日本ナレーション演技研究所

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日本ナレーション演技研究所出身 優木 かなさんインタビュー 前編

2018-07-17 10:00:26

PROFILE

優木 かな(ゆうき かな)

3月10日生まれ。神奈川県出身。ヴィムス所属。2013年に『カーニヴァル』でアニメデビュー、翌年に初のレギュラーアニメ『精霊使いの剣舞(ブレイドダンス)』のメインキャラの1人、リンスレット・ローレンフロスト役を務める。2017年10月から放送中のテレビアニメ『ブラッククローバー』ではヒロインのノエル・シルヴァ役を演じ、2018年7月からは主人公の大空遥を演じる『はるかなレシーブ』がスタート!

今回、ご登場いただく優木かなさんはテレビアニメ『ブラッククローバー』でヒロイン、 7月からの新番組『はるかなレシーブ』で主人公を演じるなど、今注目されている声優です。

そんな優木さんのインタビューを前後編に分けてお届けします。前編となる今回は優木さんのプライベートをクローズアップしつつ、テレビアニメ『ブラッククローバー』と、7月からスタートの『はるかなレシーブ』、そして6月27日にリリースされたアーティストデビューシングル「Kana Note」について語っていただきました。

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――自己紹介をお願いします。

優木かなさん(以下 優木さん):みんなからは「かなしぃ」って呼ばれています。 性格はこう見えて臆病で、ネガティブなんですけど、誰も信じてくれないのが悩みです。血液型も「O型でしょ?」とよく言われますがA型です(笑)。 一度気になるとトコトン気にしてしまったり、引きずってしまう反面、人にほめられるとすごくうれしくなって全力でジャンプをしたり、両極端かもしれません。 長所は意外と周りが見えるところでしょうか。趣味は野球観戦です。埼玉西武ライオンズのファンで球場にもよく行きます。私はよくお仕事の現場に忘れ物をしてしまう人ですが、ライオンズの3色ボールペンは失くしても必ず返ってくるんです。

――最近凝っていることは?

優木さん:コスメ集めを始めました。私は今まで女子らしい趣味がなく、美容にも興味がなかったんです。 それがお仕事でメイクしていただく機会が増えてからは、メイクさんにコスメについて教えてもらったり、情報収集に励むようになりました。今はかわいい化粧品や小物集めにハマっています。

――好きな食べ物はありますか?

優木さん:塩辛です。お酒はまったく飲めないんですけど、ゲソや味噌も好きです。嫌いなものはパクチーです。でも、パクチーが食べられる女性っておしゃれっぽいし、女子力が高そうに見えるので憧れます。

――では現在のお仕事のお話を。昨年10月にスタートしたテレビアニメ『ブラッククローバー』にヒロインのノエル・シルヴァ役で出演されていますが、作品の印象は?

優木さん:原作が連載されている『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)のキーワードは「友情」「努力」「勝利」 ですが、まさにそれを体現している王道の魔法ファンタジー作品だなと。子供の頃、魔法と聞くとワクワクしましたが、その頃のトキメキを思い出させてくれます。 絵も素敵でかわいいんです。デフォルメされた表情をするギャグパートもお気に入りです。中でもノエルちゃんはデフォルメされることが多いのでうれしいですね。 そんなかわいさと、バトルやアクションシーンのカッコ良さとのギャップがバランスよく表現されているところも魅力かなと思います。

――デフォルメといえば本編後に放送されているおまけアニメ「プチット・クローバー」も見どころの1つですね。

優木さん:そうなんです! 原作にないほどデフォルメされたコメディーパートで、アドリブを入れたり、ちょっとした遊びを入れられる、キャスト内でも人気のコーナーです。

――演じるノエルについての印象は?

優木さん:王貴界出身で、普段はツンツンしているけど、年相応にかわいい部分もあったり、実は優しい子なのに素直になれなかったりするツンデレ少女です。強い芯を持った努力家でもあるので、みんなが応援したくなるヒロインだと思います。主人公のアスタを意識しているのに全然気付いてくれる気配がなくて。もうそろそろ気付いてほしいです(笑)。現場でノエルに似ていると言われることがたまにあるのですが、かわいいところではなく、ツンツンしているところとか素直じゃないところらしくて・・・。うれしいけど、ちょっと複雑な気分です(笑)。

――ノエルの魔法属性は「水」で、水魔法を得意としています。

優木さん:ノエルの水魔法は攻撃にも防御にも使えるので、もし私が魔法を使えたら、水属性を選ぶと思います。 私は雨が降っている日は外出したくない人なので、雨の時は水で防御壁を張れたら便利そうだなと(笑)。

――ノエルを演じる時に心がけていることは?

優木さん:素直になれないツンデレさんで、銀髪で少しキツそうに見える風貌や「小虫が」などのキツい言葉使いをよくするので、ただ性格が悪いだけに聴こえないよう、素直になれないかわいさは残して演じるようにしています。

――今後の見どころを教えてください。

優木さん:魔法騎士団に新人として入ったアスタやノエル、ユノが頑張ってどんどん成長していくことで、先輩達の心を動かしていきます。また明確に敵が現れて、アスタやノエル達、魔法騎士団が一致団結して立ち向かっていくので、更に物語が盛り上がっていきます。ぜひお見逃しなく!

