木村良平さん、仲村宗悟さん、浦田わたるさん、仲田博喜さんら人気キャスト10人の歌と朗読、演出に、どこか大人の魅力感じる「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Live 2021」【昼の部】レポート

2021年6月13日（日）、神奈川・ぴあアリーナMMにて「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Live 2021」東京公演が開催。

3回目となる本イベントは初のホールツアーとして、2021年4月11日（日）の兵庫・神戸ワールド記念ホールを経て、この日、千秋楽公演を迎えました。

東京公演には、『Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Selection Ⅲ』（2021年発売）より、伊東健人さん、浦田わたるさん、太田基裕さん、岡宮来夢さん、木村良平さん、島﨑信長さん、仲田博喜さん、仲村宗悟さん、三浦宏規さん、森久保祥太郎さんが出演。

同時生配信も行われ、歌・朗読・構成・演出が組み合わさり、どこか大人の魅力を感じさせるイベントとなった【昼の部】の模様をレポートします！

千秋楽公演を締めくくる、感情揺さぶる歌声や楽しさあふれる楽曲たち！

ディズニーの名曲をトップレベルのボイスキャストが歌唱する夢のカバーアルバムシリーズ「Disney 声の王子様」らしく、英語と声優・森川智之さんの日本語バージョンで開演アナウンスが流れると、ディズニーリゾートに来たかのように心は一気にディズニーの世界へ。

『アラジン』風の宮殿が象られたステージ上のスクリーンにディズニーアニメーションの名シーンの数々と参加キャストのラインナップが映し出されると、いよいよ「Disney 声の王子様 Voice Stars Dream Live 2021」が幕を開けます。

トップバッターは、ブルーグレーを基調とした王子様の衣装に身を包んだ太田さん、仲村さん、森久保さんによる「いつか夢で」（『眠れる森の美女』より）。

オーロラ姫とフィリップ王子が出会う映像や、王子様をイメージさせる衣装のダンサーらが世界観を盛り上げ、優しく揺り動かすような3人の歌声に癒されます。

一緒にポーズを決めた3人に代わり、緑に染まるステージには「僕の願い」（『ノートルダムの鐘』より）を壮大に歌い上げる伊東さん。『ライオン・キング』のワンシーンから、岡宮さんの力強さを秘めた「愛を感じて」（『ライオン・キング』より）へと続きます。

黒のゆったりとしたローブをまとった魔術師のような木村さんが登場すると、『アラジン』を朗読。スクリーンの映像と相まって妖しさ満点の語りから一転、ステージには炎が上がり、ダンサーを引き連れ「アラビアン・ナイト」（『アラジン』より）を披露します。

続く浦田さんは、民族衣装風の身軽な装いで「ひと足お先に」（『アラジン』より）を歌い、間奏で客席に手を振ったり、炎を使った演出やコミカルなダンサーたちの動きに“踊り出す”ような軽快な楽曲でノリノリ。

白い王子様スタイルの裾をなびかせ、仲田さんがスモークの中「ホール・ニュー・ワールド」（『アラジン』より）を歌えば、魔法の絨毯に乗って未知の旅に心躍らせる気分を、紫のジャケットを羽織った三浦さんによる「スピーチレス〜心の声」（『アラジン（実写版）』より）では、圧倒的な歌唱力で胸を締め付けられるような切なさを感じさせます。

そして、舞台は帆を張った甲板に変わり、島﨑さんが「コンパス・オブ・ユア・ハート」（シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ 東京ディズニーシー🄬）を歌唱。

航海に期待を膨らませる心情が曲間のセリフからもリアルに伝わってきて、ニコニコとうれしそうな笑顔が印象的です。