キリト復活……！ 1年4ヶ月と16日の間、ぼくたちは英雄の帰りを待ち焦がれていた――！【ソードアート・オンラインWoU 最終章】

――さぁ、キリト。

2019年3月30日『ソードアート・オンライン　アリシゼーション』24話「ぼくの英雄」初回放送。あの日、英雄キリトは脳にさらなるダメージを負いました。

あの日以降、黒の剣士は立ち上がるどころかまともに話すことすらできなくなり、長いこと彼の勇姿を見ることは叶いませんでした。多くのファンが長い期間「次回こそ……」という気持ちで彼を待ち続けたことでしょう。

あれから現実時間で1年4ヶ月と16日。ついに、あの英雄が、黒の剣士キリトが復活しました！

18話放送直前には、直前PVが公開されるなど大きな盛り上がりを見せ、復活直後にはSNSなどでも話題となったキリト復活。

　
本記事では『ソードアート・オンライン アリシゼーション』におけるキリト復活までの、彼の活躍をご紹介したいと思います。

【Blu-ray】TV ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 8 完全生産限定版

ソードアート・オンライン　アリシゼーション編

2018年10月6日より全4クールでの放送が行われている『ソードアート・オンライン アリシゼーション』編。原作小説における9巻から18巻のストーリーが1年をかけて全て映像化されると発表されるや否や、SNSなどでも大反響が巻き起こりました。

それもそのはず。アリシゼーション編は原作小説内でも最大のストーリーとなっており、「魂のコピー」など登場するワードも今までの“MMORPG”という題材により踏み込んだものに。もちろん、戦闘シーンも過去最大規模の壮大さで描かれており、キリトの活躍を待ち望んでいた方も多いはず。

はじまりは現実世界で起きた“襲撃事件”

6月29日。現実世界でキリトこと桐ヶ谷和人（CV：松岡禎丞さん）は襲撃に遭います。それは“アインクラッド”時代からの因縁の相手である“笑う棺桶（ラフィン・コフィン）”のメンバーの1人、ジョニー・ブラックこと金本敦（CV：逢坂良太さん）によるものでした。

襲撃にはGGO事件でも使用された毒武器が使われ、キリトは脳に甚大なダメージを負います。その治療のため、紆余曲折を経てキリトは菊岡誠二郎（CV：森川智之さん）の手により、STL（ソウル・トランスレーター）という装置に接続されることに。

その装置に繋がれたキリトが降り立った場所は通称“アンダーワールド”。菊岡主導の元に進められていた計画「プロジェクト・アリシゼーション」において中核を担う世界でした。

そして出会う“相棒”という存在

アンダーワールドに降り立ったキリトが最初に出会ったのは、自らの天職（原則的に変更不可である職）である木こりの仕事に従事する少年。ユージオ（CV:島﨑信長さん）と名乗る少年は心優しく、疑うことなくキリトの存在を受け入れてくれました。

そんなユージオに触れ、自分のいる場所がゲームなのか現実なのか分からなくなったキリト。世界の真相を探るためキリトはユージオと行動を共にすることにし、2年の歳月の果てにアンダーワールドの中心、央都セントリアにある“修剣学院”へと入学することに。

法よりも守りたい者のために禁忌を犯した二人

ユージオは幼い頃に禁忌目録（アンダーワールドにおける絶対遵守の法）を破ったことで連れ去られてしまった幼馴染“アリス”を取り戻すために。キリトは世界の真相を探るため、そしてユージオの目的を手伝うために。

それぞれの目的の中、順調に学院で過ごす二人。後輩にも恵まれ“整合騎士”になることも出来るところまで来ていました。アンダーワールド内の人間が住む区域“人界”の中心機関である“世界中央公理教会”に所属する整合騎士は、二人の目的に近づくための目標の一つでした。

しかし、そんな生活の中で二人は禁忌目録に記されている禁忌を犯すことに。後輩である女子生徒に対し貴族学生たちが倫理にもとる行為をおこなったため、ユージオは貴族学生の腕を切り落とし、キリトは内一人を殺害してしまったのです。