『シェルノサージュ』完成発表会で土屋ディレクターに加え、加隈亜衣さん、水瀬いのりさん、井ノ上奈々さんによるトークを披露！

　2012年4月11日(水)、コーエーテクモゲームス日吉本社においてまもなく発売となるPlayStation Vita向けソフト『シェルノサージュ～失われた星へ捧ぐ詩～』(4月26日発売予定)の完成発表会が報道関係者向けに行われた。

『シェルノサージュ～失われた星へ捧ぐ詩～』完成発表会に登壇したみなさん。

　『シェルノサージュ』は、「遥か七つ次元を越えた先に、本当に存在する世界。」をコンセプトに、さまざまなゲームジャンル、ハードウェアで展開する『サージュ・コンチェルト』シリーズの第1弾となる世界体験ツール(リアルタイム・ライフ・コミュニケーション。本作でプレイヤーは、画面の向こう「7次元先の世界」に生き、暮らす記憶をなくした少女「イオン」とコミュニケーションを通して触れ合っていくことになる。

　本発表会では、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンプレジデント・河野弘氏、コーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一氏、ガスト代表取締役社長・青柳和男氏の挨拶にはじまり、同作のディレクター・土屋暁氏による作品紹介のほか、声優・加隈亜衣さん(イオン役)、水瀬いのりさん(キャス役)、井ノ上奈々さん(カノン役)を招いてのトークも実施された。

イオンと海辺でデートをしているシーン。にやにやが止まりませんね！

会場では、PlayStation Vita本体を縦持ちすることで、イオンのほぼ全身を見られることも明らかに。もちろんこの状態で、タッチによるコミュニケーションも可能！

――まずは、みなさんが演じるキャラクターの魅力を紹介していただけますでしょうか？

加隈亜衣さん(以下、加隈)：イオンは、おっとりした感じで恥ずかしがりやな子です。ストーリーパートの方では、記憶を失ったイオンの過去を見られます。少しおどおどしているんですけど、ストーリーが進むにつれて自分から頑張るイオンの姿も見られるようになるんです。何事にも一所懸命なんですけど空回りしてしまう、そんな姿が可愛らしい女の子です。

水瀬いのりさん(以下、水瀬)：キャスは凄くテンションが高くて、いつもツンツンしていたり、機嫌が悪かったり。「ター坊」と「プラム」という男の子のキャラクターと一緒に3人で「超輝工冒険団」をやっているのですが、その中にイオンが入ってきたときもキャスは受け入れてあげなくて、最初は「う～ん……」という感じでした。でも、実はター坊に淡い恋心を抱いていたりするので、そういう女の子らしい一面を見てほしいキャラクターです。

井ノ上奈々さん(以下、井ノ上)：カノンは見た目どおり凛々しい女性です。イオンは「天文派」という派閥の皇帝候補なんですけど、カノンはそれと対立する「地文派」の皇帝候補で、イオンのライバルです。なので、同じものを目指しているんですけど歩んでる道が違う。考え方も全然違っていて、イオンに対してどうにかしてあげたいという気持ちを持ちつつ、一方でライバルだから助けてあげることはできないという悩ましいポジションです。

――キャラクター名が凄く長いのが印象的ですが、名称に含んだ思いを土屋さん、教えていただけますか？

土屋暁氏(以下、土屋)：イオンとカノンは2人とも皇帝候補という形で争うのですが、「ククルル・プリシェール」には、皇帝候補という意味があるんです。

――だから、キャスとは少し違った感じになっているんですね。

土屋：そうです。キャスは街娘なので、普通に「キャスティ・リアノイト」という西洋の名前になっています。

――みなさんそれぞれ、自分以外の2人のキャラについてはどう思っておられますか？

加隈：まず、カノンはイオンと違う皇女の感じを持っているなと。イオンは皇女らしくないので、カノンを見て「皇女ってこういうことなんだ」と思い目指したい気持ちはありつつも、カノンとは中身が全然違うのでなりきれずにイオンなりに進んでいくんです。だから、世界を救うという意味ではカノンの方に絶対的信頼があって。

井ノ上：もし、イオンが一般市民だったらカノンの方に来ちゃいそうなくらいうフラフラしていますよね。

加隈：イオンはカノンのことが大好きです。「素敵だな」と少し他人事のように見ていますね。

――ベタ褒めじゃないですか(笑)。

井ノ上：凄く慕われているんですよ。プライドが邪魔して、こっちからはいけないのですが。

土屋：怖がらなくても本当のこと言っていいんだよ？

加隈：そんなことないです(笑)。クールビューティーで素敵です！　キャスの方は最初、受け入れてくれなくてツンツンされているので、デレ待ちな感じですね。

水瀬：仲良しメンバーの中に急に入ってきたので「この子誰!?」みたいな感じで。でも、イオンがおどおどしてるところを、ター坊が引っ張っていくんですよ。ター坊はリーダー的存在なので、「イオン大丈夫か？」「イオン、これ食べな」とイオンばかり気にかけるので、キャスからすると「何よ！　あの子ばっかり!!」ってなるんです(笑)。

土屋：ぜひ、キャスとイオンが2人で一所懸命築いていく関係をプレイして見ていただきたいなと思います。

井ノ上：カノンとキャスって実はそんなに関わりがないんです。キャスのお父さんがカノンと関係あって……。

土屋：いや、別にいかがわしい意味ではないですよ(笑)。

井ノ上：キャスからしたら、お父さんはカノンに取られちゃうし、ター坊はイオンに取られちゃうしで。ストーリーを読んでいて、根は凄くいい子だということは分かっているので、報われてほしいなと思っています。

――貴重な裏話ありがとうごいました！　では最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

井ノ上：カノンやキャスが出てくるシナリオパートでは、割とシリアスな場面が多いのですが、先ほどみなさんが大歓喜されていたようなイベントシーンも凄いことになっていますので、4月26日の発売を楽しみに待っていてください！

水瀬：『シェルノサージュ』は世界観が凄く壮大で、ついどんどん進めてしまうシナリオになっています。PlayStation Vitaをまだ持っていない方も、ぜひゲットして……あ、まず私がゲットします(笑)。なので、みなさんもゲットして『シェルノサージュ』を楽しんでください。

加隈：先ほど見ていただいたようなコミュニケーションパートとか、多くの方とネットで繋がれるので、そういったところも楽しんでいただきたいです。この作品は凄くたくさんの方に愛情を注いでもらって作られているので、これからみなさんと一緒に長く楽しんで盛り上がっていきたいと思っています。

　なお、本発表会は「ニコニコ生放送」において放送されているので、見逃した方はタイムシフト利用してぜひ視聴してみてほしい。

◆『シェルノサージュ～失われた星へ捧ぐ詩～』
ハード：PlayStation Vita
ジャンル：7次元コミュニケーション
発売日：2012年4月26日(木)
価格：
通常版 5,040円(税込)
AGENT PACK 7,140円(税込)
CERO審査：審査予定
備考：オンライン専用

>>『シェルノサージュ～失われた星へ捧ぐ詩～』公式サイト
>>『シェルノサージュ～失われた星へ捧ぐ詩～』完成発表会　放送ページ
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