とうとうiOS版もリリース！ Android版リリースから生まれ変わったセガゲームスが送る新作スマホRPG『ケイオスドラゴン 混沌戦争』をプレイレビュー

　数多くのスマホRPGを生み出してきたセガゲームスから、配信中の『ケイオスドラゴン 混沌戦争』 。本作は、虚淵玄氏×奈須きのこ氏×紅玉いづき氏×しまどりる氏×成田良悟氏が紡いだ物語『レッドドラゴン』（三田誠／星海社FICTIONS）を原点とした、東宝×星海社×セガゲームスによる大メディアミックスプロジェクトであり、現在、TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』が好評放送中。ボードゲーム『ケイオスドラゴン 覇王春秋』の発売も発表されている。

　ゲームシナリオは、カルロ・ゼン氏、小泉陽一朗氏、小太刀右京氏(チーム・バレルロール)、三田誠氏、成田良悟氏、鋼屋ジン氏(Nitroplus)、矢野俊策氏、重信康氏といった超豪華な作家陣が担当。ケイオスに溢れた物語を紡ぎだす。
　本稿ではそんな『ケイオスドラゴン 混沌戦争』のプレイレビューをお届けする。

■舞台はアニメから10年後の「ニル・カムイ」から始まる――
　本作は、TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』から10年後の世界を舞台とした物語が展開される。
　混沌の軍勢〈ケイオス〉が溢れ、混沌と化した「ニル・カムイ」に、〈ケイオス〉の戦士を滅ぼすことのできる主人公が現れたところから物語は開始する。主人公は記憶を失っており、自身の記憶の代わりに物や場所の記憶を感じ、その世界に入り込むことができる能力を持っていた。物語は主人公による世界救済の旅が描かれる。

　冒頭、主人公が出会うのが大ネズミとのハーフで、体長が30cmほどしかないイズミ。非常にかわいらしいが、少しがめつい性格のようで、儲け話に飛びつく姿も。
　その他にも本作では非常に多くのキャラクターたちに出会う。騎士道修行中の冒険者・ジョルジュや、仙人見習いの少女・雷火、賢者見習いのフラメル、アニメにも登場する〈不死商人〉禍グラバなど、バラエティに富んだキャラクターが勢ぞろい。好感度も用意されており、それによって様々なことが左右されてくるようだ。キャラクター相関図も存在するので、徐々に複雑となってくる主人公を取り巻く関係性も注目すべき点だろう。

　ゲームの基本設計は、マップから目的地に移動、クエストを選択。イベントシーンと戦闘でストーリーが進行する形となっている。イベントシーンではキャラクターたちが活発に動く演出がされており、躍動感のある画面は見ているだけでワクワクもの。
　どうやら目的地への移動には、隠しルートやショートカットルートが用意されているようで、特殊なアイテムを所持していることで通行可能になるようだ。マップ探索はある種RPGの醍醐味といえるかもしれない。

■戦闘は爽快かつスピーディに！
　本作はタワーディフェンス風の戦闘が特徴。6×3のフィールドの左から進軍してくる敵を、右の自陣を突破される前に殲滅するという、分かりやすい戦闘となっており、簡単な操作で爽快かつスピーディなバトルを味わうことができる。しかし、ただ簡単なだけではなく、敵の属性や陣形を考えながら装備を選択し、スタンやノックバック、フリック技や必殺技など組み合わせた戦略性の高いバトルが体感できるようになっている。

　200種類以上用意されている装備品の数々も本作の魅力のひとつ。装備を付け替えることによってキャラクターたちの姿も変化し、戦闘画面では見た目の変わったキャラクターたちを見ることができる。武器も豊富で、剣や槍などのド定番なものから、堅琴といったちょっと変わった武器も登場する。近距離要員や遠距離要員、非戦闘要員の回復役など、状況をよってパーティを組んで戦いに臨もう。

　また、ド派手な必殺技も必見。カッコいいエフェクトの必殺技は、ゲージを消費しての使用となるので、戦闘のキーとなるのは間違いない。違うキャラクターの必殺技を連続で放つとコンボも発生し、威力も増強するので、積極的に狙っていこう。

　稀代の作家陣の紡いだ物語をまるで小説を読むかのように楽しめるだけでなく、美麗なイラストや、戦略性の高いタワーディフェンス、さらに豪華な声優陣の演技などなど、様々な楽しみ方が詰まった『ケイオスドラゴン 混沌戦争』。さまざまな調整が加わり、快適に遊べる今なら、ケイオスに満ちた世界にどっぷりとはまり込めるはずだ。アニメと連動した企画なども順次行われるということで、今後の動向に注目しよう。

>>『ケイオスドラゴン 混沌戦争』公式サイト
>>『ケイオスドラゴン 混沌戦争』公式ツイッター
>>『ケイオスドラゴン 混沌戦争』アプリDLページ