『レモンスカッシュスコア』第3弾：藤堂暁役・白井悠介さん×麻倉瑛都役・住谷哲栄さんインタビュー｜「Chroma7ree」はまだバラバラ。だからこそどんな色になるのか楽しみ

ドラマトラックは「おやおや、どうした」という展開に

――12月6日にリリースとなるシングルCD第三弾には、日向・暁・千紘・瑛都がドラマで芝居に挑戦する様子が収められたドラマトラックも収録されます。こちらの注目ポイントを教えてください。

白井：ドラマの芝居では、瑛都の子役時代の経験が活きます。芝居に関して、他の3人はほぼ素人。どうやってセリフを読めばいいんだろうみたいな悩みを瑛都が茶化しつつ、物語が進んで行きます。

住谷：ドラマの芝居でそれぞれが甘いセリフを言うのもポイントです。

白井：ですね。

住谷：日向はドキマギして、千紘は安定しているなど、物語のなかで各キャラクターの個性がしっかり出ている点も聞きどころですね。ただ、そんな中で、暁だけは途中からちょっと穏やかじゃない空気が流れます。

白井：そう、「おやおや、どうした」という展開になります。それには彼の過去が関係しているので、その点に注目していただければなと思います。

――CDには新曲2曲も収録されます。それぞれの聞きどころを教えてください。まずは「Be yourself!」。

白井：とても明るくてポジティブな曲です。「Be yourself!」はそれぞれに個性があってバラバラに見えるけれど、それでいいじゃないという前向きな曲です。ドラマトラックの物語とリンクする部分がありますね。2番でちょっとラップぽいパートがあるのですが、そこは歌っていて楽しかったです。

住谷：第二弾の3人（悠生・理央・湊）が歌った楽曲はエモ系と爽やかロック系でしたが、そちらとは違うテイストで、シンプルに元気になれる曲ですね。ザ・アイドルソングで、歌っていても楽しいです。メンバーのなかでは、アイドル好きの暁が特に好きそうな曲！

――続く「Snapping」はどのような楽曲でしょうか？

住谷：日常のなかでの君の一瞬を切り取る、笑顔を切り取るというような楽曲のテーマが好きです。ラフな歌詞とグルーヴィーなトラック、そしてテーマも含めて、とてもいい曲ですね。

白井：力を抜いてゆったりしていこうという感じの曲で、聞いていてリラックスできます。

住谷：カメラを持って一緒に街を歩きながらデートをしている、みたいな情景も思い浮かびました。

白井：ふたりで写真を撮り合っちゃったりしてね。

住谷：まったく、イチャイチャしやがって！　街中にいたら、ちょっと「ギリギリ」しちゃうかも（笑）。

白井：写真撮り合っているだけだよ!? ちょっと過激だな（笑）。でも、日常のさりげない、何気ないことも写真に撮って、素敵な思い出にしようという歌詞が本当にいいですよね。デートに限らず、その一瞬、一瞬が大事な思い出だよというメッセージが込められているようにも感じます。

住谷：ライブで歌いたいですね。会場がピッカピカになるような7色のペンライトを振ってもらいたい！

白井：もしこれをみなさんの前で歌う機会があったら、歌っている最中に写真を撮るなんてこともできたら楽しそうです！

「Chroma7ree」はまだバラバラ

――アイドルコンテンツも多数登場し、さまざまなアイドルが存在しています。その中で「Chroma7ree」はどのようなアイドルグループだと感じていますか？

白井：個人的には、まだバラバラな部分があると感じていますね。Episode.1でみんなで歌詞を作るという共同作業はありましたが、ガッツリ絡んだことがないメンバーもいて。そういう意味でも、これからどうなっていくのか、7人が交わったときに何色になるのか楽しみです。なにせまだ正式にデビューもしていないグループなので、可能性がたくさんある気がしています。

住谷：確かに、まだバラバラかも。暁と千紘は夫婦と呼ばれるような関係だったり、瑛都と日向も仲が良かったりということはありますが、全体としてはまだ混ざりつつある状態。これからどんな色になるのか。成長過程から楽しめるアイドルグループだと感じています。

――最初からみんな仲が良いわけじゃないという点に、リアリティを感じます。

白井：そうなんですよね。

住谷：「Chroma7ree」は事務所の養成所で切磋琢磨していた仲間から選ばれたメンバーで結成されましたが、まさかこの7人でデビューするとは、誰も想像していなかったんじゃないかな。

白井：むしろ最初はライバル関係だったでしょうし。

住谷：そんな中でグループとして活動することになった訳なので、そりゃ最初はギクシャクしますよね。そういう点も含めて、どうグループが変わっていくのかが楽しみです。

――暁はアイドルオタクですが、お二人はアイドルに憧れたり、応援したりした経験はありますか？

住谷：僕は嵐さんですね。

白井：へえ！

住谷：子供の頃にテレビで一番よく見かけたアイドルグループでした。バラエティにもドラマにもたくさん出演されていましたし。憧れていたというよりも、単純に好きでした。あとはSMAPさん。最近は全然言われませんが、子供の頃に香取慎吾さんに似ていると言われたことがあって。

白井：あー、骨格とか確かに！

住谷：それで、勝手に親近感が湧いちゃって（笑）。ああいう人になりたいと思っていました。

白井：僕は子供の頃は、アイドルと無縁でした。ただ、最近になって韓国のオーディション番組をたまたま見る機会があって。K-POPアイドルのオーディションで、一般参加者の方が切磋琢磨して最終的に残ったメンバーでデビューするというものだったんですよ。オーディション参加者は10代の子が多かったのですが、彼らが頑張っている姿を見ると、思わず応援したくなっちゃうんですよね。親目線に近い感覚で見ちゃう。彼らがデビューしたら応援したいなという気持ちが、今まさにあります。

住谷：何事も頑張っている姿を見ると、応援したくなりますよね！

――最後に、まだ作品を知らない方に、本作の魅力や楽しみ方をアピールいただければと思います！

白井：まず、キャラクターが個性豊かでカッコいいです。公式YouTubeチャンネルでショートエピソードや楽曲のMVも配信しているので、通学・通勤中に気軽に聞いてみてください。今からこの作品を知れば、まだ「古参」です！　ぜひ彼らの行く末を、一緒に応援していただけると嬉しいです！

住谷：公式YouTubeチャンネルでは彼らが「Chroma7ree」として活動するきっかけを描いたEpisode.0も観られます。まずは彼らのことを知って、推しのキャラクターを見つけていただければなと思います。その後、気に入ったらCDも手に取っていただけると嬉しいです。まだ正式デビュー前のアイドルグループ。みなさんは彼らのデビュー前を目撃しています。ぜひ「古参」のファンになってください！

［文＆写真・M.TOKU］