中華BL小説『千秋』(著:梦溪石)アンケートの結果発表! 作品の魅力や推しキャラクター、読者による熱烈布教をお届けします!
みんなの好きなキャラクター&推しポイント
沈嶠(シェンチアオ)【受け】
今回のアンケートで一番票が多かったのは沈嶠です。天下一の道門・玄都山の掌教である沈嶠は、非常に美しい容姿で心までも純真。しかし、とある戦いに敗れて瀕死の状態となり、武功と記憶、視力をほとんど失ってしまい、通りがかりの晏無師に助けられます。
晏無師に翻弄されながらも、そしてどん底であっても強い意思を見せる沈嶠。儚げ美人と思いきや実は“強さ”も魅力で、そのあたりも読者の推しポイントのひとつとなっているようです。グイグイ迫ってくる晏無師の理解不能な行動に困惑したり絶句している場面があるのですが、寄せられたコメントにもある通り、塩対応なところもまたいいですよね。
からかわれても自分で対処できちゃう強強美人なところ。(20代)
目も見えなくて体もボロボロなのに追い打ちをかけるような展開。それでも心は清らかなままでいる彼に、惚れない人なんてたぶんいません。(10代)
善良!真面目!芯をもった一本気なキャラクター!だけどそれだけではない魅力があります。(30代)
どれだけどん底にいても諦めずに前を向く姿勢が大好きです。(10代)
自分の生き方で進めるところ。(30代)
自分の知らなかった世間の事や、イエンウースーに振り回されそうになっているがそれでも理性を持って素直に受け入れている姿勢がいい!(20代)
ひたすらに可愛い。反応も可愛い。健気可愛い。どんなことがあってもひたむきに前を向く姿勢に応援したくなります。(10代)
とにかく格好いい! 優しげで女性的な風貌でありながら他人には絶対に弱った姿を見せまいとして、傷ついていても血を吐かずに我慢する……功力も回復しておらず無理に戦っている姿もぐっときます。そしてその姿が無理をしているとは思えないほどきれいで格好いい……。 理不尽と思える要求も上手くかわしたり応じたり、でも絶対に曲げない一線は必ず引いています。そんな格好いい沈掌教が晏宗主に絡まれて動揺しているのも刺さる……!(10代)
心が美しい(30代)
自分の非も認められる、素直なところ(20代)
儚げに見えて強い!頑固な面もありつつも、様々なことを受け入れて成長し、より強く、より美しくなっていく姿に尊さを感じます。(40代)
性格が好き。善人キャラはわざとらしくなりがちだか、それを感じさせない。気が弱いわけでも、人の目が気になるから人に優しくしているわけもなく、自分の信念を貫いている感じがする。あと俺様な攻めに対して塩対応するところもよい。(20代)
晏無師(イエンウースー)【攻め】
晏無師は魔門三宗のひとつ浣月宗の宗主で、「魔君」とも呼ばれています。十年の閉関を経て江湖に再び姿を現し、圧倒的な強さを誇る晏無師。その容姿は美しく、いわゆる“イケおじ”タイプですが、純白の沈嶠を黒く染めたいと考えているようです。旅を続ける沈嶠を執拗に追いかけ回してはちょっかいをかける姿が見られます。
理解不能な行動で周りの人間を驚愕させることも多々あり、予測不能な面白さも見どころ。世界の大局について非常に鋭い見解と見識を持っており、朝廷で太子に使える「太子少師」の肩書きを持つなど、そのギャップもたまらないとの声も。そんな魅惑的な彼の虜になる読者も多いようです。
今まであまり触れてこなかった「イケおじ」キャラだったので衝撃的でした。まずキャラデザが好きすぎるのはもちろん、独特の危うさに沼ります。様々な思惑を抱えたミステリアスキャラですが、とにかく「あなたのことをもっと知りたい!!」と思わせてくれました! 一巻の晏無師さんバチバチに格好良かったです最高です。彼の思惑も、二人の関係も今後が気になって仕方がない!(10代)
今のところ突拍子がなく酷いこともする子供っぽい人物だけど、クレバーなハイスペック実力者でもあるギャップかな。(50代)
美しいものを汚したいという性癖が一致しました。(10代)
玉生煙(ユーションイエン)
嬉しいことに玉生煙を挙げた方がいらっしゃったので、ここでご紹介します。玉生煙は晏無師の弟子であり、十年の閉関を終えた晏無師が江湖に再び現れた物語の冒頭から登場しています。真面目に修行を積み、江湖の若手たちのなかでも有数の手練れである玉生煙。師尊の晏無師には敵わないものの、その高い素質は師尊も認めているようです。
ちなみに、晏無師の一番弟子は辺沿梅(ビエンイエンメイ)なのですが、この二人の弟子は師尊に非常に従順であり、沈嶠とも関わりを持つことになります。
沈嶠と晏無師
最後に、沈嶠と晏無師の二人を選ばれた方の推しポイントをご紹介します!
