撮影OKコーナーのサプライズも！？西田望見さん初フリーライブ「#のぞみるソロみる 大おひろめ会！」レポート

『マクロスΔ』でマキナ・中島役を担当し、劇中に登場する戦術音楽ユニット“ワルキューレ”のメンバーとして活躍中の西田望見さん。2019年7月24日には、そんな西田さんのデビューミニアルバム『女の子は Dejlig(ダイリー)』がリリースされます。

そのアルバムの発売に先駆けて、2019年6月15日には、アルバムの収録楽曲を先行してお披露目するフリーライブ「#のぞみるソロみる 大おひろめ会！」が、東京・お台場ヴィーナスフォートにて行われました。

『マクロスΔ』マキナの楽曲も披露！

当日は生憎の激しい雨だったにもかかわらず、会場にはステージからかなり離れた後方までお客さんでいっぱいの大賑わい。（公式によると、1000名にも及ぶ来場者数だったのだとか）そんな大勢の観客が待ちわびる中、客席の「のぞみるー！」のコールに答える形で、西田さんがステージ上へと登壇。

アルバムのリード楽曲である「フルスロットルで行こうぜ！」を、可愛らしい振付にエネルギッシュな歌声を乗せて歌い上げ、客席を沸かせます。

今回発売される『女の子は Dejlig(ダイリー)』は、Shiggy Jr.の原田茂幸 さんを筆頭に、多数の豪華アーティスト陣により楽曲提供がされていることも特徴の一つ。

これにはデビューにあたってどんな曲を歌いたいか尋ねられた西田さんが、憧れのアーティストとして名前を挙げていたという経緯があったようで、西田さん自身も、まさか直々に楽曲を提供してもらうという展開は予想していなかった様子。

西田さんは「ただのファンなのに、良いのでしょうか！？と思って、レコーディングのときは無茶苦茶緊張しました！ けど、すごく丁寧にディレクションしてくださったおかげで、無事完成させることができました」と、その心境を語ります。

その後には、西田さんを代表するキャラクターでもある『マクロスΔ』マキナ・中島についても話題が及ぶことに。実は今回のソロデビューは、ワルキューレライブでの西田さんのパフォーマンスがきっかけで、実現することになったのだとか。

さらに会場では、そんなマキナの楽曲である「おにゃの子♡girl」も披露されます。

マクロスΔファンにとってはおなじみの楽曲なだけに、集まった観客も勝手知ったるといった様子で、楽曲のところどころで登場する「からのー！」コールでは、まさに息ピッタリのコンビネーションを形成。

マキナのイメージカラーであるピンク一色にステージが彩られる中、「声出し足りないよね！」と観客を盛り上げ、高まっていたボルテージを、最高潮にまで引き上げます。

ファンタジーな世界観を見事に表現

続くMCパートでは、アルバムの制作秘話について語られる一幕も。
アルバムのタイトルにもなっているDejlig(ダイリー)は、デンマーク語で「かわいい」や「素敵」を意味する言葉。タイトルにデンマーク語が採用されたのには、西田さんは、実は過去にデンマークに留学していたという経験があったからなのだそう。

デンマークに留学した理由の一つが、西田さんが大好きだと語るグリム童話。今回のアルバムは、西田さんが好きな児童文学調な世界観が構築されており、楽曲に加えて「語り」パートも収録されている。アルバム全体をあらわしている、「少女が夢で空想の女の子たちに出会う」というストーリーにも触れた。

ライブでは、独自の世界観をもつ分島花音さんが楽曲を提供した「doll」、語りパートも手がける児玉雨子さんが作詞を担当した「ロンリーロンリーシンギュラリティ」という、世界観の異なる楽曲を歌唱、こちらの２曲は今回のイベントで初披露となった。

一見バラードのようなゆったりとしたメロディから、一転リズミカルな歌声を響かせるなど幅広い表現力を披露し、2つのファンタジックな世界観を作り上げていきます。

7月24日より全５都市でリリースイベントの開催が決定！

ここで新発表として、『女の子はDejlig』の発売記念イベントとなる“フルスロットルでまわるぜ!!!!”が、東京・名古屋・大阪・仙台・岐阜にて計8公演が開催されることが決定。

東京・名古屋・大阪・仙台会場では、握手会とミニライブが予定されており、今回のライブでは披露されなかった楽曲も歌われるとのこと。

一方、西田さんの故郷でもある岐阜では、直筆メッセージが書かれた暑中見舞いのお渡し会が行われることが発表され、会場は喜びに包まれました。

さらにライブの最後には、アンコールのような形でリードナンバー「フルスロットルで行こうぜ！」が再度歌われることになったのですが、「みんなで思い出を作りたい！」という西田さんの希望から、観客も自由に写真撮影ができるという驚きの展開に。

