蒼井翔太さんの新キャラソン完成に、細谷佳正さんもオイルだだ漏れ!?　『キュートランスフォーマー』アニメ放送1周年記念スペシャルイベントレポート

　2016年5月8日（日）、舞浜アンフィシアターで行われた『トランスフォーマーFES 2016』内にて、『キュートランスフォーマー』アニメ放送1周年記念スペシャルイベントが行われました。

　テレビアニメ『キュートランスフォーマー』シリーズは、ゲームアプリやおもちゃでも展開されている小さくてキュートな『トランスフォーマー』シリーズのひとつで、パロディとコラボレーションや、豪華な出演声優陣によるアドリブパートが特徴のショートアニメ作品。2015年1月からは第1期『キュートランスフォーマー帰ってきたコンボイの謎』、同年7月には第2期『キュートランスフォーマーさらなる人気者への道』も放映され、今年1周年を迎えました。

　アニメ放送1周年記念した今回のイベントでは、豪華声優陣たちによる本編振り返りトークのほか、朗読劇やライブなど盛りだくさんの内容で会場を盛り上げました。本イベントは昼と夜の部に分かれていましたが、本記事では夜の部の熱気を、オートボットのみなさんにもお届けしちゃいます！

＜出演者＞
細谷佳正さん（オプティマスプライム役）
木村良平さん（バンブルビー役）
鈴木達央さん（ロックダウン役）
蒼井翔太さん（クリフ役）
遊佐浩二さん（マイスター役）シークレットゲスト／MC
鳥海浩輔さん（アラート役）シークレットゲスト／MC
石ダテコー太郎監督
Ｈａｊｉｍｅさん

■ 収録の思い出を振り返りつつ、危険なマル秘トークも満載!?

　イベント開始前には幕の裏手からアナウンスをする、いわゆる影ナレとして、細谷、木村さん、鈴木さんが役を演じながら場内アナウンス。注意事項の呼びかけと思いきや、本編さながらの細谷さんのあわてぶりを交えたアドリブトークで、会場をあたためていました。

　そして、ステージ上のスクリーンで第1期のオープニング映像が流れ、同時にステージ中央からせり上がって登場したのは、本ステージの司会進行を務める遊佐さん、鳥海さん。
シークレットゲスト、そして1、2期共に１話ずつしか登場していないのに司会進行を務める事となったお二人。
そしてその後、細谷さん、木村さん、鈴木さんも登壇するのですが、まずは細谷さんが影ナレパートでミスをしてしまったことへ、謝罪＆イジリでご挨拶という、なんとも『キュートランスフォーマー』らしい出だしでイベントスタート！

　最初のコーナーは、収録の思い出話についてのトークパート。思い出話を語るにあたり、石ダテコー太郎監督も登壇しました。まず細谷さんは、第2期の第8話に登場した『クッキングパパ』の荒岩一味（CV：玄田哲章さん）について、「自分がどっちなのか分からなくなった！」と、初代テレビアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のコンボイ役を務める玄田さんとの思い出を話します。

　そういったコラボレーションが決まった経緯ついて石ダテ監督は、ウソではなく本当に予算が7掛けになっていたことを暴露しつつ、「予算がないから何話か静止画でお届けすることになり、ゲストを呼んでラジオをするという手法なら許してもらえるのではないかと」と、苦肉の策から生まれた回だということも明かします。
　ほかには、第1期では『トランスフォーマー』のゲームをイジるお話がメインでしたが、第2期からは過去作を紹介していくというお話になったことについて、石ダテ監督は「第1期でネタ出しつくして、第2期なんてやると思ってなかった（笑）」とぶっちゃけつつ第2期が決まったのはなんとオンエアの1ヶ月半前だったことも暴露し、これには会場からも「えぇー！」という驚きの声が。

　さらに蒼井さんの出演が決まったのは、なんと収録の5日前だったというエピソードも！　石ダテ監督は「5日前に決まるなんて、台本書けませんよ！」とぼやくのですが、遊佐さんから「あれ鳥海さん？　僕ら、早めに出演決まりましたけど台本なんてありましたっけ？」とツッコミが入り、続けて鳥海さんが「流れのあとに、以下アドリブでって書かれた紙1枚でしたよね」と語り、会場の笑いを誘っていました。

■ 岡本信彦さん＆杉田智和さんからのメッセージも到着！

　続いては、イベントに来ることができなかった声優陣からのビデオメッセージがスクリーンに映し出されます。まずはサウンドウェーブ役・岡本信彦さんからのメッセージ。岡本さんは第3期を期待するとともに、「たしかに負担は大きい現場です。何が負担って、何も思いつかなかったときの不安感（笑）」と、アドリブ収録の苦労を語っていました。お次のメッセージは、スタースクリーム役・杉田智和さん。杉田さんは本作の収録について「言っていることの3割ぐらいしかオンエアされてない」と、危ない話を振り返ります。さらに杉田さんは、細谷さんと収録したコメンタリーで、とあるアニメのお話で本気で泣いてしまったエピソードも語られました。

