映画
Vシネクスト『仮面ライダーガヴ』知念英和×日野友輔インタビュー

絆斗を中心に描く“《おかし》 なライダー”の本当の決着ーーVシネクスト『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』知念英和さん×日野友輔さんインタビュー

2025年11月28日(金)より、Vシネクスト『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』が期間限定上映開始!

TVシリーズで、ストマック社と大統領ボッカ・ジャルダックを打ち破り、闇菓子の脅威から世界を救ったショウマたち。最終話後が舞台となる今作では、平穏を取り戻したはずの人間界で、「光菓子」を研究しているショウマと仮面ライダーの記録を残すべく取材を続ける絆斗の前に、新たな事件が立ちはだかります。そこには大統領令嬢リゼル・ジャルダックの姿もあり……?

アニメイトタイムズでは、ショウマ/仮面ライダーガヴ役・知念英和さん、辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレン役・日野友輔さんの対談をお届け。今作の見どころはもちろん、TVシリーズ最終話の反響や1年の撮影を終えた感想を語っていただきました。

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仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ
仮面ライダーたちの戦いが終わり、闇菓子がこの世から消えて、しばらく時間が流れた。なんでも屋「はぴぱれ」では、人間界に残ったグラニュートたちに仕事を斡旋し、【人間とグラニュートの共存】は、少しずつ実現へと向かっているはずだった。ある日絆斗は、街で出会った傷ついた少女たちとともに「狩藤医院」を訪ねた。そこは、表立って病院へ行けない事情のある者たちを診ている怪しげな病院だったが、医師・狩藤の腕は確かだった。治療を受けた少女たちの日常が気になり、ひそかに尾行すると、彼女たちのグループには、なんと、あのリゼルがいた。父・ボッカを亡くし人間界に残されたリゼルは、今では不良少女たちの用心棒のような存在となっているらしい。さらに、グループの中にひとり、若い男性がいることが気になった絆斗は、今度は彼を探ることに。男の正体は、グラニュートだった。闇菓子をふたたび流通させようとたくらんでいるようだ。複雑な心境の絆斗を、胸の激痛が襲う。かつての改造手術が、彼の身体に著しく影響を及ぼしていた。さらに、ボッカに恨みを抱く、グラニュートのイジークまで出現して……!作品名仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ放送形態実写映画シリーズ仮面ライ...

『ガヴ』らしい終わり方ができた最終話

ーーまずは、TVシリーズ最終話を終えての感想を教えてください。

ショウマ/仮面ライダーガヴ役・知念英和さん(以下、知念):僕自身も最終話は、TV放送で初めて観たんです。SNSでもたくさんの反響をいただいて、1年かけて『仮面ライダーガヴ』という作品から僕たちが伝えたかったメッセージを皆さんが120%受け取って、愛してくださったと思うとありがたい気持ちでいっぱいになります。それと同時に「もう終わっちゃうのか」っていう寂しい気持ちもあるんです。だからこそ、ファイナルステージやVシネで自分たちの感謝の気持ちを返していけたらと思っています。(取材はファイナルステージ石川公演前に実施)

ーー最終話では、ショウマがキックのポーズをとる演出が印象的でした。今まで変身後の仮面ライダーガヴがやっていたポーズをご自身でやってみて、いかがでしたか?

知念:現場でも時間をかけて練習したんですけど、とても難しかったです。スーツアクターの縄田雄哉さんが1年間やってきたフィニッシュ前のポーズは、仮面ライダーガヴの象徴であり、ショウマの「どうする?」という台詞と同じくらい、大事なルーティーンでもあります。なので、できるだけ縄田さんに近づけるように精一杯やらせていただきました。

スタッフやカメラマンの皆さんも温かく見守ってくださったので、「この時間が一生続けばいいのに」という気持ちでした。

辛木田絆斗/仮面ライダーヴァレン役・日野友輔さん(以下、日野):物語が終盤に入っても、まだ大統領はいるし、ランゴやリゼル、ジープもいるし、「本当に終わるの?」と思っていたんです。そこから怒涛の展開で最終話にいきましたけど、作品の終わり方としては、リゼルも含めてまだ何かありそうな、これからを見据えるラストでした。そういう意味でも、『ガヴ』らしい終わり方ができたのかなと思います。

