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『ムヒョロジ』声優・村瀬歩&林勇インタビュー/アニメ第2期の見どころは?

アニメ『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の世界に帰ってくることができた喜び――ムヒョ役・村瀬歩さん&ロージー役・林勇さんがこれまでの話を振り返り! 第2期のキーは“ロージーの成長”

今後、作品上そしてリアル師弟関係が激突!? ゴリョーとエビスの本当の関係性も

――いよいよ第2期も終盤に突入します。今後の見どころのご紹介をお願いします。

村瀬:今後、エンチューや箱舟のメンバーと対峙していくわけですが、近く戦うことになるトーマスを演じる沢木郁也さんは、僕が養成所時代に1年間教わっていた先生で、ムヒョもトーマスの教え子という関係で、不思議な感覚でした。

もちろん僕が教わっていた時はムヒョのような口のききかたはしていませんけど(笑)。

林:あんな失礼なこと言ったら、もうこの業界にいられないでしょ(笑)。

村瀬:現場でお会いした時に「お久しぶりです」とご挨拶させていただいて。リアルな師弟関係の僕たちが作品の中で師弟関係のキャラとして戦うということで、僕個人としてすごく緊張して収録に臨んだことを覚えています。

収録が終わった後も「どう思われたのかな?」とドキドキしたりして。そんな関係性もわかりつつ、見るとより楽しんでいただけるかも(笑)。

林:僕はゴリョーとエビスの関係性が見えてくるところかな。ムヒョとゴリョーが事務所を賭けて戦った時などゴリョーはエビスに対して過酷なことをさせた上、対決後にはクビにして。でもエビスはゴリョーがピンチになった時、救いに向かって。

再会した時に今までとは違ったゴリョーの言動に、エビスへの本当の想いが見えるところに注目してほしいです。

村瀬:そしてエンチューとの再戦ですね。彼を救うことが一番の目的なので。いわばメインディッシュですから。

林:第2期でその決着はつくのか、果たして? というところですね。

村瀬:ここまで来たら、救いたいです。

林:リオさんもね。

魔法律の発想、術を駆使したバトル、人間ドラマが魅力。霊だけではない人間の怖さも!?

――改めて『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』の魅力やおもしろさとは?

林:魔法と法律を組み合わせるという発想、ムヒョが昔、仲間で今では敵対しているエンチューを救うというメインストーリー、ムヒョの強さや術を駆使した激しいバトルもそうですが、ムヒョとロージーがお互いや仲間を思いやるハートウォーミングな人間ドラマも魅力だと思います。

村瀬:絵にはかわいらしさや躍動感がありつつも、霊のおどろおどろしさや人間の怖さ、汚さなど清濁併せ持つ、いろいろな表情を見せてくれる作品だなと思います。原作の西義之先生ご自身が現実離れされている方だと思っていて(笑)。

林:『ムヒョロジ』の世界にいそうだよね(笑)。

村瀬:普通の人が着目しないところとか、このドラマを「週刊少年ジャンプ」で連載していたことも驚きで。成長ドラマではあるけど、人間の黒さや汚さをフィーチャーして描いている作品もなかなかないんじゃないかなと。

林:リオさんの過去も結構、ハードだよね。

村瀬:うん。でもツライ過去や運命を乗り越えようとする姿が素敵だと思います。マンガ連載が終わってから12年以上経っても色あせない名作です。

――では読者の皆さんへメッセージをお願いします。

村瀬:第2期を待っていてくださった方、そしてご覧になってくださった方、ありがとうございました。第2期でまたムヒョを演じられて嬉しかったし、できることならいつまでもやりたいと思っています。

この作品は原作を読んだ人、アニメを見た人に想いや情感を残せる不朽の名作だと思うので、まだ触れたことがない方は原作やBDなどで一度見てください。

第2期はいよいよ佳境に入っていきます。ムヒョとロージーが迎える大きな戦いの行方を見届けてください。

林:ムヒョは執行人として現世にいる霊を裁いていますが、第1期では霊と現世にいる人間との心の交流や関係が描かれたエピソードが多くて、毎回、感動したり、心が温まるシーンが盛り込まれているところが『ムヒョロジ』の魅力なのかなと。

ムヒョは憎まれ口を叩いたり、ドライな印象を持つ人も多いかもしれないけど、本当は仲間想いで、エンチューを助けるためなら危険もかえりみず、どんなピンチに陥っても決してあきらめない意志の強さもカッコイイと思います。

更に絆が深まった2人が最大の目的であるエンチューを救えるのか、最後までロージーとして、ムヒョと一緒に突っ走ります!

[取材・文/永井和幸]

作品情報

TVアニメ「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」第2期

イントロダクション

覚悟を胸に、前へ進め。

人間に危害を加えたり、事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を下し、あの世へ送る能力を持つ天才的な魔法律の執行人・六氷 透(ムヒョ)とその助手を務める草野次郎(ロージー)。

彼らの元にはいつも霊に悩める人々が訪れていた。

円 宙継(エンチュー)との戦いから数日。

ムヒョとロージーは魔監獄から戻り、日常を取り戻していた。

そんなムヒョたちの前に、執行人・五嶺陀羅尼丸(ゴリョー)が姿を現し、新たな戦いへと巻き込まれていく―――。

放送・配信情報

放送情報:
アニマックス:毎週火曜日19時~
※アニマックスプレミアムVOD(スカパー!オンデマンド)にて同時配信

BSスカパー!:毎週金曜日21時~
※スカパー!オンデマンドにて同時配信

J:テレ「アニおび」:毎週水曜日26時~

配信情報:
dアニメストア、dTV:毎週火曜日19時30分~ 他社先行配信

Netflix、Amazonプライム・ビデオ、J:COMオンデマンド、ABEMA、U-NEXTほか
毎週金曜日24時~配信開始

キャスト

ムヒョ(六氷透):村瀬歩
ロージー(草野次郎):林勇
エンチュー(円宙継):神谷浩史
ヨイチ(火向洋一):柿原徹也
リオ(黒鳥理緒):明坂聡美
ビコ(我孫子優):河村梨恵
ペイジ・クラウス:羽多野渉
今井玲子:斎賀みつき
ナナ(竹乃内菜々):野水伊織
ケンジ(佐藤健二):天﨑滉平
ティキ:太田哲治
ゴリョー(五嶺陀羅尼丸):小林裕介
エビス(恵比寿花夫):高橋伸也
幽李:蓮 岳大
冥王ルアラリエ:斉藤次郎
マリル・マシアス:松田颯水
リリー・マシアス:松田利冴
キリコ:大久保瑠美
左近:間島淳司
ブイヨセン:小田切 茜
トーマス:沢木郁也

スタッフ

監督:近藤信宏
脚本:鈴木やすゆき
キャラクターデザイン:河野紘一郎
総作画監督:只野和子 松下浩美
音楽:川﨑 龍
アニメーション制作: スタジオディーン
制作協力:ブリッジ

主題歌

オープニング主題歌:ZAQ「イノチノアカシ」
エンディング主題歌:NOW ON AIR「Proud Days

公式サイト
公式ツイッター(@mahouritsuanime)

(C)西義之/集英社・ムヒョロジ製作委員会2
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