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アニメ『東京リベンジャーズ』タケミチ役・新 祐樹×千冬役・狩野 翔が語る血のハロウィン編 終盤の見どころ

TVアニメ『東京リベンジャーズ』血のハロウィン編もいよいよ佳境へ!花垣武道役・新 祐樹さん×松野千冬役・狩野 翔さんがあふれる作品愛と終盤の見どころを語る!

成長して仲間から信頼を得るようになったタケミチ。ターニングポイントはキヨマサ戦

――新さんが21話までタケミチを演じてみて感じた成長や変化とは?

新:成長しまくりです。最初は弱かったし、何度も逃げ出しそうになったけど、マイキー君やヒナなどいろいろな人のおかげで少しずつ変わっていって。キヨマサ君に勝てたところから、いろいろなピンチに遭うたびに何度も立ち上がり、立ち向かっていくようになって。また当初は周りになじんだり、認めてもらうことに必死でしたが、ガムシャラに戦って強くなったことで認めてもらえて仲間もできたし、溝中の仲間も助けに来てくれたりして。

19話では「背中を任せろ」と言ってくれる千冬とか、仲間のために頑張ってきたことで、周りも認めてタケミチがくじけそうになった時に助けてくれる、そんな絆や信頼感を得られるところがタケミチの強さの秘密じゃないかなと思います。

狩野:ひたむきさだよね。その姿を見た人が心を打たれて、いざタケミチがピンチになると手を差し伸べてくれて。

新:最初は必死に訴えても「何言ってるんだ? こいつは?」みたいに誰も取り合ってくれなかったり、バカにされたり、ボコボコにされたけど、今では「タケミチが言うなら」と信じてくれるようになって。19話の芭流覇羅(バルハラ)との戦いで、東卍が劣勢で意気消沈している時に叫びながら突っ込んでいくタケミチの姿を見て、再び東卍メンバーの士気が上がったシーンは特に成長を感じました。

狩野:ドラケン(龍宮寺堅)を救ったことが大きかったのかもしれないね。

新:そうですね。そこで信頼を得られたことで、周りのタケミチへの見方も変わっていったと思います。

――お互いのお芝居をご覧になって、どう思われましたか? まず狩野さんから見た新さんのお芝居は?

狩野:新君のお芝居がすごすぎて、吐きました。

新:ウソですよね。吐いてないし。

狩野:心の中でね(笑)。

新:そんなことってあるんですか? ほめすぎじゃないですか?

狩野:それくらい衝撃を受けたんだよ。タケミチのカッコよさって、喧嘩とか力の強さではなく、くじけず、折れない心の強さであり、行動力にもひかれるんですよね。それでいて、ダサさもある、その二面性を自然に表現できるのは新君しかいないと思う。

新:ダサい泥臭さが結果的にカッコよく見えるのが理想だと思いながら演じてきたので、そう感じてもらえたのなら嬉しいです。

狩野:収録でも新君がタケミチと真剣に向き合っているのが後ろから見ていてもわかるんですよね。19話の芭流覇羅戦で腕をぶんぶん振り回しながら向かっていくシーンは見ていて震えました。台本にも一応書いてあるけど、ほぼアドリブで、その時、横で聞いていましたが、そこにタケミチがいるんですよね。声優って本当にすごいなと思いました。更にブースで聞いていた音響監督の飯田(里樹)さんが発した第一声も「素晴らしい!」でしたからね。そんなこと言われている人を初めて見ました。

お芝居への向き合い方やセンス、声という楽器の使い方、タケミチを体当たりでぶつかりながら演じる姿がカッコよすぎて、ウマすぎて。

新:今までされたことがない最大級のほめ方をしていただいて。ありがとうございます。

新さんは千冬の登場から推し変。狩野さんは新さんに感じたシンパシー!?

――次は新さんから見た狩野さんのお芝居の印象についてお聞かせください。

新:原作を読んでいる時、最初は三ツ谷君が好きだったんですけど、途中千冬が登場してきてからは千冬が推しキャラになりました。アニメ化が決まって、千冬は誰が見てもカッコいいけど、タケミチに近い存在で、カッコよさと親近感があって、ヤンキーだけど粗暴ではない千冬を狩野さんがどう演じるんだろうと楽しみでした。狩野さんと共演するのは今回が初めてで。

狩野:でもその前から会っていました。プライベートでフットサルをやったり、イベントで一緒になったりしたけど、お芝居を一緒にするのは初めてだよね。

新:だからどんなお芝居をするのか想像もつかなくて。狩野さんのハスキーなところを使った声が、最初に登場した時のボロボロな表情や雰囲気にピッタリで、カッコいいなと思いました。

その後、一緒に収録していくと頼りがいがある先輩であり、親近感もあるので、千冬といい掛け合いができていると思います。また狩野さんのおちゃめさも見えてきて。千冬のセリフをもじって話しかけてきたけど、僕が気づかなかったり(笑)。親しみやすくて、優しく、素敵な先輩で大好きです。

狩野:僕もそう思ってた(笑)。

新:最初にお会いした時から仲良くなりたいなと思っていたし、役柄だけではなく、普段も仲良くしていただいています。

狩野:そうだね。マイク前に立つと距離感の近さをより感じるかもしれない。新君のお芝居が好きだし、そんな芝居をしようと心がけていますが、もしかしたらお芝居への取り組み方や見方が似ているのかも。

新:もし千冬を演じることになったとしたら自分にはできないなと思っていて。千冬のにじみ出るカッコよさを出すのは難しいけど、狩野さんはバランスよくそれができていて、すごいなと。だから似ていると言われて嬉しいです。

狩野:そう? 一緒に飲みに行こうか! と、こんなご時世でなければ言いたいところなんですけど(笑)。

新:状況が変わったら、ぜひ一緒に行きましょう!


 
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
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