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夏アニメ『ライザのアトリエ 』のぐちゆり×大和田仁美×寺島拓篤×近藤 唯 声優座談会

夏アニメ『ライザのアトリエ』放送開始直前!のぐちゆり(ライザ役)×大和田仁美(クラウディア役)×寺島拓篤(レント役)×近藤 唯(タオ役)座談会|声優陣が感じたこれまでの「アトリエ」シリーズとは違う『ライザ』ならではの魅力とは

2019年に発売されて大ヒットしたゲーム『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』(以降、『ライザのアトリエ』)が、ファン待望のアニメ化。自然豊かなクーケン島で育った少女ライザと仲間たちのひと夏の冒険が、7月1日からはアニメでも描かれていきます。

その放送に先立ち、メインキャストによる座談会を実施。クーケン島にあるラーゼンボーデン村の農家の娘、ライザことライザリン・シュタウト役ののぐちゆりさん、大商会の主である父の隊商とともに村を訪れたクラウディア・バレンツ役の大和田仁美さん、そしてライザの幼馴染の2人、レント・マルスリンク役の寺島拓篤さんとタオ・モンガルテン役の近藤 唯さんに、『ライザのアトリエ』の魅力やそれぞれのキャラクターのこと、収録エピソードなどをたっぷり語っていただきました。4人の和やかな雰囲気も感じていただけたらと思います。

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ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
周りを湖に囲まれたクーケン島にあるラーゼンボーデン村。ロテスヴァッサ王国の辺境にあるこの村では、穏やかな時間が流れている。そんな刺激が少ない村での暮らしに活力を持て余していたのは、平凡で特徴がないことが特徴の少女、ライザ。「あーあ。何か面白いことないかな。」窮屈で退屈な村、そこに身を置く“なんてことない農家の娘”である自分に不満を抱いていたライザは、ある日、幼馴染みのレントやタオとこっそり小舟に乗り込み、島の対岸へはじめての冒険に出かける。そこで出会ったのは、“錬金術”という不思議な力を使う一人の男だった。その力に魅せられたライザは、錬金術を教えてほしいと頼み込む。“なんてことない農家の娘”から“錬金術士”へ。これまでの遊びとは違う、自分たちだけの“ひと夏の冒険”が始まる――。25周年を迎えた「アトリエ」シリーズの人気作『ライザのアトリエ』が遂にアニメ化!作品名ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜放送形態TVアニメスケジュール2023年7月1日(土)〜2023年9月16日(土)TOKYOMXほか話数全12話キャストライザリン・シュタウト:のぐちゆりクラウディア・バレンツ:大和田仁美レント・マルスリンク:寺島拓篤タオ・モンガルテン:近藤...

座談会 参加キャスト

これまでの「アトリエ」シリーズとは違う、『ライザのアトリエ』の魅力とは?

――まずは、長い歴史のある「アトリエ」シリーズの中で、『ライザのアトリエ』はどういうところが魅力なのかお聞かせください。

ライザ役・のぐちゆりさん(以下、のぐち):『ライザのアトリエ』のお話をいただいたとき、「従来の『アトリエ』シリーズとは違う、新たなものを作っていきたい」とお聞きしました。私はそれまで「アトリエ」シリーズをプレイしたことはなかったですけど、プロモーションビデオなどから、主人公は繊細で華やかで妖精さんみたいというか、品のある印象を受けていたんですね。でも、ライザのキャラ設定を見たら、あれ? と(笑)。

「家の手伝いをサボりがち」とかいろいろ書いてあって、結構奔放な子なんだな、歴代の主人公とは違うキャラクター感なのかなとすごく感じました。錬金術なんてまったく知らないけど実は才能がある、みたいな子が実際に錬金術と出会って……というのも「アトリエ」シリーズだと珍しいみたいで。

タオ役・近藤 唯さん(以下、近藤):確かに、私は「アトリエ」シリーズに何本か関わらせていただきましたが、みんな「最初から錬金術とは何か?を知っていて、そこから錬金術士として成長していく」という始まりでした。それと比べて、ライザは錬金術のことを何も知らないところから始まり、錬金術と出会って成長していきますから、スタートが違いますね。

※近藤唯さん「アトリエ」シリーズ出演作品
『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』(コルネリア役)
『リディー&スールのアトリエ 〜不思議な絵画の錬金術士〜』(コルネリア役)
『ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~』(マァナ役)

クラウディア役・大和田仁美さん(以下、大和田):才能すごくない?

