アニメイト津田沼移転リニューアルオープンを“徒歩”で盛り上げる！　宣伝担当社員がアニメイト池袋本店からぶっ続けで31.6km歩く「伊能忠敬チャレンジ」やってみた！【お得なキャンペーン情報有り】

長年愛され続けたアニメイト津田沼の移転リニューアルオープンを控えたある日。来たるべき移転オープン日の2025年4月4日に向け、どうにか盛り上げができないかと悩む新人宣伝担当Aのもとに届いたのは、同じくアニメイト津田沼の移転PR施策を担当する先輩からの一通のチャットだった。

――明日10時、歩きやすい靴でアニメイト池袋本店に集合

オトナの知力・体力・財力を駆使し、千葉県の偉人・伊能忠敬から着想を得てモンスター企画を打ち立てた先輩社員！　何も知らない新人宣伝担当A！

アニメイト池袋本店からアニメイト津田沼までを徒歩で踏破するには、時間にして約7時間30分、距離にして31.6km。アニメイト津田沼の晴れの日に向けて、歩け、歩け、とにかく歩け！　はたして彼らは、長く険しい道を踏破できるのだろうか……。

すべてはアニメイト津田沼のために――「伊能忠敬チャレンジ：30km横断編」開始ッ!!

先輩にしては珍しい、意図や目的が不明瞭なチャット。文面では伝えられないようなことなのか、はたまた後輩である私には振りづらい仕事なのか。

考えられる可能性をいくつか思い浮かべながら身支度を整え、アニメイト池袋本店に向かうと、先輩が立っていた。

先輩：来たか。

A：お疲れ様です。急に「歩きやすい靴で集合」なんて言われたので、ビックリしましたよ。今日は何をするんですか？

先輩：結論から言うと、Aさん。君には今からアニメイト池袋本店からアニメイト津田沼まで歩いてもらう。

A：……はい？

アニメイト池袋本店からアニメイト津田沼まで歩く。私の記憶違いでなければ津田沼とは千葉県習志野市にある一地名であったはずだ。

そして津田沼と言えば、4月4日に移転リニューアルオープンが予定されている店舗である。たしか先輩も、私と同様にそのPRを任されていた……。

A：移転リニューアルオープンのPR施策の一環ですか？

先輩：その通りだ！　さすがAさん、理解が早くて助かるシゴデキ有能新人だな！

高らかに笑う先輩。しかしなぜ、アニメイト津田沼の移転リニューアルオープンに徒歩が絡んでくるのだろう。

先輩：わかるぞ。「なぜアニメイト津田沼の移転リニューアルオープンに徒歩が絡んでくるのだろう、アホなのかコイツは」と思っているだろう。

A：まだそこまでは思ってません。

先輩：時は昨日の晩、君にチャットを送る10分前に遡る……。

先輩：アニメイト津田沼の移転リニューアルオープン……。長く地元に愛され続けた店舗の晴れの日だ。なんとかして盛り上げられないものか……。

今の企画案としては……

先輩：しっくりこないな……。もう少し、千葉県ならではの要素を調べてみるか。

先輩：……なるほど。彼は千葉県出身の偉人だったのか。教科書の知識しかなかったが、調べてみればみるほどスゴイことを成し遂げた人だったんだな……せや！

先輩：君は千葉県出身の偉人、伊能忠敬を知っているか。

A：日本全土の正確な姿を詳らかにした、実測地図の作成に寄与した人物ですよね。

先輩：その通り！　そして日本全国を“徒歩で”測量して回ったというエピソードも有名だな。

A：だから歩けってことですか？

聞けば、「アニメイトのはじまりの地である池袋本店から、このたび移転リニューアルオープンが予定されるアニメイト津田沼まで私の足で踏破せよ」というミッションらしい。

……先輩の目が輝いている。どうやら「歩いた先に何があるのか」「何を目的として歩くのか」を尋ねるのは無粋なようだ。

先輩：名付けて「伊能忠敬チャレンジ」。詳しい話は歩きながらするとして、とにかく出発しよう。なんとか定時までには津田沼にたどり着きたい。こんなアホな企画のために、君に残業を強いることはできないからな。

A：「アホな企画」っていう自覚はあったんですね。

こうして、私とアホな先輩による「アニメイトイオンモール津田沼」移転リニューアルオープン記念【伊能忠敬チャレンジ：30km横断編】の珍道中が始まったのである。

歩くことが津田沼店の移転を盛り上げることに繋がるのか、いまいちわからないまま、とりあえず歩き始めた宣伝担当A。

先輩の悪ノリに過ぎないだろうと油断する彼だったが、30kmを超える地獄の旅が始まるとは、この時は知る由もなかった……。