声優

春アニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』橋本祥平、橋本真一、毛利亘宏インタビュー

2020-05-07 16:00

TVアニメ『アルゴナビス from BanG Dream!』橋本祥平さん、橋本真一さん、毛利亘宏さんインタビュー｜舞台役者が演じるからこその魅力に迫る！

声優の演技と舞台の演技の違い、そしてTVアニメの見どころは？

ーーいよいよTVアニメが始まりました。アフレコはいかがでしたか？

祥平：うちのメンバーには、何人か声優経験が浅いメンバーがいたんですけど、監督さんや、経験のある森嶋さんにいろいろ聞いたりしながら臨んでました。

ーーマイクワークとか難しくなかったですか？

真一：難しかったです！　GYROAXIAに関しては4話からなので、現場としては出来上がっているんですよ。でも僕からしたら初めてだから、どう進んでいけばいいんだろうって。横にベースのアッキー（秋谷啓斗）がいたから、知らない用語を教えてもらいながらやってました。

毛利：演劇は稽古をしてなんぼだけど、アフレコはいきなり本番テイクだもんね。

ーーテストから本番っていう、合わせるのは2回だけですからね。

真一：だから職人芸なんだなって思いました。

祥平：画面に映る絵コンテを見ながら演技していくんですけど、マイク前に入ると急に距離感がわからなくなるんですよ。

真一：そう！　でもそれ、自分の中では答えが出たんだけど、舞台っていかに自然にするかじゃない？　どんどん削いでいって、いかにナチュラルに舞台に立てるか。で、その時空間とか距離感って考えてないんですよね。この距離感だからこの大きさで話そうっていうのを考えないで、脳で勝手に調整してるから意識してないんです。

でも、声優の場合はマイク前でそれを考えるから、舞台とは本当に真逆のことをしてるなと思うんです。つまりこれまではナチュラルに削ることをやっていたところ、足して足して調整するということをやっている。だから難しいんだなって。

毛利：舞台を知っているゆえの難しさがあるかもね。

ーーTVアニメが放送される心境というのはいかがですか？

祥平：自分が声を当てたアニメを見ることになるとは思わなかったので、ソワソワはしますよ。果たして自分のシーンをちゃんと自分で見られるのだろうかって。

真一：めっちゃソワソワするよね。想像もできないから怖さのほうが大きいかも。ちゃんと出来てるかな？って。

毛利：僕はまだアニメでの真一の演技は見ていないんだけど、良いに決まっていると信じてますよ。ライブでは自分の想像していた以上に賢汰に合う男が来たと思ったから。

ーー毛利さんはアフレコには行っているのですか？

毛利：いや、一番最初のボイスドラマを録るときに行ったくらいです。その時はアニメの脚本を3話くらいまで書いていたところだったので、そのアフレコを見て、Argonavisに関しては脚本に反映させています。白石万浬は思い切ったことができるキャラクターにはなったなと思うから、そこは祥平がやってくれていると思います。

ーー印象的なシーンはありますか？

真一：1話で蓮がライブハウスに来て歌うところは好きですね。あそこで、毛利さんの描く人間ドラマ＋音楽の良さという『Argonavis』の魅力が出てると思ったので。

祥平：僕はやっぱり万浬がしっかり登場する3話ですかね。あそこでArgonavisの5人が揃って、新たな船出という感じなので好きだし、胸アツポイントだなと思いました。

あとマスターがカッコ良すぎる（笑）！　あと30歳若かったら、Argonavisのメンバーになってたと思います。

毛利：確かに3話は5人で初めて、しかも良いシチュエーションで演奏するから、まだアニメは見れてないけど楽しみです。でもArgonavisは3話がピークで、あとは辛いことが続くので、そんなに順調に行くと思うなよ！というのは言っておきます（笑）。

ーー1話で、蓮がフェスで音楽に目覚めるシーンがありましたが、３人の音楽体験というと？

真一：僕は学生時代にBUMP OF CHICKENにドハマリしたので、その影響は受けました。その時は楽器をやりたいというより、歌いたいという気持ちが先行して、結果アコギを始めたんですけど。

祥平：僕はそういう体験がないんです。ドラムも従兄弟から無理やり渡されたくらいだったので。でもドラムを叩いて音楽って楽しいなという方向にはなりました。高校の頃は、マキシマムザホルモンのブームがあって、その動画を見ながら、無謀にも必死に叩いてました（笑）。