大喜びの観客たちが、スマートフォンなどのカメラを構えて声援を送る中、「こんなにたくさんのカメラを向けられたことない！」と、会場の盛り上がりにやや恥ずかしそうな様子の西田さん。

それでも楽曲の最中には、可愛らしい振付の最中に、ファンに向かって手をふるサービスも織り交ぜるなど、堂々としたパフォーマンスを披露。最後まで元気いっぱいに、まさに“フルスロットルで”ライブを締めくくっていました。

1,000名もの観客と一緒に大きな盛り上がりを見せ、初舞台にも関わらず大成功を収めた今回のフリーライブ。

ライブ中に特に印象的だったのが、常に笑顔を絶やさず本当に楽しそうにステージに立っていた西田さんの姿。歌からMCのトークに至るまでの安定感も抜群で、ソロデビュー前というタイミングにも関わらず、余裕すら感じるステージだった。
ワルキューレで数々の大舞台を体験した西田さんだからこそできるパフォーマンスの数々は、見応え充分の内容で、撮影可能のサプライズとあわせて、観客にとって最高の思い出になったのは間違いありません。

そんな西田さんのデビューミニアルバム『女の子は Dejlig(ダイリー)』は、2019年7月24日に発売予定。同日より開催されるリリースイベントと合わせて、西田さんの今後のアーティスト活動にも、期待が高まります。

［取材・文／米澤崇史］

【SET LIST】
1. フルスロットルで行こうぜ！/ 作詞・作曲・編曲：原田茂幸（Shiggy Jr.）
2. おにゃの子♡girl/ 作詞:かせきさいだぁ　作曲・編曲:TeddyLoid
3. doll / 作詞・作曲：分島花音　編曲：千葉"naotyu-" 直樹
4. ロンリーロンリーシンギュラリティ/ 作詞：児玉雨子　作曲・編曲：TeddyLoid
アンコール：フルスロットルで行こうぜ！（撮影可）/ 作詞・作曲・編曲：原田茂幸（Shiggy Jr.）

デビューミニアルバム「女の子はDejlig」発売記念イベント“フルスロットルでまわるぜ!!”

●7月24日(水)19:30開演　
AKIHABARAゲーマーズ本店　ミニライブ＋握手会

●7月27日(土)12:30開演　
animate O.N.SQUARE HALL(大阪) ミニライブ＋握手会

●7月27日(土)17:30開演　
アニメイト名古屋(会場：第３太閤ビル)ミニライブ＋握手会

●7月28日(日)13:00開演　
アニメイト岐阜　 お渡し会(直筆サイン＆メッセージ入り暑中見舞い)＋握手会

●8月4日(日)12:00開演 　
アニメイト新宿　　ミニライブ＋握手会

●8月4日(日)18:00開演　
アニメイト仙台　 ミニライブ＋握手会

ほか

デビューミニアルバム「女の子はDejlig」7月24日(水)発売

【アルバム】西田望見/女の子はDejlig 初回限定盤

●初回限定盤(CD＋DVD) VTZL-158 3,000円＋税　POS: 4580325 32870 7
・「フルスロットルで行こうぜ！」Music Video、メイキング映像、フォトカード封入(全6種のうち1種をランダム封入)

【アルバム】西田望見/女の子はDejlig 通常盤

●通常盤(CD) VTCL-60500 2,400円＋税 POS: 4580325 32871 4
・フォトカード封入(全6種のうち1種をランダム封入/初回生産分のみ)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
＜収録曲＞ ※初回限定盤、通常盤ともに収録曲は同じ内容となります。
ボイストラック：「日々の切れ端と夢の開幕」　
♪Bubble Balloon Museum　作詞：藤林聖子　作曲・編曲：佐藤厚仁（Dream Monster）
ボイストラック：「どこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか」
♪想像守護神キメキトイア
作詞：児玉雨子　作曲：成本智美（SUPA LOVE）　編曲：岩橋星実（Elements Garden）
♪doll　　　　　　　　　　　　　　　　　作詞・作曲：分島花音　編曲：千葉 "naotyu-" 直樹
♪ロンリーロンリーシンギュラリティ　　作詞：児玉雨子　作曲・編曲：TeddyLoid
ボイストラック：「さよならの三重奏」
♪まどろみはDejlig　　　　　　　　　作詞：西田望見、児玉雨子　作曲・編曲：椿山日南子（Dream Monster）
ボイストラック：「なんだか今日は、空が青い」
♪フルスロットルで行こうぜ！　　　　作詞・作曲・編曲：原田茂幸（Shiggy Jr.）

＜ストーリーライティング＞児玉雨子

公式Twitter（@nozomiruuuu）