【TAF2010】あの『牙狼(GARO)』が3Dでスクリーンによみがえる! 影山ヒロノブ氏も熱唱した『GARO ~RED REQUIEM~』製作発表会!
2010年3月25日~28日、東京ビッグサイトで開催された『東京国際アニメフェア2010』。今回は、パブリックデーの初日、メインステージにて行われた『GARO ~RED REQUIEM~』製作発表会をレポート!
『GARO』は2005年に放送された特撮番組。それが今年、3D映画『GARO ~RED REQUIEM~』として復活する。今回の発表会には雨宮慶太監督、小西遼生さん、松山メアリさん、斎藤洋介さん、倉貫匡弘さんが登場。キャストたちは作中の衣装に身を包んでの気合の入った登場だ。
雨宮慶太監督は、「『GARO』が帰ってきました。一番大きな見どころは全編デジタル3Dで制作しました。立体で動くすさまじいバトルが満載なので、劇場で堪能してください」とあいさつ。小西さんは収録にはつらい記憶のほうが多いと笑いながらも、3Dで新しい表現を見せられることへの期待を、松山さんは「ワイヤーアクションが痛くて大変!」としながらも、映像が美しく仕上がった喜びを語っていた。“3Dならでは”の部分を語ってくれたのが斎藤洋介さんで、「今度の作品は3Dなんですが、台詞は間違ってないのに監督からNGが出るんです。画面を実際に見るとわかるんですが、3Dだと左右の動きをしてもだめなんだ、前後の動きが生きるんだということがわかりました。倒すべき相手がCGで現場にいないので最初に戸惑いましたね。この衣装、真夏は本当に暑くて嫌な記憶しかないので、早く脱ぎたいです(笑)」とコメント。倉貫さんは斎藤さんのコメントの長さにつっこみつつも、「魔戒法師3人はずっと一緒だったんですが、みんなクールななか、人間臭い役で楽しんでやれました。すごく楽しかったです」と結束の強さをアピールした。
ここでステージには影山ヒロノブさんが登場。ライブで「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」を熱唱すると、会場は大歓声に包まれた。実は映画で影山さんは、声の出演も果たしている。影山さんは「(声優としては)素人のようなものなんですが、参加させてもらってます。こんなに長く関われる作品になって、嬉しいです!」と語っていた。ここで再び登場した監督から明かされたのだが、実は客席には、今回登壇していない役者や、スタッフが大勢いるとのこと。中には涙ぐむ関係者の姿もあり、仕事抜きでこの場を見届けに来るほどの、結束が伺えた。最後は雨宮監督が、「『GARO』は皆さんに愛されてここまで来ました。これからもサポートをよろしくお願いします! 公開まで時間はありますが、3D上映は色々な見方がありますので、ぜひ劇場まで会いに来てください」と締めくくったのだった。
<取材・文:中里キリ>
>>『牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~』公式サイト
>>東京国際アニメフェア2010