毛利：僕も演劇一筋だったけど、４年前くらいから急にフェスにハマり始めて、毎年行ってるんです。そしたらこの仕事が来たので、嬉しいなって。

真一：じゃあ1話の蓮は毛利さんだったんですね。

毛利：そうそう。その時の素直な気持ちを書いたし、フェスを主軸に置こうと思ったのは、僕の気持ちがストレートに出てるんです。

ーー最後に、今後の『アルゴナビス from BanG Dream!』に期待してほしいことを教えてください。

祥平：TVアニメも始まったので、もっといろんな方を巻き込めたらいいなと思います。3rd LIVEはお預けになってしまったけど、いずれ作品に出ているバンドでライブをやりたいです。TVアニメも、2ndシーズンができるように頑張っていきたいです。

真一：GYROAXIAとしては、まだ何も成し遂げてないんです。Argonavisが頑張って土台を固めてくれたところに乗っかっているだけなので。だからバンドとして自立して対等な関係になっていきたいと思います。

あとはバンド活動をしたり、血の通ったもの、人間味のあるもの、このプロジェクトだからできることをしていきたいと思います。

毛利：ライブからスタートしたプロジェクトもTVアニメで一つの節目を迎えましたけど、この先はゲームもあります。ゲームの方のシナリオも書かせてもらっているので、そこの連携はすごくできていると思うんです。全部がちゃんとつながっているので。

GYROAXIAとArgonavisもこれからもバチバチやっていってくれそうだし、どこまでがリアルで、どこまでがフェイクなのかって感じるところがこのプロジェクトの肝だと思うので、いろんなメディアで大きくなっていくのが楽しみです。

[取材・文/塚越淳一]

CD情報

Argonavis 3rd Single「星がはじまる」

4月29日（水・祝）発売

【主題歌】TV アルゴナビス from BanG Dream! OP「星がはじまる」/Argonavis Blu-ray付生産限定盤

アニメイト通販での購入はこちら

　
【CD】
01.星がはじまる
作詞:中村航/田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
作曲:田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲:渡辺拓也

02.Steady Goes！
作詞：中村航
作曲：廣澤優也(HANO),青木宏憲(HANO)
編曲：廣澤優也(HANO),青木宏憲(HANO)

03.What-if Wonderland!!
作詞：柳舘周平/田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
作曲：柳舘周平/田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
編曲：柳舘周平

04.ボイスドラマ「星のはじまり」

【Blu-ray Disc】
※Blu-ray付生産限定盤のみ
・アニメ「アルゴナビス from BanG Dream!」オープニング「星がはじまる」ノンクレジットVer.
・Argonavis 0-LIVE SELECTION

【初回生産分限定封入特典】
・フィルム風カード1枚（全10種）
・秋開催ARGONAVISイベント抽選応募申込券

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【主題歌】TV アルゴナビス from BanG Dream! OP「星がはじまる」/Argonavis 通常盤

GYROAXIA 1st Single「SCATTER」

2020年内発売

「SCATTER」
作詞：SHiNNOSUKE（ROOKiEZ is PUNK’D/S.T.U.W)
作曲：UZ（SPYAIR/S.T.U.W)
編曲：UZ（SPYAIR/S.T.U.W)

TVアニメ「アルゴナビス from BanG Dream!」エンディングテーマ情報を公開

オープニングと同じく、エンディングもArgonavisとGYROAXIAそれぞれが歌う2つのテーマソングで物語を彩ります。

◆雨上がりの坂道/Argonavis
作詞：中村航
作曲・編曲：渡辺拓也

◆LIAR/GYROAXIA
作詞：ASH DA HERO
作曲・編曲：ASH DA HERO

アニメOP公開＆YouTubeチャンネル登録者数3万人突破を記念したキャンペーンを開催

アニメOP公開とARGONAVISプロジェクト公式YouTubeチャンネル「ARGONAVIS ch.」の登録者数3万人突破を記念して、オリジナルグッズが当たるキャンペーンを開催します。

詳細はARGONAVIS from BanG Dream!公式Twitterをご確認ください。

「ARGONAVIS from BanG Dream!（アルゴナビスフロムバンドリ！）」とは

　
様々なメディアミックスを展開する“BanG Dream!（バンドリ！）”発のボーイズバンドプロジェクト。キャラクターを演じる声優自身も「Argonavis（アルゴナビス）」「GYROAXIA（ジャイロアクシア）」として生演奏のライブを中心に精力的に活動中。
2020年4月にテレビアニメ化、 2020年後半にはアプリゲームの配信を予定している。