――そして7月から始まったアニメ『はるかなレシーブ』で主人公の大空遥役を演じていますが、作品の印象などご紹介をお願いします。

優木さん:ビーチバレーに青春をかけた女の子たちのスポーツ・友情物語で、私が大好きなものが詰め込まれた作品です。題材がビーチバレーで、舞台は沖縄。暑い夏に観るのにはピッタリじゃないかと思います。私が演じる遥ちゃんは身長172センチで性格もおおらか。一方、パートナーのかなたちゃんは身長が151センチで引っ込み思案と容姿も性格も対照的。そんな凸凹ペアですが、だからこそ、お互いにない部分を補い合えるんでしょうね。遥ちゃんがかなたちゃんを引っ張ることもあれば、かなたちゃんが大人な考えで遥ちゃんをたしなめたり。かなたちゃんも挫折を経験しているので、ビーチバレーのペアとしても友人としてもいいコンビだと思うし、そんな2人が友情を育んでいく過程を見守ってほしいです。

――遥はどんなキャラですか?

優木さん:ものすごくポジティブで、まっすぐで前だけしか見ていないような女の子です。 私と正反対でうらやましいです。彼女の前向きさや明るさが周りの人達にも影響を与えていって、まさに主人公らしい女の子ですね。

――遥を演じる時に心がけていることは?

優木さん:とにかくポジティブに。落ち込んでいるセリフなのに元気に演じることが多いんですが、そんな時も決してあきらめたりせず頑張るぞ!という姿勢が伝わるようにとディレクションをいただいています。

――はるかなペアと対戦するチームも双子姉妹のエクレアペアなどそれぞれ個性的ですね。

優木さん:みんなかわいいので、見てくださる方はどの組推しになるのか気になりますね。 また、ペアだからこそ引っ張っていく役回りの子がいたり、足りない部分を補いあう様子もおもしろいですし、試合中のやり取りにも注目してほしいですね。

――収録は女性が多そうですね。

優木さん:キャストは男性がいないらしいです。でもおじいちゃんの後姿は見えました。 セリフはないけど(笑)。収録では1話の段階で絵がもうあって、私はカラーの絵を見ながらアフレコをするのが初めてだったのでちょっとだけ戸惑いました。

――試合のシーンなどご覧になった感想は?

優木さん:動きもすごく迫力があって思わず息をのみました。音もきれいで、SEの砂を踏んだ時の“サクッ”という音とか、ボールを打った時の“パシーン”という音がリアルで。夏を感じさせてくれるBGMなど、音響にも注目してほしいです。はるかなペアをはじめ、女の子達がかけがえのない夏に青春を燃やす姿を見て、学生の皆さんは共感したり、大人の方はかつて部活などに打ち込んだ青春を思い出したり、いろいろな形で楽しんで 観てもらえたらうれしいです。

――6月27日にシングル「Kana Note」でアーティストデビューもされましたね。

優木さん:作曲とサウンドプロデュースを霜月はるかさんにしていただいて。私が声優になる前から霜月さんは大好きなアーティストだったので本当に夢のようです。表題曲は3拍子のワルツの優しいメロディで、声をいくつも重ねた美しいハーモニーと重厚なサウンドになったと思います。私の声だけでなく、霜月さんがコーラスを入れてくださったことにも感動しました。

――作詞は優木さんご自身が担当されていますが、曲名の由来や歌詞のテーマは?

優木さん:「Kana Note」は、以前からやっている私のブログのタイトルであり、今配信中の私のラジオ番組名にもなっています。この言葉は、もし人生が1冊の本だとするなら、大切な想いを書き綴ったノートのような1冊にしたいという願いが込められています。私はアーティストデビューしたばかりであり、声優としても未熟な部分が多々あります。そんな私の真っ白なページに皆さんの想いを書き込んでいただけたら嬉しいです。歌詞はこれまで応援してくださったファンの皆さんや支えてくださったスタッフの皆さんへの感謝と、「これからもよろしくお願いします」という想いを込めて書きました。

――MVも制作されたそうですが、どんな映像になったのでしょうか?

優木さん:曲名にちなんで、ノートを手に一歩ずつ歩いたり、少しずつ書き綴ったりと歌詞に寄り添ったストーリー性のある映像になっています。清らかなイメージの私も見られます(笑)。リップシンクをするのは初めてだったんですが、歩きながらのリップシンクには苦戦しました。撮影時はすごく寒かったけど、集中していたせいか、寒さを感じなくて。初夏頃の発売だったのでよかったです(笑)。 ちなみに初回限定盤にはMVがダウンロードできるM∞CARD(エムカード)が付いてきて、曲のMP3データもダウンロードできてお得なのでオススメです。

――カップリングの「孤独のナイトライダー」はどんな曲ですか?

優木さん:表題曲がふんわりした感じなので、ちょっとだけ疾走感があって、ライブの際はみんなとノレるんじゃないかなという曲になっています。いくつかの候補曲の中からスタッフさんと一緒に選ばせていただきましたが、この曲は一目惚れならぬ一聴き惚れでした。 レコーディングのディレクションをしてくださった霜月さんも私も物語性のある楽曲が好きなので、歌詞も1つのストーリーとして展開されています。 この「カッコいい“孤独のナイトライダー”というタイトルからいったいどんな物語が?」と気になる方も多いと思いますが、ぜひシングルを聴いてください(笑)。

――9/2に1stライブが控えています。意気込みをお聞かせください。

優木さん:ソロアーティストとしてステージに立つのは初めてなので、すごくドキドキしています。 今はどんな振付にしようか、どんな演出をしようかとスタッフさん達と相談したり、ラジオ番組『優木かな Kana Note』でリスナーの皆さんとサイリウムはどんな色がいいかなと相談しながら、一緒に作り上げている最中です。 1stシングルを皆さんの前で、生でお届けできるのがすごくうれしいです。更に秋頃に発売予定の2ndシングルをお披露目する予定もあります。私の『Kana Note』に記される大切な出来事になると思うので、皆さんの想いと声を会場で私の真っ白なページに記してください。

<取材・文:永井和幸>

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