私が好きな登場人物は沈嶠と晏無師です。沈嶠と晏無師は、それぞれ信念に忠実に生きる人物です。沈嶠は正門のトップであり、武功に優れた人物ですが、物語の始めに罠にはめられて体はこれ以上なく弱り、記憶まで失ってしまいます。 神像のように禁欲的な美しい外見を持ち、生きているのもやっと、という彼には、様々な悪意が襲い掛かってきます。しかし沈嶠は、どんな酷い状況にあっても、世の中には善があると信じている、人を信じようとできる、優しく強い人です。仲間に裏切られてもめげず、自分よりも強く悪いものに相対しても屈しません。 また彼は玄都山を出る前、ほとんど外に出たことがなく感情すら抑えて暮らしてきており、世間知らずで感情の起伏があまりありません。それが晏無師に振り回され、世に出て見分を深めたことにより、彼の中の感情も一緒に成長してゆきます。実は頑固で、子供のような顔をみせることもあります。それがかわいらしいところでもあります。 玄都山から出てからは、晏無師に様々なことを教えられます。沈嶠は、慈悲の心を失うことは決してありませんが、湧き出た感情を素直に柔軟に受け入れ、自分がどんどん変化していくのを感じます。その変化を見守るのが楽しく、また推しポイントです。 彼は元の武功を取り戻すだけでなく、世に出て困難を乗り越えた末、晏無師という敵であり師である存在により、人間的にも更に強く成長するのです。沈嶠の優しく強いところが大好きです。 その沈嶠の、敵であり師といってもいい存在・晏無師も好きです。人間の本質は悪であると考える彼は、"悪の華"と表現するのにふさわしい人物です。晏無師はトップレベルの武功の強さを誇り、その悪辣さから江湖で恐れられ嫌われています。魔門の者ですら彼を冷酷だと避けて通ります。 晏無師は時にワガママな子供のように傍若無人で、次の瞬間にはまるで沈嶠の良き友であるかのようにも振舞ったりします。彼は頭がキレ、自分の欲望を抑えません。邪悪な中に、抗いがたい色気や魅力を感じさせます。 この二人の間には、常に衝突と葛藤があります。しかし、それがかえって二人の魅力を引き出して物語が面白くなります。沈嶠の強さと美しさ、晏無師の知性と生き様が、心をとらえて離しません。(20代)
🎉🎊高階佑先生お誕生日おめでとうございます🎂🥂
— VOILIER Books(ヴォワリエブックス) (@voilierbooks) October 15, 2023
お誕生日を記念し、大好評!千秋現パロのラフを公開いたします✨
一緒にお祝いをしましょう🥳#高階佑先生お誕生日おめでとうございます#HappyBirthdayTakashinaSensei#高階佑老师生日快乐
※ラフの公開は高階先生の許諾を得ています。 pic.twitter.com/hrrdLs30Pn
呉聖華先生、お誕生日おめでとうございます🎂🥂
— VOILIER Books(ヴォワリエブックス) (@voilierbooks) January 1, 2024
呉聖華先生に『千秋1』でお気に入りの場面、セリフをお伺いしました🙌特別に公開いたします。
お誕生日をぜひ一緒にお祝いをしましょう❤️
#呉聖華先生お誕生日おめでとうございます pic.twitter.com/nQ6ip9RDFU
『千秋』の世界へ
今回、アンケートにお答えいただいた皆様、素敵なコメントをたくさんありがとうございました! 筆者も『千秋』の大ファンですので、本作の魅力を改めて感じ、そして共感の嵐で何度も何度も頷いていました。
『千秋』は南北朝時代末期あたりを舞台とした武侠BL小説。史実と武侠ファンタジーの融合を深く楽しめますし、悶絶要素たっぷりのBL作品としても全力でオススメしたいです。非常に面白い作品ですので、気になっている方はぜひお手にとってみてください。第1巻をすでに読まれた方は、第2巻を楽しみに待ちましょう。
