『劇場版 ハイスクール・フリート』キャストリレーインタビューVol.1 久保ユリカさん｜アフレコは50人以上!? 様々な選択から生まれる“家族とは？”

役者さんがとにかく素晴らしい！

──新キャラクターも多数登場しますが、まずは大和・信濃・紀伊の艦長・副長について、気になったキャラクターはいますか？

久保：楠ちゃん（「信濃」艦長・阿部亜澄役の楠木ともりさん）がすごくぴったりだなと思って。結構声を張るセリフだったんですが、「今のが本番ってことでいいんじゃない!?」ってくらいテストがよくて。本当に船に乗っている感があったので、すごく覚えています（笑）。

その後、違う作品で出会った時に「あれ、違う人だ……」っていうくらい違うキャラクターを演じていたので、役者さんって面白いなぁ、すごいなぁと思いました。

あと、まりあちゃん（「大和」副長・能村進愛役の長縄まりあさん）の演じる方言が意外性がありました。

個人的に、まりあちゃんは遠くからずっと見ていたい声優さんナンバーワンで、声をかけると潰れちゃいそうな、とても儚げな印象の方だったんです。なので、その印象と方言のギャップがよかったですね。

──本作のキーパーソンであるスーちゃんについてはいかがでしょうか。

久保：”天真爛漫”って言葉を擬人化したらこうなるんだ、っていう女の子ですね。ただ、英語をぺらぺらぺらってしゃべるシーンとかでは……おっとこれ以上は言えないですね（笑）。みんなスーちゃんの英語を聞いたらかわいいなって感じると思います。

ほかには、声優さんの話ばっかりになってしまって申し訳ないのですが、スーちゃんを演じた大空直美ちゃんは「TVシリーズを全部見てきました」って言っていて。

スーちゃん自身はTVシリーズの流れを組んだ会話をしないキャラクターなのですが、「普通に全部見ちゃいました」って。TVアニメのシリーズに出演していた側としては、そう言ってくれるのが嬉しいなって思いました。直美ちゃん以外のスーは居ないだろうなってくらいピッタリです。