音楽
声優・和氣あず未3rdSG「イツカノキオク/透明のペダル」インタビュー

主人公になりきり、あの頃の「君」との想い出を大切に――和氣あず未さんのニューシングル発売記念インタビュー! 秋アニメ『くまクマ熊ベアー』とリンクした歌詞の意味は?

『くまクマ熊ベアー』のOP曲「イツカノキオク」は心温まるきれいなメロディの青春を感じる曲

――『くまクマ熊ベアー』のOP曲になっている「イツカノキオク」を初めて聴いた印象は?

和氣:最初は美しく、せつなげなメロディだったので、悲しい曲なのかなと。聴いているうちに優しくて、心が温まるような、きれいな曲だなと思ったし、青春を感じました。

タイトルも昔の記憶って儚いイメージがあるし、歌の中の主人公が思い出している「君」は今はそばにいないのかなと思うけど、「君」との出会いや過ごした時間をすごく大切にしていて。温かく、いい想い出になっているんだろうなと思います。

――歌詞の「ねぇ今どこにいる? 覚えているかな?」が意味深に感じて。『くまクマ熊ベアー』のOP曲と考えるといろいろな意味にもとれますね。

和氣:ユナちゃんが異世界転生をしなければフィナちゃんとも出会えなかったわけなんです。だから出会いは奇跡であり、過ごした時間は楽しくもあり、貴重な時間でもあって。アニメを見てくださった方々がそれぞれこの曲、この歌詞の意味を想像してもらえたら。

歌詞もメロディも「エモエモ」。レコーディングは想い出を1つひとつ思い出すように大切に

――1番のサビの後、きれいに終わるので、TVサイズなのかなと一瞬思ってしまいました。

和氣:確かに。そう思っちゃうかも(笑)。

 

 

――サウンドはテンポよいリズムでさわやかな感じなのに、サビになるとエモくなるのが胸を揺さぶられて。間奏の泣きのギターもいいですね。

和氣:歌詞もメロディもエモエモなんですよ! まさにアニメの主題歌という曲で、特にサビは初めて聴いた時から頭から離れないくらい印象的で。特に大事に歌おうと少しだけ力強く歌わせていただきました。

――お気に入りのフレーズを挙げるとすれば?

和氣:Dメロの「どれだけ世界が変わってもこの記憶は褪せない ずっと」はすごく刺さるんですよね。どんどん世界を見て、いろいろな人と出会い、成長していくと小さい頃の記憶って少しずつ失っていくものだなと思っていましたが、歌の主人公はどれだけ時間が経ってもずっと記憶が鮮明に残っていて、素敵だなって。2Aの「静かに流れるモノクロの時間の中で色づいてた」みたいな感じなんでしょうね。

――レコーディングではどのようなことを意識して歌われたのでしょうか?

和氣:主人公になりきって、あの頃の「君」との想い出を大切に、1つひとつ思い出すようなイメージで歌いました。

MVは小さな女の子と共演した時間や記憶をイメージした映像

――MVは和氣さんと少女のいる、幻想的で不思議な映像ですね。

和氣:楽曲と同じように時間や記憶をイメージした映像になっています。2Aの「静かに流れるモノクロの時間の中で色づいてた」のように、今の時間を生きている私と、過去の私なのか、記憶の中の少女なのか、小さな女の子がいて。

小さな女の子の映像はモノクロでゆっくりと動いていって、砂時計の砂が上に上がっていったり、時計の針が逆回転したり、随所に演出がほどこされているところも見どころかなと。

――少女を見つめる和氣さんの目が優しく、温かかったので、悲しい歌ではないんだなと改めて思いました。

和氣:そうですね。昔を懐かしむような気持ちで歌ったので、MVの撮影でも自然と微笑んでいたのだと思います。

――河原でのロケは風が強そうで大変だったんじゃないかなと。

和氣:室内のシーンだけではなくロケもありましたが、風が強かっただけではなく、雨もすごくて、撮影も何度も止めたのでかなり時間が押しました。

私はスタッフさんが距離を保ちながらカサを差してくれたので大丈夫でしたが、スタッフさんたちはみんなズブ濡れで申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

――でもそんな悪天候には見えない光景でしたよ。

和氣:衣装が紫色で、芝生が緑色だったので明るく、鮮やかに見えるんですよね(笑)。楽曲と映像を合わせて楽しんでいただきながら、ご自身にとって大切な想い出や過去を振り返ったり、浸ってみてはいかがでしょうか?

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