中島ヨシキさん＆梶原岳人さん出演、「aninight Girls Floor feat.カラソニ＆ソニラジ!!」レポート｜「DJイベントで聴いてみたいカラソニ楽曲」の結果発表や朗読ドラマ「DJナイト -瀬文くん戻ってきて-」で大盛り上がり【AGF2025】

「DJイベントで聴いてみたいカラソニ楽曲」の結果発表

ここで、事前にファンの皆さんに向けて募集していたアンケート「DJイベントで聴いてみたいカラソニ楽曲」の結果発表が行われました！　

1位「TRUE CROWN」2位「secret riff maker」3位（3曲同率）「Begin on buddy」「Grow up!!」「Trip on」が紹介されると、「バラード曲は来ないんだ！」と梶原さんが驚きの表情を浮かべてます。また結果発表中には、楽曲に合わせて中島さんと梶原さんがジャンプしながら楽しんでおり、DJイベントならではの姿を見ることができました。

そして、中島さん＆梶原さんによる朗読ドラマ「DJナイト -瀬文くん戻ってきて-」の生アフレコでは、中島さん演じる加地春飛と梶原岳人さん演じる瀬文永久が、DJイベントに出演することに！

緊張を隠せない永久に春飛がリラックス効果が得られる自作サプリを飲ませると、永久の性格が急変。「俺は森。観客は風。共に揺らめき、奏で合うんだ」と普段と異なる永久の姿が描かれていきます。「これ絶対に事故る！」と慌てふためく春飛とは裏腹に、永久の発する言葉に会場は大盛り上がり！　春飛が永久に渡したサプリは単なるビタミン剤だったものの、この一件で春飛は「次から瀬文くんには、何も飲ませないようにしよっと……」と誓うのでした。

DJイベントパートでは、池袋電音部・雅賀烈賀役の矢吹真央さんがDJブースに立ちイベントを盛り上げます。その後は「aninight Girls Floor」と『東京カラーソニック!!』のコラボということで、矢吹さんと中島さん、梶原さんによるクロストークも展開されました。『東京カラーソニック!!』や中島さん、梶原さんが演じるキャラクターの魅力が改めて紹介されました。

さらに、シリーズすべての楽曲の作詞を担当している原作ディレクター・東妻先生からのメッセージも。イベントでは紹介しきれなかった先生からのコメントも含めて本レポート内に掲載いたします！

──作詞はどのように行われているのですか？

東妻リョウさん（以下、東妻）：カラソニの楽曲は、音が先に出来ています。作曲家さんに曲のイメージ書を渡し、デモが上がってきたら、そのメロディに合わせて作詞をしていく作り方です。歌詞ができるスピードは曲によって本当に違っていて、1時間で書けてしまうこともあれば、3日以上かかることもあります。

特に、本編と深く関わるソロ曲は、物語より先に作詞をしなければいけないことも多く、あとでストーリーとずれないよう言葉のひとつひとつを何度も確かめながら進めるので向き合う時間も長いです。

作詞作曲サイドのキャラクターの気持ちは常に大切にしていて、例えば春飛の作る曲なら、「彼から出る言葉は、これであっているか。成長した今ならこれまでより前向きな言葉を使うんじゃないか」など、何度も自問自答しながら書いています。

カラソニは物語と楽曲がしっかり繋がっているので、ストーリーのあとに曲を聴くお客さまの気持ちの流れを大切に、作詞をしています。

──制作する上で苦労した、また楽しかった楽曲について教えてください。

東妻：新鮮だったのは、現在リリース中の「Sugar Popシリーズ」の楽曲たちです。恋がテーマということで、作曲側のキャラクターたちの恋愛観を自分の中で深く掘りさげて、歌詞にしていきました。楽しさの反面、ある意味、挑戦でした。

また、これまでで一番思い入れのある曲は、3rdシーズンの主題歌「TRUE CROWN」です。3rdはキャラクターたちが大きな壁を乗り越える時期で、作品にとっても非常に重要なシーズンだったのでおそらく、全楽曲で一番悩みながら作詞しました。結果、3rdシーズンを象徴する曲になったと思っていますし、自分の中でもとても大切な楽曲のひとつです。

──「春飛が作る楽曲」において、意識していることを教えてください。

東妻：春飛は「天才」という言葉を背負っているキャラクターです。その二文字に、彼がどう向き合っているのか。音楽に対して、何を感じているのか。その時々の春飛の心を意識して作詞しています。

皆さまもご存知と思いますが、彼の人生にはとてつもなく大きな変化がありました。春飛が音楽で一番大切にしていることは、自分が楽しいかどうか。彼から生み出される彼の新しい音や歌詞を、お客さまにも「変化する心模様」として感じて貰えたら嬉しいなと思っています。

──「永久が歌う楽曲」において、意識していることを教えてください。

東妻：永久は感覚的に音楽を捉える力があって、歌唱力も本当に高いボーカリストです。どんな曲調でも表現できる永久だからこそ、彼の成長に合わせて、楽曲も少しずつ幅を広げていっている感覚がありますね。

たとえばバディの未來が作る楽曲は、「明るい未來の中に潜む、暗さや切なさ」を意識しているのですが、そういった目に見えない感情を、歌うことで具現化できるのも永久の魅力のひとつです。彼のボーカリストとしての才能が引き立つ楽曲になるよう意識しています。

──会場のお客様にメッセージをお願いいたします。

東妻：「東京カラーソニック!!」を応援してくださっている皆さまに、心から感謝しています。物語やキャラクターを愛してくださること、そして音楽を受け取ってくださることが、私たち制作チームにとって何よりの力です。

今夜は、カラソニの世界を思いきり感じて、最高の時間を過ごしてください！

『カラソニ』の曲作りにまつわる想いが語られ、4thライブに対する期待が高まるような形でトークパートを終えました。

その後は DJ、KAN TAKAHIKOさんによるカラソニ楽曲を中心としたDJプレイに会場は盛り上がります。一部の楽曲では中島さんと梶原さんが再び登壇し、客席からは歓声が上がりました。その後も魅力的なDJたちによるプレイで、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。

2026年1月には「東京カラーソニック!! Special Live～Sugar Pop～」（4thライブ）の開催も控えている『東京カラーソニック!! 』。ライブを盛り上げるためにクラウドファンディングが実施されているので、こちらもぜひチェックしてください！

［取材・文：笹本千尋　撮影：MoA］