一日遅れのバレンタインデー、いや「聖ショコラトル・ナイト」『ヴァンパイア騎士』DVD＆コミック連動企画スペシャルイベント開催！

　黒主(クロス)学園に隠されしヴァンパイアの秘密。惹かれ合いし男女の恋の行方――。

　樋野まつり原作の人気コミックで、2008年、4月と10月にTVアニメ化されて人気を博した『ヴァンパイア騎士』。そのTVシリーズDVD第5巻（限定版）と『ヴァンパイア騎士』コミックス8巻、9巻の発売記念連動企画スペシャルイベント「聖ショコラトル・ナイト」が、都内某所で開催された。イベントは男性キャストによる女性ファン向けのステージ「男子の部」と、女性キャストによる「女子の部」の2部構成で行われ、それぞれ抽選で選ばれた200名のファンが会場に集まった。

　レポートは2部の「女子の部」より、黒主 優姫（くろす ゆうき）役の堀江由衣さん、早園 瑠佳（そうえん るか）役の皆川純子さん、遠矢 莉磨（とおや りま）役の喜多村英梨さんによるステージを紹介していこう。

●キャストの登場！　TVアニメ『ヴァンパイア騎士』を振り返って

　司会者の呼び込みで登場した堀江さん、皆川さん、喜多村さん。この日の衣装のポイントについて語るところからトークの口火が切られた。

　「バレンタインと言えばチョコレート。チョコを意識してブラウンも少し意識しました」（皆川さん）

　「ナイトクラスが存在する黒主学園を意識して黒にしてみました。夜空もイメージしてキラキラも入れてみました」（堀江さん）

　「莉麿をイメージした衣装。小さな帽子がワンポイントです」（喜多村さん）

　昨日のバレンタインデーについて「たまたま土曜日と重なっていただめに、現場で人と会う機会もなくチョコをあげずに済んだと」語る3人。チョコをあげなくても済むのもまた女の子をホッとさせるものであることも語られる。

　そんな雰囲気の中でTVアニメーシリーズ2つの収録を振り返って3人は、「まだまだ続きがありそうな締めくくり方。原作もまだまだ続いていることですし、この先が気になります」（堀江さん）

　「報われなかったキャラなので切ない気持ちです。人間離れした美しさを出したかったのですが、出来なかったところがもどかしく思いました」（皆川さん）

　「支葵とちゃんと結ばれたことがよかったです。各キャラクターにそれぞれバックボーンが用意されていて、それらにスポットを当てたアナザーストーリーがこの先できたらいいなと興味があります」（喜多村さん）

　また『ヴァンパイア騎士』には制服をはじめ、小物にも独自の世界観があり、グッズにしたらいいなと女性キャストならではの感想も飛び出していく。


●熱く語られた質問コーナー。テーマはバレンタインの思い出？！

　そしてトークは最初のコーナー「聖ショコラトル・ナイト　告白の時間」へと進む。このコーナーでは、普段はなかなか聞く事の出来ないキャストへのバレンタインデーにちなんだ質問を投げかけられた。

　「登場人物の中でいちばんカワイイ　キャラは？」の問いに3人は「マスコット的雰囲気を出している支葵は、カワイイと思うし人気も高いのでは？」（喜多村さん）

　「瑠佳です。自分の役でごめんなさい。。。一途なところにグッときました。あんなに素敵な委員長や架院がいるのに、どうしても枢さまなんだという報われなさに愛しさを感じます」（皆川さん）

　「基本みんなカワイイんですけど、迷って優姫です。髪型がショートバージョンとロングバージョンが見られたのがポイントです」（堀江さん）

　ちなみに男性キャラで言うと、一途さで壱縷（喜多村さん）。委員長（堀江さん）ウザカワいさが気になるところで藍堂（皆川さん）といった声が上がっていた。

　「キャラクターにチョコレートをあげるとしたら誰？」の問いには

　「気持ちを抑えて支える側に回っているところが、カッコいい架院かな」（皆川さん）

　「一条先輩。楽しい雰囲気のまま1日が過ごせそう。ちゃんともらってくれそうな、壱縷もいいな」（喜多村さん）

　「一条先輩はあげやすいキャラクターですね。壱縷もほかの女の子のチョコをもらわなそうだから（笑）ありなのですが、ここでは空気を読みつつ理事長にあげようかな（笑）。優姫にもらえるのかとソワソワしている姿を想像すると可哀相なので…」（堀江さん）

　とトークも熱くなってきたところで、3人のバレンタインでの思い出話が語られていく。3人の経験したこととは？

　「女の子の方にモテたので（笑）、バレンタインデーもホワイトデーももらう方でした」（喜多村さん）

　「ラジオ番組のチョコ対決で前日夜中まで必死に作ったにも関わらず、対決には敗れてしまったこと。チョコは作るものじゃないと思いました（笑）」（堀江さん）

　「小さい頃に憧れの男の子にあげて、もらってもらえなかったのが切なかった。でもあの甘酸っぱさや光景はこの年齢でしかできない経験であり、とてもいい思い出です」（皆川さん）

　と貴重な話も聞けるステージとなった。

　さらに質問は作品にも及び「『ヴァンパイア騎士』に一言物申す」の問いには、「ゲームになぜ出られなかったの？」の3人から一斉に声が……。そしてぜひ続きをやりたいとの希望も出された。そして「今だから言える『ヴァンパイア騎士』秘話」の問いには、喜多村さんから語られた「ブランスボールに乗って、バランスを崩してしまった」“バランスボール事件”でしばしステージは盛り上がるのだった。


●ミニドラマにバレンタインメッセージとキャラクターボイスで会場を魅了

　後半はアニメの脚本を担当し、ノベライズの原作者でもある藤咲あゆなさんが、このイベントのためだけに描き下ろしたミニドラマのコーナーと、バレンタインメッセージのコーナーで会場を魅了する。ミニドラマでは、優姫と瑠佳と莉磨3人が、バレンタインのプレゼントに「恋がかなうというチョコ」を求めてショップを赴く姿を描かれ、バレンタインメッセージは、優姫と瑠佳と莉磨3人が贈る声のチョコレートは会場のファンを大いに酔わせた。

　ステージのラストでは、3人の幸運な方にサイン入り宣伝用ポスターが当たるプレゼント抽選会が行われた。プレゼントはこれだけに留まらず、残念ながら抽選で選ばれなかった方たちにも終演後全員に『ヴァンパイア騎士』SDキャライラスト入りの特製チョコが振舞われ、素敵なバレンタインのプレゼントとなった。『ヴァンパイア騎士』DVD＆コミック連動企画スペシャルイベント「聖（サン）ショコラトル・ナイト」はここに閉幕するが、バレンタインとショコラトルを絡めた素敵な一夜をファンに贈るものとなった。

堀江由衣さん

皆川純子さん

喜多村英梨さん