間4公演のポイントを合算しており(カバーソングは1日2公演のポイントを合算)、1日目の途中経過が1位だったとしても気が抜けません。

だからこそ、途中経過ともに1位で勝てたことはレオンには嬉しかったようです。「たんたん」と呼ぶ自身のファンたちに向け、丁寧に手を振り笑顔を交わしました。また、3人への思いを伝える場面も。「今も3人は僕の憧れ」「仲間にしてくれてありがとう」と伝え、またひとつ仲を深めました。

こうして、『Start of the start』へ。別れを惜しみつつも心が温まる楽曲で、締め。アンコールでは『Paradise』のほか、事前のセットリストにはなかった『The World Is Mine』をアカペラで歌唱し、ARPとARS(ファンの総称)の距離も縮まりました。

終演後、満足そうな観客たちの笑みがこぼれた「KICK A’LIVE 3」。12月14・15日には、DMM VR THEATERにて再上映公演「REWIND VI」が開催予定です。

セットリスト

01.The Show Must Go On
02.Blood-D
03.運命論
04.A Song For You
05.Turn up Baby!
06.漫才
07.Finalist
08.We Rock!!
09.Dive into Love
10.Raise Your Flag
11.Burn it up
12.星無き夜のセレナーデ
13.My deaR
14.rrRrride On!!
15.Dopamine(メドレー)
16.Tender Blue(メドレー)
17.威信傳心(メドレー)
18.Shake!!・全員で歌おうコーナー(メドレー)
19.It's Show Time!
20.Start of the start
21.Paradise
22.The World Is Mine

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