ーー今作では、絆斗を中心にTVシリーズ最終話後のストーリーが描かれます。台本を読んだ際の印象をお聞かせください。

日野:物語の渦中にいた絆斗がみんなと様々な困難を乗り越えた後、「人間社会はどうなったのか」「人間界に取り残されたグラニュートはどこにいるのか」とか。そういった問題の中で、よりリアルなひとりの人間としての葛藤が描かれています。『ガヴ』らしいテイストを残しつつも、Vシネならではの本当の意味での着地。『仮面ライダーガヴ』の最後の映像作品にふさわしいものになっていると感じました。

ーー今作では、絆斗の体に何か異変が起こるようですね。

日野:SNSでも「絆斗は病院行けないのに、ずっと保険料を払っている」とか、「そんなことまで考えてくれるんだ!?」と思うくらい心配されていました(笑)。やっぱり絆斗を語る上では欠かせない要素のひとつは、「グラニュート器官」だと思うんです。そこが深堀りされるというのはシンプルに楽しみだなと。絆斗は人として成長する瞬間が一番かっこいいと思っているので、そういう彼の魅力がたくさん詰まっているVシネだと思います。

知念:今回はTVシリーズでグラニュート界と人間界が分断されて、行き来ができなくなった後の話です。闇菓子工場がなくなっても、過去に食べたことがあるグラニュートたちは闇菓子を欲しがり、自分で作り出そうとする。

そんな中で、ショウマは残されたグラニュートたちが人間界でも過ごしていけるように、居場所や仕事を提供する。人間社会に溶け込むための支援みたいな仕事をしているんです。闇菓子という色々な人たちを巻き込んだお菓子。その恐ろしさが改めて感じられる描き方をされていてすごく面白いと思いました。

ーーそして、新フォーム「仮面ライダーヴァレン パルフェモード」も登場します。

日野:何と言っても、絆斗らしさが詰まっている「フラッペカスタム」からの新フォームという部分ですよね。「弱いまま強くなってやる!」と言って生まれた「フラッペカスタム」から次のフォームを出すのはなかなか難しいじゃないですか。そういうブレない絆斗の芯があったうえでの新フォームなんです。

知念:TVシリーズの中では、「フラッペカスタム」で完成されたというか。

日野:ただ、絆斗としては別ですけど、日野としては、他のふたりの新しいフォームが羨ましかったんです。だからやっぱり嬉しさもありました。

ーーマントが付いていて、見た目的にも非常に格好良いですね。

日野:そうなんですよ。一方で、戦い方はちゃんと絆斗というか、ヴァレンならではのアクションになっているので、そこは見どころのひとつじゃないでしょうか。現場で柴﨑貴行監督が「ちょっと絆斗がカッコよすぎちゃうね」「カッコよく撮れすぎたな、やめとく?」って言うくらい(笑)。特に必殺技は「これぞ絆斗」って思わず拍手したくなるような“らしさ”が詰まったものになっています。

ーーそして今作の主題歌は、ショウマ&絆斗&ラキアのユニットGateau・Trois(読み:ガトロワ) が歌う「Super Delicious」。こちらについてはいかがでしょう?

知念:この作品の主題歌を三人で歌うと聞いた時、不安な気持ちもあったんですけど、「三人なら聴いてもらえるかも」って。前を向けるような歌になっていますし、今回の内容にも合っていたので、すごくほっとしています。

日野:そうだね。Vシネのラストに聴くと、しっかり主題歌として成り立っていて良かったです。ソロのキャラソンはあったんですけど、3人でひとつの曲を歌うのは初めてで。最初に聴いた時は「もしイベントで歌えたら楽しそうだな」と思いました。

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