ニヤニヤ必至な青春ラブコメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』２巻発売記念！著者・燦々SUN先生インタビュー｜最新刊の見どころ、『ろしでれ』誕生の経緯も！

ロシアの美少女は妖精的な美しさが魅力

──本作は「ロシア語」が大きなキーワードだと思いますが、燦々SUN先生はロシア語を読み書きや話したりできるのでしょうか？

燦々SUN先生：全然です(苦笑)。

──本作を書こうと思ったきっかけは何かあったのでしょうか？

燦々SUN先生：元々、主人公に伝わらない言語でデレて、「ふふん、何を言ってるのか分からないでしょ～？」とニヤつくヒロイン。でも、実は全部伝わっている主人公。という二人を書きたいと思ったのがきっかけです。

最初は小説家になろうでよくある異世界転生モノで書こうと思っていたんですけどね。ヒロインが転生者で、日本語でデレる。でも、実は主人公も転生者で全部伝わっているという形です。

でも、ふと「あれ？　それって普通に外国語で出来るんじゃない？」と思い至って、現実世界恋愛に変更しました。それで、ほとんどの日本人に通じない言語で、かつヒロインにした時に魅力的な国ってどこかなと考えて、ロシアが浮かびました。

──燦々SUN先生の思う「ロシア語女子」や「ロシア語」の魅力は何だと思いますか？

燦々SUN先生：ロシア語女子というかロシアン女子になってしまいますが、やはりロシアの美少女は妖精的な美しさが魅力ですね。テレビとかで見るロシア人女性は、肌の白さも相まって他にはない神秘的な美しさがあると思います。

ロシア語の魅力は、柔らかい響きでしょうか。ロシア人女性が話しているのを聞くと、なんだか可愛らしい印象を受けるんですよね。

──『アーリャさん』のCM等で上坂すみれさんがアーリャさんを演じていますが、上坂さんがアーリャさんを演じると聞いていかがでしたか？

燦々SUN先生：ビックリしました。超有名声優である上坂すみれさんが、こんな無名無冠の新人作家の作品に声を当ててくださるとは思わなかったので。嬉しいという以上に、「本当にいいんですか？」って気持ちでした。

──実際に演じたものを聞いてのご感想をお願いします。

燦々SUN先生：ただただ圧倒されましたね。演技力が素晴らしいのはもちろん、修正をお願いした時の対応力も凄くて、即座にこちらのリクエストに応えてくださいました。それに、ロシア語に関しては細かいイントネーションの部分を何度も撮り直してくださっていて……聞いていてずっと「ひぇぇ～お手間をお掛けして申し訳ない！　でもありがとうございます！」って思っていました(笑)。

──可能な範囲で2巻の見どころや注目して読んでもらいたいポイントを教えていただけますか？

燦々SUN先生：やはり見どころは、1巻の最後で正式にペアを組んだ政近とアーリャの、関係性の変化ですね。今までなんとなく持ちつ持たれつでやっていたこの2人が、対等な存在として手を組んだわけですから。その結果生まれる2人の、そして周囲の変化に注目してもらいたいです。

あと、新キャラの綾乃ですね。もしかしたら今までで一番癖が強いキャラかもしれませんが、可愛がってもらえると嬉しいです(笑)。

──最後に、読者にメッセージをお願いします。

燦々SUN先生：皆様の応援のおかげで、ろしでれは私の予想を超えた広がりを見せています。その勢いの速さには私自身付いていけていない部分もあるのですが、原作者としてやるべきことは良い意味でも悪い意味でもそういったものに惑わされず、作品に対して真摯に向き合っていくことだと思うので、これからも自分のペースでろしでれの世界を描いていきたいと思います。私の今ある力と才能を全て振り絞ってこの作品を作り上げていくつもりなので、どうか長くお付き合いいただければ幸いです。