【マチ★アソビ】ここだけの本音やエピソードが続々！　第3回業界関係者トークショーを速報レポート！

　徳島をアソビ尽くすアニメ系総合イベント“マチ★アソビvol.3”が、2010年5月2日～4日の期間で開催中！　今回は、5月3日夜に徳島・ユーフォーテーブルカフェに隣接した新町川文化ギャラリーで開催された、第3回業界関係者トークショーを速報レポート！

●徳島ならではの豪華業界人トーク祭！

　業界関係者トークショーとは、マチ★アソビ第1回から開催されている名物企画。ユーフォーテーブルの近藤光社長がホスト役になり、ファンからの質問に、マチ★アソビに協力する企業のプロデューサー勢や、出演ゲストたちがどんどん答えていく……というコンセプト。首都圏を遠く離れた徳島の地の開放感とアルコールの力もあり？　これは表に出せない！　というここだけのギリギリトークが飛び出しがちなことでもおなじみのイベントだ。新町川文化ギャラリーに入りきれない人たちに関しては、ユーフォーテーブルカフェ店内での同時生中継も実施。カフェと客席が目と鼻の先なこともあり、会場から近藤社長が聞こえてる？　と問いかけると、カフェ側の観客が大きな拍手で直接返答するような距離感だった。

　トークショーには、マチ★アソビに協力する各社の敏腕プロデューサー勢やMOSAIC.WAVの2人などが参加。今回ホットだった参加者には、電撃文庫の編集者・三木一馬氏とライトノベル作家の伏見つかさ氏の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』コンビ、そして香川でうどんを食べまくったついでにプライベートで遊びに来たというジェネオンエンタテインメントの名物プロデューサー・川瀬浩平氏などが。伏見氏の独特の語り口は近藤社長もキャラが立ってきたと認めるほど。そしてトーク巧者として『ギョーカイ時事放談』などの番組も持つ川瀬氏は、きれいにまとめる真面目な質問はアニプレックスの岩上プロデューサーらに水が向けられ、何やきなくさい？　話は川瀬氏にふられがちな状況に、思わず苦笑していたのだった。

　今回のトークショーは途中からUstreamで実験的に生配信されていたこともあり、真面目で真剣なやりとりが比較的多く見られ、業界の実情や今後についても様々な視点からのトークを聞くことができた。テレビ東京『アニメノチカラ』枠に見るオリジナル作品の可能性や、徳島の食べ物に関するローカル話、次回以降の企画を客席に求めたりと、興味深い話題が満載のトークショーだった。近藤社長に対してもいつもの調子でガンプラの素晴らしさを語ったMOSAIC.WAVみ～こさんの発言をきっかけに、グッドスマイルカンパニーの安藝社長がフィギュア製作に関する興味深い話を聞かせてくれたりと、豪華メンバーだからこそのトークの内容と転がり方で、瞬く間に2時間半以上が過ぎ去ったのだった。たまの危険球はあったものの、各参加者のアニメやコンテンツ、ファンに対する真摯な愛情と、ファンの要望を積極的に取り入れようとする姿勢が印象的なイベントだった。

（取材・文：中里キリ）

>>マチ★アソビ公式サイト

業界関係者トークショーの参加者と、近くにいたつきねこ一座の面々で記念撮影