のぐち:よく言われる。あ、いや、私のことじゃないからね!(笑)

レント役・寺島拓篤さん(以下、寺島):あっはっは! 近藤さんはライザを見て、どう思ったの?(これまでの主人公と比べて)こんななにもないやつが急に、みたいな?(笑)

近藤:なにもないやつとは思わなかったですよ(笑)。今までの主人公も明るく元気で、前向きなところがあるんですけど、ライザは元気のタイプが違うというか。

大和田:“振り回し度”はどう?

近藤:振り回す、という点では、ライザは高いですね。主人公として巻き込んでいく力や求心力はどの子も持っているけど、ライザのように巻き込んで「行くよー!」って引き連れて行くタイプとはまた違うのかなって。それに、男の子の幼馴染2人を引っ張っていくのも、今までの子とは違うなと思いました。

大和田:でも、その猪突猛進というか、行くぞ! っていう心があったから錬金術に出会えたんだよね。

のぐち:そうだね。衝撃的な出会いでした。

寺島:そういうところも、僕らの世界で言う「庶民的」だと感じるんだよね。公園で子供たちが遊んでいるみたいに見えるというか、錬金術とは関係ないテンション感があって。

近藤:だから、より自分たちに近いと感じるのかもしれないです。


――子供の頃の「探検するぞ!」という感じは、特に田舎で育った人はわかるんじゃないですかね。

寺島:そうなんですよ。まさに僕がそうなので。『ライザのアトリエ』は「秘密」シリーズ(副題に「秘密」と入っている『ライザのアトリエ』3タイトルを指す)と呼ばれていて、特に“秘密基地感”があるなと。

子供の頃、大人に隠れて子供たちだけでやっていた遊びとか場所とかが、そのままこの作品の大枠のイメージになっているのも新しいですし、今までのファンタジックな世界観よりも現実に近いと感じます。ライザをはじめとしてみんな庶民的な感じがあるからこそ、クラウディアのお嬢様感が際立つよね。

大和田:確かに。「違うところから来ました」という感じがありますね。

寺島:でも、なぜか誰も憧れなかった(笑)。

大和田:ほんとだ!(笑)

のぐち:逆に、クラウディアが(ライザに)憧れちゃった(笑)。

寺島:そっちかーって。都会から来た綺麗な女の子に、男たちが憧れてぽ〜っとなってもいいのに。

大和田:全然そういう素振りを見せなかった。

近藤:なんかごめんなさい(笑)。

大和田:でも、だからこそ爽やかな作品でもありますよね。

寺島:恋愛感情も起こってもおかしくない環境なのに、なんもない。かけらも思わなかった(笑)。

のぐち:レントを演じていても、やっぱりそうだったんですね。

寺島:前にイベントでも話したけど、最初にライザのキャラデザを見たときに「めっちゃかわいい!」「すっごく魅力的な女の子!」と思ってワクワクしたんですけど、レントを演じていくうちに徐々にそういったワクワク感がなくなっちゃって(笑)。キャラクターとしての魅力はもちろんいっぱいあるんですけど、恋愛対象としても捉えることはなくなりましたね。

近藤:タオとしても、ライザは女の子っていう感じじゃないですね。仲間というか。台本が進んでいくにつれ、自分たちは仲間だ! みたいな感じがより強くなって、恋愛が生まれる感じはなかったです。

寺島:なかったよね。家族とか仲間に近い。

のぐち:きょうだいみたいにも感じますね。

(C)コーエーテクモゲームス/「ライザのアトリエ」製作委員会
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