歌声で心地良さを感じて、映像でルーティのかわいさを堪能ーーTVアニメ『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd』特別対談！　ルーティ役・大空直美さん×OP曲担当・ゆいにしおさん【前編】

2024年1月より、約2年ぶりとなる2nd Seasonが始まったTVアニメ『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd』（以下、『真の仲間2nd』）はいよいよ佳境へ。

TVアニメ2nd SeasonのBD＆DVD発売と、1st Seasonと2nd Seasonに渡ってOP曲を担当されたゆいにしおさんのアルバム「weekday」の発売を記念して、ルーティ役を演じる大空直美さんと、ゆいにしおさんの特別対談を2回に渡ってお届けします。

前編となる今回は、初対面の感想やアニメ『真の仲間』のお気に入りシーン、ルーティを演じる際に意識した点、1st Seasonと2nd SeasonのOP曲の制作秘話など語っていたただきました。

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd

かつて「真の仲間ではない」と勇者パーティーを追放されてしまった英雄・レッド。そんな彼だが今は、生涯の愛を誓い合ったお姫様で恋人のリットや、元勇者で大切な妹のルーティと共に、辺境の地で薬草店を営みながら、ゆったりと平穏な日々を過ごしていた。「私って本当に幸せなの。こうしてレッドと綺麗な景色を見られるなんて」「またお兄ちゃんと一緒に過ごせる日が来て嬉しいな」最高の宝石を手に入れるために旅に出たり、絶景を眺めながら美味しい食事をしたり、気持ちいい温泉に浸かったり、楽しみや喜びを大好きな人たちと分け合う至福のひととき。たとえ世界に何があっても、この幸せな時間は揺るがない――。"のんびり楽しい薬屋経営"、"愛する恋人＆妹との暖かい生活"報われなかった英雄による幸せいっぱいな第2の人生が再び始まる。作品名真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd放送形態TVアニメシリーズ真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしましたスケジュール2024年1月7日（日）〜2024年3月24日（日）AT-X・TOKYOMXほか話数全12話キャストレッド：鈴木...

大空直美｜アニメキャラ・プロフィール・出演情報・最新情報まとめ

声優の大空直美（おおぞらなおみ）さんは2月4日生まれ、大阪府出身。『いなり、こんこん、恋いろは。』の伏見いなり役をはじめ、『宇崎ちゃんは遊びたい！』の宇崎花役など、人気作品のキャラクターを演じています。こちらでは、大空直美さんのオススメ記事をご紹介！

『真の仲間』は「スローライフな部分と不穏な空気感の両方の側面がある作品」

――お二人は今回が初対面とのことですので、お互いの第一印象をお聞かせください。

大空直美さん（以下、大空）：歌声は知っていたので、「やわらかい空気感の優しい方」というイメージがありましたが、実際にお会いしてみたらその通りで、優しい空気感があって素敵な方だなと。今日の撮影前に挨拶に来てくださって、お部屋に入って来られた瞬間に、ピカピカ輝いて見えて、「きれいな方だな」とちょっと見とれちゃいました。撮影中にはお肌のケアのこともお聞きしたりして（笑）。

ゆいにしおさん（ゆい）：私は大空さんといえばルーティのイメージがありました。ルーティは無表情で、かわいいけどクールな印象を持っているんですけど、大空さんにお会いしたら、あふれるキュートさに心がポカポカして幸せな気分になりました。

――お二人が関わられている『真の仲間』の印象をお聞かせください。

大空：スローライフな部分と不穏な空気感の両方の側面があるなと思っています。スローライフのパートでは、レッドとリットのイチャイチャした暮らしを見られるけど、結構深い部分にも焦点が当たる時があって。例えば加護という力や使命など自分の意志とは違うところで付与されてしまったり。そんな中で自分のやりたいこととは違うがゆえに生き方が縛られてしまうんですよね。ルーティであれば、勇者であるために必要なもの以外はすべてそぎ落とされていく悲しさもあったりして。そういうところまで考えさせてくれる作品なのかなと思っています。

ゆい：1st SeasonからOPテーマを担当させていただいて、お話をいただく前はラノベや「なろう系」の小説を読んだことがあまりなかったので、「私の曲で務まるのかな？」という心配がありました。その後、原作の小説やマンガを読んで、スローライフな部分は私も好きだなと思えたし、すごく入り込みやすくて。もちろん不穏な部分や激しい戦闘シーンもありますが、スローライフのリラックス感が挟まることで、どんな人でも入りやすい作品だなと思いました。

ルーティに焦点が当たった2nd Seasonではルーティの笑顔がたくさん見られて嬉しい

――2nd Seasonに入って変わったなと思った点はありますか？

大空：1st Seasonはレッドの視点を中心に、レッドとリットの暮らしが描かれたと思いますが、2nd Seasonからはルーティに焦点が当たったような気がしていて。1st Seasonではルーティはずっと戦いばかりの日々だったので、2nd Seasonになってようやく大好きなお兄ちゃんのそばで、友達も一緒に住んでゆったりした暮らしができて、ずっとしたかったことが叶えられました。

だから、1st Seasonで演じている時は、泣いてしまうくらい感情移入してしまう時があって。想い出の中で生きているというか、勇者の加護のためにいろいろな感情を奪われてしまうのはすごくつらいと思うんですよね。そして2nd Seasonではたくさん笑顔が見られて、演じていても「良かったな。ルーティがたくさん笑っていて、嬉しいな」と思いながら、まるで親心みたいな気持ちで見ていました。

ゆい：こんなに一気に主人公が変わってしまうものなのかなって思うほどで、ビックリしました（笑）。ルーティが第二の人生を歩み始めるところが視聴者としても勇気づけられるし、親心というのもわかります。まるで姪っ子を応援している気持ちでした。「良かったね」「いっぱい食べてね」って言いながらアニメを見ていました（笑）。

大空：それまでは加護のせいで寝ることすら奪われていましたからね。ずっとパーティのテントの中で起きていたので、眠ったり、起きたりできることが幸せなんです。