「観ながらウトウト……」がおすすめ！　「アマールカ おやすみ上映会」の初日限定イベント「ガールズトークショー」レポート

　真っ白なドレス、長いブロンドの髪、青い花かんむり……。そんなキュートな風貌の“森の妖精・アマールカ”と、森の仲間たちとのふれあいを描いたチェコアニメ『アマールカ』が、8月31日(土)より渋谷・ユーロスペースにて期間限定上映スタート♪

　初日の上映前には、スペシャルイベントとして、シンガーの南波志帆さん、文筆家の甲斐みのりさん、ブロガー兼モデルのまつゆう*さん3名による「ガールズトークショー」が開催されました。ここでは、そのトークショーの様子をお届けします。

●ただ可愛いだけじゃない！　主人公・アマールカの魅力

　来場客にふる舞われたハーブティーのせいか、『アマールカ』の世界にすでにひたっているせいか、どこか穏やかなムードのなかで、トークショーははじまりました。

　この日登壇した3名とも、日本版『アマールカ』に携わっていることもあり(甲斐さんは上映用OP・EDの作詞等を、南波さんはナレーションとED曲の唄をそれぞれ担当、まつゆう*さんは『“大人”アマールカプロジェクト』のプロデューサー)、トークでは、作品・キャラともに魅力が深く語られる展開に。

　とくに主人公のアマールカについては、「ちょっと毒がある」「いい意味で女性のズルさがでている」と分析。「基本、泣けばゆるされると思っていて(笑)、小悪魔なところが目が離せないですね。こういう女のコがモテるんだろうなーって」(南波さん)、「生意気でツンデレなところが女のコならでは。女性が観たらきっと『あ、こういうところ私と似てるかも』って思うはず」(まつゆう*さん)と語り、“とことん可愛くて癒やされる”イメージが強いチェコアニメのなかでも、本作特有の魅力を伝え、来場者をアマールカ・ワールドへとぐいぐい引き込んでくれました。

　さらに、この上映に際して甲斐さんが作詞、南波さんが唄を担当したED曲や、まつゆう*さんがプロデュースしたナチュラル＆オーガニックコスメのセレクトショップCosme Kitchen×オーガニックコスメブランド「ウェリナ」×アマールカのトリプルコラボグッズについて、9月15日(日)まで展開中の「シブヤ・アマールカ・プロジェクト」の話のほか、この日、アマールカのコスプレをして渋谷をねり歩き、本作を存分にアピールした女のコたちの紹介もあり、内容盛りだくさん。渋谷を中心に渦巻くアマールカ現象は、この先もどんどん広まっていきそう♪

　トークショー終盤には、このあと上映を控える来場者に向けて“アマールカの鑑賞方法”をアドバイスする一幕も。本国・チェコでは「観ながら眠りにつけるアニメ」とのコンセプトから“おやすみアニメ”として知られる本作。それだけに、「(観ながら)夢と現実のあいだを行き来してもらえれば」(甲斐さん)、「体力の限界という方は全然寝てもらって構わないので！」(南波さん)との言葉がかけられました。“眠ること”を勧められるなんて、ほかの上映会では絶対にあり得ない!?

　ともあれ、上映中はスースーと気持よさそうな寝息がちらほらと聴こえてくる結果に！すっかりリラックスした証拠なのかも？　『アマールカ』の上映は、ユーロスペースにて9月13日(金)まで。因みに本日9月3日は、睡眠健康推進機構が定めた「睡眠の日」とのこと。……アマールカに会いに行ってみては？　また、好評を受けて、吉祥寺バウスシアターでも9月28日(土)からの上映が決定した。

【ストーリー】
　森の中で霧とそよ風から生まれた妖精、アマールカ。金髪にぱっちりとした目、そして青い花かんむりがトレードマーク。アマールカは、困っている森の仲間を助けるために、いつも一生懸命。悪者がやって来てもやっつけたりはしないで少し懲らしめてたしなめます。困った状況になっても、明るく知恵を絞って解決！ そんな森での日常が描かれます

【STAFF＆CAST】
原案・脚本：V・チュトブルテク
監督・脚本：ヴァーツラフ・ベドジフ　
美術：ヴァーツラフ・ベドジフ、ボフミル・シシュカ

音楽プロデューサー　鈴木惣一朗
BGM参加アーティスト／湯川潮音、saigenji、土岐麻子、キセル、小池龍平、永山マキ、児玉奈央、mammy Sino、南波志帆、千葉はな
チェコ／1973年／約95分／画角4：3／デジタル上映
配給：アマールカプロジェクト(アットアームズ、LD&K、ホリプロ、フロンティアワークス)


>>シブヤ・アマールカ・プロジェクト
>>アマールカ公式サイト
>>アマールカプロジェクト公式ツイッター
>>アマールカプロジェクト公式フェイスブック