小野坂さんと小西さんの爆笑トークで大盛り上がり！ 「劇場版『銀幕ヘタリア』＆OVA『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』先行上映イベント in TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」イベントをレポート!!

　2011年2月20日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで「劇場版『銀幕ヘタリア』＆OVA『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』先行上映イベント in TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」が開催された。これは、OVA『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』の新作が2月25日発売されるのに先駆けての先行上映と、両作品に共通して出演する声優のトークイベントを兼ねており、ゲストとして小西克幸さん（『ヘタリア』アメリカ役／『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』ロイド・アーヴィング役）、小野坂昌也さん（『ヘタリア』フランス役／『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』ゼロス・ワイルダー役）が登場した。2人の爆笑トークはもちろん、客席を巻き込んでの生コメンタリーなど大いに盛り上がったイベントをレポート！

●爆笑ナレーションから始まるシリアスなOVA先行上映

　まずは小野坂さんと小西さんによるイベントの諸注意から。小野坂さんからは小西さんに「アメリカみたいにやって！」「カナダっぽくやってよ」と読む声のキャラリクエスト。リクエスト通りのキャラで諸注意を読み上げる小西さん。そして、小野坂さんはフランスっぽく読む…と思いきやパフィンで読んだり、小西さんから「ゼロスで聞きたいな」というリクエストがあるとゼロスらしく軽快に、「フランス兄さんが聞きたいな」と言われると小野坂さんらしいコメントに早替わり。そんな楽しいナレーションが終わると、2人揃って元気に登場！

　まずは『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』の先行上映から。作品を知らないという人のために、小野坂さんと小西さんが書いたあらすじイラストをスクリーンに映しながら、物語の軸となるシルヴァラント編とテセアラ編について解説。小西さんが書いたカラフルで可愛らしいイラストが映し出されると「上手！」と会場からは拍手が起こった。解説が中盤に差し掛かり小野坂さんのイラストが映し出されると、会場は大爆笑。何とも斬新で個性的な、しかしキャラクターの特徴を捉えたイラストに笑いと共に大きな拍手が小野坂さんに送られた。解説が終わるといよいよ上映へ。

　コレット救出のため、ユアンらレネゲードと共に“飛竜の巣”へ突入したロイドたち。そこでロイドはかつての仲間・クラトスと対峙する。自分たちを裏切ったクラトスに怒りの眼差しを向け、剣を構えるロイド。しかし、ユアンの刃が捉えたのは…ロイド。クラトスを見据えながらユアンは冷たく、驚くべき言葉を放つ。「息子の命が惜しいと思うなら我々に従え」。そこで、ロイドはクラトスが自分の父であるという衝撃の事実を知る。駆けつけたゼロスたちに促され、コレット救出へと走り出すロイド。コレットの運命は？衰退世界・シルヴァラントと繁栄世界・テセアラ、両方の世界を救う術はあるのか？そして、テセアラの神子であるゼロスの真の目的は？…続きが気になるドキドキの展開の中、上映は終了。テセアラ編は4巻で完結し、いよいよストーリーの終盤となる世界統合編へと続く。

●シリアスから一転！爆笑に包まれた『銀幕ヘタリア』生コメンタリー

　上映が終わると2人が再登場。見た感想を話しつつも小野坂さんは「あれ、フラグなのかな…」とぽつり。OVAの原作ゲーム『テイルズ オブ シンフォニア』では分岐ルートがあり、ゼロスとクラトスのどちらか一方しか仲間に出来ないのだ。「クラトスはロイドに『お前は間違うなよ』って言って、ゼロスは『俺は強い方の味方だぜ』って言ってるでしょ？え～どうなるの？」と言う小西さんに、「2人共、フラグ立ってるじゃん！」と興奮気味の小野坂さん。2人も最終的にどちらを仲間にするエンディングを迎えるのかを知らないそうで、「今、僕たちもビックリしているんです」（小西さん）。「クラトスがあの台詞を言わなかったら、俺、完全にいなくなるフラグだったからね」と小野坂さん。世界統合編はどのようなエンディングとなるのか、期待したい。

　シリアスな展開の『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』に続いては、『劇場版 銀幕ヘタリア Ａxis Ｐowers Ｐaint it,Ｗhite（白くぬれ！）』の上映。小野坂さんと小西さんが客席に移動し、ポップコーンとドリンク（アメリカ役の小西さんは勿論コーラ）を片手に生コメンタリーを行うことに。『銀幕ヘタリア』のアフレコ当時を思い出しながらのトークや映像に合わせて台詞を入れてみたり、ツッコんだり、「小野坂さん、ポップコーン飛ばさないでよ！」（小西さん）と、観客と一緒に上映を楽しみながら生コメンタリー。フランスがイギリスに結婚を申し込む回の話では「俺、この回、好きなんだよね～」と小野坂さん。イタリアがドイツに絡むシーンでは「イタリア、うっとおしいなぁ」と、小西さんもしみじみコメント。女の子キャラクターが登場すると、「ハンガリー可愛い～！」と小野坂さんが絶叫。シーランドが登場すると「ジーニアス（CV:折笠愛）が来た！」と『テイルズ オブ シンフォニア』を絡ませてコメント。後半になると、小野坂さんは“らしさ”を発揮し、下ネタも絶好調に。最後は、DVDオリジナルバージョンの新作エンディングが流れ、終始、笑いに包まれた中、『銀幕ヘタリア』の上映が終了した。

　2作品の上映会と生コメンタリーを終えて、「誰かがつっこんで、みんなもやっぱりそう思っているんだって一緒に楽しめるのがいいね」と小野坂さんのコメントに続いては、『ヘタリア』について用意されたお題に答えるテーマトークコーナーへ。このトークパートは『ヘタリア』のDVDに収録されるそうで、急に真面目な様子になる小野坂さん。まず、お互いのキャラクターについて「アメリカは凄い高い声で喋り続けるから、後ろから見ていて小西君が心配」と小野坂さん。小西さんはPSP用ゲームの収録時に声を潰してしまったと、キャストの苦労話を披露。また、生コメンタリーを行ってみての感想として「なかなかこういう機会がないし、みんなで協力して、一緒に見ている感じがしていい」（小西さん）。続いては、アフレコ現場についての話となり、ここで『ヘタリア Ｗorld Ｓeries』の最終アフレコが終わったことを発表。実は、アニメ第4期『ヘタリア Ｗorld Ｓeries』が、3月11日（48話）の更新で最後を迎えたのだ。最後は感動的なストーリーになっているそうなので、お見逃しなく！
　そして、イベントといえば…プレゼント抽選会。小野坂さんと小西さんのサイン入り『テイルズ オブ シンフォニア』スクールカレンダー、『銀幕ヘタリア』の台本、2人がパーソナリティを務めるラジオ『小野坂・小西のO＋K』のオリジナルTシャツをプレゼント。抽選で選ばれた3人には、貴重なプレゼントが渡されると遂にイベントもラスト。最後は2人から「今日はありがとう！またイベントがあれば来て下さいね」（小野坂さん）、「生コメンタリーは初めてでしたが、ワイワイガヤガヤやれて楽しかったです。今度はみんなでもっと声をあげてやりたいです」（小西さん）とメッセージ。大きな拍手と歓声の中、上映イベントは終了した。

＜取材・文：奥村寿代＞

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