　また、岡本さん、杉田さんが出演するディセプティコン回について、石ダテ監督は「杉田さんの下ネタが多すぎた！」と、岡本さんにトークの繋ぎを追加で収録して頂いたと、放送の編集に苦労したことを明かしていました。あまりにも裏話を暴露する石ダテ監督に対して細谷さんは「痛快ですね！」と絶賛するのですが、石ダテ監督は「DVDでは僕が居ないかもしれません（苦笑）」とコメントし、会場からも笑いが起きていました。

■ みなさんからのお便りトークコーナー！

　お次は、みなさんから届いたメッセージを紹介しいていくコーナーへ。このコーナーからは蒼井さんが登壇し、我が家のネコが『キュートランスフォーマー』に夢中というお便りや、やわらかトランスフォーマーというしゃべるぬいぐるみのお話など、みなさんから届いたさまざまなお便りでトークをくり広げました。

　中でも、第3期や映画版を期待していますというお便りでは、出演者全員で内容を考えるという『キュートランスフォーマー』らしいトークを展開。細谷さんが占い好きということで、オプティマスプライムが全員を占いしていくという案が出ると、ためしに蒼井さんの手相を細谷さんが見ることに。細谷さんは「蒼井さんの手の線って、濃いじゃないですか。これって心が強いってことなんです」と診断しつつ、「見てください、僕は薄いんですよ！」と自身の心の弱さをネタに、観客のみなさんも爆笑の一幕でした。

　続いては、アニメの劇伴を作曲されたHajime氏が登場し、劇中に流れるBGMを生演奏！　ファンなら1度は聞いたことがある楽曲の演奏に、会場内はサイリウムに包まれていました。

■ 即興で完成したクリフのキャラクターソングを、蒼井翔太さんが熱唱！

　そのあとは、細谷さん、木村さん、鈴木さん、蒼井さん、遊佐さん、鳥海さんが再登場。Hajime氏がBGMをその場で演奏しながら、キュートランスフォーマーたちを擬人化した朗読劇が披露されました。ストーリーは、おもちゃ会社の商品開発部に勤めるオプティマス部長たちが、企画会議に挑むというもの。生での朗読だからこそ起きるでき事や、キュンあり笑いありの内容に、会場内は大盛り上がりでした。

　朗読劇のあとは石ダテ監督も再登場し、蒼井さん演じるクリフのキャラクターソングをその場で作っちゃおうというコーナーへ突入！　昼の部でサビとタイトルは完成しており、AメロBメロを夜の部では作成していくことになります。『キュートランスフォーマー』のクリフといえば「ヒャッハー！」が口癖の、血の気の多くちょっとオネエなサイバトロン戦士。キャラクターにあった歌詞の案を、みなさんで出しあいつつ、相談しながら歌詞を決めていきました。

　そして完成したクリフのキャラソンを、なんと蒼井さんが早くもライブ披露！　“恋のツッパリ”や、“太くて大きなちくわ”など、おもしろい歌詞が並んでいるのですが蒼井さんが歌うとカッコいいキャラソンに！　でもやっぱり、会場からはクスクスと笑いが聞こえていました。こちらのキャラソンは、本イベントのDVDの特典に収録される予定となっております。

　裏話盛りだくさんのトークに、ライブや朗読など充実の2時間も、あっという間にお別れの時間となり、最後には出演者のみなさんでお別れのご挨拶。中でも、2時間とにかくオイルが漏れ続けていた気がする細谷さんは「2時間ずっと気を抜かずにがんばりました」とコメントすると、観客のみなさんからもツッコミのような笑いが起きながら、イベントは終了となりました。

■『キュートランスフォーマー』アニメ放送1周年記念イベントＤＶＤ発売！

　2016 年 5 月 8 日（日）に開催された「キュートランスフォーマー」アニメ放送 1 周年記念イベントが完全収録された DVD が発売決定！　そのイベントの模様をお届けする 60 秒 PR 映像が公開中です。

また、イベント DVD の発売を記念して、イベントのみどころや、豪華特典を紹介する DVD 情報特設ページを開設！併せてチェックを!!

【DVD情報特設ページURL：http://www.qtransformers.com/test4/disc3/】

■ ニコニコイッキ見放送が決定！7/21　21：30～

　イベントDVD発売記念として、「キュートランスフォーマー」1期・2期一挙放送を7月21日21時半より行います。この機会に是非ご覧ください。

【視聴ＵＲＬ：http://live.nicovideo.jp/watch/lv269666929】

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