『バンドリ！』Argonavis 伊藤昌弘さん、日向大輔さんが語る“ライバルバンドの登場で見えたもの”｜アニメイト池袋本店前ゲリラ路上ライブレポート＆独占インタビュー

「路上でもライブ会場でも、届ける想いは変わらない」

アニメイトタイムズでは、ゲリラライブを終えた直後の伊藤さん、日向さんにインタビューを決行！　ライブを重ねることで見えてきた自身の成長についてや、開催を控える3rd LIVE「CROSSING」のお話、そして、4月10日（金）から放送するTVアニメ『アルゴナビスfrom BanG Dream!』の見どころについても伺ってきました。

――寒空の中でのライブお疲れ様でした。直前での告知にも関わらず、たくさんのお客さんが集まっていましたね。

伊藤昌弘さん(以下、伊藤)：ありがとうございます！　これまでにも何度かアニメイト池袋本店さんの前で路上ライブをやらせていただいていますが、毎回すごく楽しいです。路上ライブの醍醐味は、やっぱりお客さんたちとの近さですよね。

日向大輔さん(以下、日向)：ライブをやらせていただくたびに、会場でのライブでも、路上でのライブでも、どこにいても僕たちが届ける想いは変わらないんだなって実感します。

伊藤：そうだね。

――今日は日向さんによる即興トランペットもありましたね。伊藤さんが無茶ぶりをされていて、とても面白かったです(笑)。

日向：僕の動揺っぷり、すごくなかったですか？(笑)

伊藤：あはは(笑)。

――そのようなやりとりも、打ち合わせをせずにやられているんですよね？

伊藤：そうですね。路上ライブでは演奏する楽曲について以外は、特に打ち合わせはしていないです。僕たちとお客さんたちで、一緒に作っていくライブだと思っているので。それに、そういう無茶ぶりも魅力の一つだと思うんですよ(笑)。

日向：僕はヒヤッとしましたけど(笑)、でもすごく楽しかったです。路上ライブだとお客さんの表情もより近くで見ることができますし、僕たちのことを知らない人たちに向けてもArgonavisの音楽を届けられるので、ありがたい機会だと思っています。

伊藤：今日、すごくうれしかったことがあって。直前の告知にも関わらず、いつも僕たちを応援してくれているお客さんが何人もいらしてくれていたんですよ！

日向：そうだね。

伊藤：すごくありがたいことですよね。それに、通りすがりの人たちも、足を止めて見てくれていたのが分かったので、自信にも繋がりました。今年はArgonavisにとっても、アニメやライブ、アプリゲームの配信と、すごく大事な年になるので、いい勢いがついたなと。

――2曲目の『星がはじまる』を演奏する前に、おふたりがお互いに声をかけあっている姿が印象的でした。

伊藤：『星がはじまる』は、サビのキーがすごく高い曲なんです。路上ライブだと、よくも悪くも、僕たちの演奏がダイレクトにお客さんに届くので、しっかりと曲の想いを届けられるようにと、声をかけあって気合いを入れましたね。

日向：僕は、あの瞬間に、僕が演じている五稜結人が降臨してきたというか。結人と蓮の関係性を意識したら、自然と「いくぞ！」って声が出ていましたね。

――そうだったんですね。では、改めて、路上ライブを重ねてきたことで、成長したと感じることがあったら教えてください。

伊藤：路上ライブは、お客さんたちとのキャッチボールが普段よりもできる環境だと思うんです。だからこれまでは、「どうしたらいいかな？」「どうしたら喜んでくれるかな？」と考えてやっていたんですが、最近はその気持ちだけじゃなくて、自分がこうしたい、これやりたいって思うようになりました。いい意味でライブにも慣れてきて、お客さんたちと作る空間に、より愛おしさを感じることができています。

日向：うん、そうだね。一年前は、僕たちが演奏をしていても、なかなか立ち止まって聴いてくれる人が今日ほどいなかったんですよ。でも、今日のライブではたくさんの方が耳を傾けてくれた。それってきっと、僕たちがよりArgonavisの音楽を理解して、届けていきたいっていう想いが強くなったからなんだと思います。

伊藤：それこそ、春に放送されるTVアニメ『アルゴナビスfrom BanG Dream!』でも、ライブするシーンがたくさん出てくるんです。そうやってキャラクター達が同じようにライブをしているシーンを観ることで、僕たちも同じビジョンでイメージできるというか。動いているキャラクターと自分を重ね合わせることで、意識が変わってきたんだと思います。

日向：うん、僕もそう思う。

伊藤：これってメディアミックス作品の魅力ですよね。アニメを観たあとに、僕たちのライブを見てもらうことで、「一緒だ！」って思っていただけたら、どちらの魅力もより引き立ちますし。やっぱり、僕たちとキャラクターは繋がっているんだなって。