カッコよければカッコいいほど、悪ふざけに思えてしまう！？　超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』1stアルバム発売記念｜伊藤ふみや役・小野友樹さん × テラ役・大河元気さん インタビュー

「面白さ」でリテイクを重ねたテラのソロ曲

ーー続いて、大河さん演じるテラのソロ曲「LOVE MYSELF」についてお伺いできればと思います。

大河：曲が出来上がって仮歌を聞いたとき、「これを出したらいいじゃない！」と思うぐらい仮歌がうますぎて（笑）。お手本というか、ほぼ完璧なものだったので、それに近づけるかどうかでした。

小野：テラ感的にも良い感じだったの？

大河：はい。テラの曲をちゃんと歌ってもらったという感じでした。

小野：仮歌の方って、その方の素で歌われることが多いんですけど、そこもテラっぽさがあったんだね。

大河：なんかすごくカッコよかったです。ただ、そこに僕なりのテラを表現したり、ストーリー性をのせて歌ったりしました。収録は結構時間はかかりましたけど、すごく楽しかったので体感としてはあっという間でした。

毎回ここができないとか、ここを直そうとリテイクを重ねることが多いんですけど、この曲はこれまで収録した中で「もっと面白くしよう」という理由でリテイクを重ねた感じです。

こういうパターンもください、じゃあこれも重ねてみたら面白いんじゃないか、といろいろとやったのですごく時間がかかったのを覚えていますし、カッコよさ、面白さなど、いろいろなことを追求したりして。

本当にレコーディングが楽しかったです。表で言えないような、“誰々っぽく歌ってみましょう”みたいなこともたくさんやっています。

（「LOVE MYSELF」が流れる）

小野：Gonna love myself～♪

大河：なんで覚えてくださっているんですか！？ 嬉しい～！

小野：あはははは（笑）。

ーーまた、7人で歌っている全員曲もすごく個性的というか、初めてミュージックビデオを見たときは「これ、アリなんだ！」と衝撃を受けました。

小野：アリもナシもなかったんだ！と思いました（笑）。

大河：僕も同じこと思いました！ アリとかナシとかのそういう問題じゃない！と（笑）。

小野：うんうん。それに気づかされたというか。

大河：楽しければいいか！というのがありますよね。それを追求すると、病気のときに見るような悪夢みたいなミュージックビデオになるんだなと（笑）。そういえば、昨日「カリスマ1週間」を駅のホームで誤って大音量で流しちゃいました。

小野：えっ！？

大河：イヤホンがちゃんと繋がっていなかったのか、ど頭の「今週もエクスタシィ～！」が駅のホームに流れてヒヤッとしました（笑）。

ーーそんな大河さんが誤って駅のホームで流した「カリスマ1週間」を含めた、全12曲収録の1stアルバムが発売となります。このアルバムには新曲2曲も含まれているそうですね！

（「神の領域」が流れると口ずさみながら体を動かす小野さん）

大河：あはははは（笑）。

小野：「神の領域」はサビのリズムが最後までわかりませんでした。

大河：カ～リスマでっ♪というところですね。

小野：そうそう。一拍待って入るから、半拍ズレたままわからなかったんです。自分の感覚と合わないリズムだったので新鮮でした。

大河：確か、僕も「ん？」と思うところが1箇所あったんですよね……裏の音を爆音で聴くとわかりやすいところが結構多かったような気がします。

小野：そういうことか……！

大河：本当に難しい曲でした……ただ、『カリスマ』の全員曲って今までちょっと変わった曲だったんですけど、急にカッコいい曲が来てどうしちゃったの！？と思いました。

カッコよければカッコいいほど、悪ふざけなんじゃないかなと思えてくるんです。「これはネタかな……？」と（笑）。

ーー言われてみれば、これまでの『カリスマ』の全員曲はちょっと変わった方向性ですよね……もちろん良い意味でですけど。

大河：良い意味かぁ！？（笑）。

小野：悪ふざけだと思いますよ～？（笑）。

一同：（笑）。

ーーあと、トレイラーがすでにYouTubeでアップされていますが、「カリスマっていいな」も新曲として収録されています。

大河：きゅんきゅん♡から始まる曲ですね。この曲いいなぁと思い始めたら、もうそろそろヤバい領域に入っていると思います（笑）。

小野：トレイラーにはあちこちに“例のボーダー男”がいて……これはヤバいです（笑）。

ーー曲自体に有名曲が含まれていたり、パロディー要素満載のミュージックビデオだったりと『カリスマ』の自由奔放さがすごいですね。

大河：これは制作の方々の大変さが伺えますし、それはもうTwitterのトレンドに入りますよね。