2022年秋劇場版公開時期決定！ あの熱い瞬間をもう一度！『SLAM DUNK』全試合ネタバレ解説！

激突！陵南高校・練習試合

【コミック】SLAM DUNK -スラムダンク- 完全版(13)

　
ついに初試合である陵南との練習試合を迎えた湘北バスケ部。対戦相手である陵南はキャプテンである魚住純（以下魚住）と大エース仙道彰（以下仙道）率いる神奈川の猛者であり、湘北の最大のライバルでもあります。試合開始前から闘志を燃やす両キャプテン。クールなエース流川と、遅刻してくるルーズなエースである仙道。この4人のプレイヤーと、素人である桜木がどんな動きをするのかがこの試合の見所となっています。

桜木は秘密兵器としてベンチスタート。先程の4人を中心に序盤から激しい試合展開になっています。湘北の猛攻を魚住のブロックにより完全に止め、仙道の手にボールが渡ります。超高校級プレイヤーである仙道のパフォーマンスは圧巻で、華麗なアシストで試合を作りつつ自身でも得点。選手、監督ともに勢いに乗り序盤は一気に陵南ムード。

「30点差つける」という陵南の言葉に反応し、火がついた男が2人！湘北の反撃なるか!?

大黒柱・赤木

【コミック】SLAM DUNK -スラムダンク- 完全版(14)

　
乗りに乗った仙道へのパスをカットした流川は仙道おなじみの名台詞「さあいこーか」をサンプリングし反撃開始。先程の陵南の言葉に黙っていられない赤木とともに得点を重ねます。

緊張で固くなっていた湘北の選手たちですが、赤木のゴール下のディフェンスやキャプテンらしいコミュニケーションで徐々に緊張がほぐれて良いプレイができるようになっていきます。さらに流川も調子が出始めチーム全体が活気づきます。

これこそ湘北の大黒柱である赤木の役目！　赤木という軸がしっかりしているからこそ強いのが湘北です。少ない点差で前半を終え後半に突入。桜木は仙道をガッツリ意識していますが、仙道も桜木に何か感じている様子。神奈川の有名プレイヤーから見ても桜木には何か感じるものがあるようです。

安西先生からウォームアップをするように言われる桜木ですが、そこで思わぬアクシデントが起こります。

「代わりはお前だ」湘北ルーキー大暴れ

湘北の支柱である赤木がアクシデントでまぶたを切ってしまい一時ベンチに下がることになった湘北。赤木の抜けたインサイドを埋めるのは秘密兵器・桜木花道の出番です。

初めての試合でガチガチに緊張してしまう桜木ですが流川のケツキックもありすぐ本調子へ。得意のビッグマウスで陵南を挑発、異常な運動能力と先の読めない動き（流川にパスしたくないだけ）で陵南を翻弄！

体力に不安を見せていた流川をも鼓舞？しルーキー2人で大暴れ！　これには陵南の田岡監督も困惑。湘北の新しい力の爆発です。驚異的なジャンプ力で２ｍを超える魚住からリバウンドをもぎ取る桜木。このまま流れは湘北かと思われたが……。

帰ってきたゴリと負けず嫌い達

活躍を見せる桜木ですが、やはり素人です。リバウンドでもボロが出始め、そこを陵南は的確についてきます。赤木の抜けた穴は大きくじわじわと引き離されていく展開に。しかしそこに響く

「ちが～～～う!!」

との叫び。止血が終わった赤木が戻ってきたのでした。そして桜木にリバウンドがなってないと檄を飛ばします。流川と交代しコートへはいります。

赤木が加わりチームが引き締まった湘北はこれまた反撃開始。桜木も教わったことを思い出しリバウンダーとして活躍します。そこで火がついた負けず嫌いな男が仙道です。

天才ではあるもののムラがある仙道は、湘北が勢いづいた事により更に調子をあげ得点を重ねていきます。それに伴って桜木のライバル心もメラメラと燃え上がり仙道に必死に食らいつきます。

そしてその姿を見ながら、ラスト２分を待ちかねていた流川もコートへ！　負けず嫌いたちが集結し最後の２分を迎えます。

仙道にダブルチームでディフェンスする流川と桜木。そしてそれに楽しそうに答える仙道彰。田岡監督曰く「あんなに楽しそうにプレイする仙道は初めて」だそう。近い将来にライバルになりうることを革新した仙道は全力で２人を倒しに行きます。

仙道は２人を抜き去りすぐさまスリーの体制へ。赤木と流川のヘルプも間に合わず、突き放されてしまうかと思われた瞬間、

すぐさま戻っていた桜木が背後から仙道をブロック！　返す刀で流川が３を決め１点差に追いつきます。残り時間わずかでゆっくりとボールを回す陵南。そこで赤木がスティールしすぐさま流川へ、ボールを運んだ先に桜木が走り込みそのままパスを受け取ります。

フリーでゴール下へとダッシュする桜木、頭にスラムダンクがよぎります。しかし晴子の呼びかけに冷静さを取り戻した桜木は身につけた武器である「庶民シュート」で得点！

逆転に成功します！　歓喜にする湘北メンバー。しかしまだ諦めていない仙道が忍び寄ります。最後は仙道の空中で赤木、流川を交わしてゴールを決めるダブルクラッチシュートにより逆転を許し、湘北初の試合は敗北で幕を閉じたのでした。

敗北したものの、仙道や田岡監督率いる陵南にまざまざと力を見せつけた湘北。インターハイでまた試合をすることを誓い陵南を後にします。

試合後悔しさと、たしかな進歩の自信を胸にバッシュを買いに向かう桜木なのでした。