『モンスターズ・インク』の監督が感じるアニメ映画『ダンボ』の作品から感じたディズニーの教えとは!?

名作アニメーションの『ダンボ』が、ディズニーとティム・バートン監督によって実写映画化され、2019年3月29日(金)より公開されます。

『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』で、監督を努め、大ヒットに導いたピート・ドクターさんが、ウォルト・ディズニーの教えを『ダンボ』の名シーンから学んだと明かしました。

実写映画『ダンボ』

「笑いには涙がなければならない」という、ディズニーの教え

「『ダンボ』は、美しい物語で、僕の大好きな作品だ」と語っており、特に子ゾウのダンボと離れ離れになってしまった母ゾウが、ダンボへの溢れるほどの愛情を「ベイビー・マイン」という珠玉のバラードで歌うシーンについて、「この名シーンを見ると何度も泣いてしまうよ。美しい物語と音楽が心に迫ってくるんだ」と明かしています。

そしてこのシーンから、「ウォルト(・ディズニー)は“笑いには涙がなければならない”と明言を残している。笑いやアクションだけでなく心を打つ場面が必要なんだ」と脚本や監督を務める上で、ディズニーの教えを学んだと明かし、今日の活躍には『ダンボ』のこのシーンが影響を与えているのだとか。
　

ディズニーの想いの詰まった『ダンボ』をバートン監督が引き継ぐ

　　
ディズニーの想いをドクターさんに教えた『ダンボ』を、新たな物語としてバートン監督が描く本作。

「この脚本はオリジナルを単に繰り返すのではなく、拡張された枠組みの中でストーリーを語る道を示していると感じました。とにかくアーレン(・クルーガー)の脚本が気に入ったのです」と語ったバートン監督は、オリジナルへ敬意を払いながらも、ダンボのストーリーを新たな方向へと導く脚本を絶賛。

プロデューサーのジャスティン・スプリンガーが、バートン監督のいう“拡張された枠組み”について「オリジナル版のアニメ映画にも、ダンボと母親の泣かせるストーリーがありました。本作では、その要素を生かしつつも、他の家族でも似たような状況を描いています。ホルトの家族だけでなく、サーカスの一家も含めてです。家族とは一体何なのか？というのがこの映画のテーマの一つです」と、ダンボの親子だけでなく新たな家族のドラマも描いていると説明。

さらに「ダンボが自身の母親と繋がろうと努力する一方で、ホルトと彼の子供たちは幸せな生活を送るため家族を元通りに戻すパズルのピースを組み合わせようと努力するのです」と新たに描かれる家族の父親が、留守から戻って、親としてどう振舞えばよいのかわからなくなってしまっている状況にも言及しています。

映画『ダンボ』作品情報

イントロダクション

ディズニーと、個性の素晴らしさを描き続けてきたティム・バートン監督が新たな「ダンボ」の物語を実写映画化。“大きすぎる耳”持つ子象のダンボはサーカス団の笑いものだったが、やがてその大きな耳を翼にして空を飛べることに気づく。

コンプレックスを強さに変えたダンボは、引き離された母を救うため、サーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出す！大きな耳で大空を舞うダンボが、世界中に“勇気”を運ぶ感動のファンタジー・アドベンチャー
　　

スタッフ・キャスト

原題：Dumbo
全米公開：3月29日（金）
監督：ティム・バートン

出演：
コリン・ファレル
エヴァ・グリーン
マイケル・キートン　ほか

配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン

　
公式サイト