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。
『千秋』作品情報
『千秋』のあらすじ
天下一の道門玄都山の掌教(注1)・沈嶠(シェンチアオ)は、突厥(注2)最強と謳われる男・昆邪(クンイエ)との戦いに負け、崖から落ちて瀕死の重傷を負う。
気を失っている沈嶠を偶然通りかかった晏無師(イエンウースー)が助けるが、彼は自らが宗主を務める魔教・浣月宗(かんげつしゅう)に沈嶠を引き入れようとしていた。意識を取り戻した沈嶠は、視力と記憶、そして掌教の地位も失っていたが、晏無師の誘いを断り、自分の過去を確認する旅に出た。
だが、その美しい容姿と、常人より遙かに優れた武功のため、時には魔教の者に追われ、時には極悪人の郡王に自分の男寵になれと言われるなど、さまざまな試練を受ける。
そんな沈嶠の前に再び現れたのは晏無師。記憶を取り戻したものの、昆邪との戦いに敗れたのは、玄都山の仲間の裏切りによるものだということを知り、帰る場所を失った沈嶠は結局、晏無師と旅をすることにした。
しかし晏無師は気まぐれで、旅の道中、怪我のせいで武功が弱っている沈嶠を冷たく突き放したかと思うと、見た者がふたりの仲を誤解するほど甲斐甲斐しく、弱った沈嶠の世話を焼く。
晏無師の狙いが分からぬまま旅を続けていた沈嶠だったが、晏無師から昆邪との戦いで失くしたはずの「山河同悲剣」を差し出され…。
注(1)門派を司る者(2)現在のモンゴルに住んでいたとされる民族名
『千秋』第1巻
著者:梦溪石
訳者:呉聖華
イラスト:高階佑
レーベル:VOILIER Books
発行:日販アイ・ピー・エス株式会社(IPS)
発売日:2023年9月15日
判型:四六判並製
価格:通常版2,310円(税込)/ 特装版5,940円(税込)
〈特装版の特典〉
・A3ポスター(カバーイラスト)
・アクリルパネル(オリジナルイラスト)
・アクリルスタンド(主人公2名のちびキャラ)
・ポストカード(挿絵イラスト)
・著者とイラストレーターの複製サインミニ色紙
◆通常版 アニメイト限定セット【ダブルポケットクリアファイル付き】:3,190円(税込)
※アニメイト限定特典ミニ番外ショートストーリー(著者weiboにて過去掲載)が付きます。無くなり次第、終了となります。(無償特典)
『千秋』第2巻
著者:梦溪石
訳者:呉聖華
イラスト:高階佑
レーベル:VOILIER Books
発行:日販アイ・ピー・エス株式会社(IPS)
発売日:2024年3月19日(火)
判型:四六判並製
価格:通常版2,310円(税込)/特装版6,996円(税込)
〈特装版の特典〉
・A3ポスター(カバーイラスト)
・沈嶠のアクリルスタンド
・晏無師のアクリルスタンド
・ポストカード(挿絵イラスト)
・ミニ設定資料集
※特典の画像や詳細な仕様については順次公開
◆通常版 アニメイト限定セット【アクリルプレート付き】:3,960円(税込)
◆特装版 アニメイト限定セット【アクリルプレート付き】:8,646円(税込)
※アニメイト特典:限定ミニ番外SS
・特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
・こちらの特典表記が商品ページから無くなりますと、配布終了となりますのでご注意ください。
・こちらの特典は著者weiboにて掲載されたものです。
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