
「みなさまとともに歩むような、そんな作品になっていたら幸いです」──『プリンセッション・オーケストラ』葵 あずささん・藤本侑里さん・橘 杏咲さんが抱く“宝物”と“夢”【インタビュー後編】
「本当に、一年間応援いただきありがとうございました!」
──物語が進む中でプリンセス・ヴィオラ(CV:鬼頭明里)、プリンセス・ネージュ(CV:伊藤美来)の加入も大きな話題となりました。改めてプリンセスが5人揃った際の感想をお聞かせください。
橘:アフレコ現場で5人揃ったときは「ついに!」と、嬉しかったです。お二人(鬼頭さん、伊藤さん)が合流されることに対してドキドキしていたのですが、本当にお優しくて。お二人のお人柄やスキルだと思うのですが、『プリオケ』の現場にすぐに溶け込まれてずっと5人でやってきたような感覚もあって。
3人で戦ってきた経験に、ヴィオラとネージュが加わって完全体になった印象です。特別感というより安定感を感じました。
葵:私も同じ気持ちで、お二人が合流されたときの違和感は一切ありませんでした。ただ、お二人が入られる前はやはり緊張感がありましたね(笑)。私がファンとしてアニメを楽しんでいたころからご活躍されている方々なので、並んでお芝居をする、歌うことが、最初は信じられなかったんです。
鬼頭さん、伊藤さんの出演が決定していなかったころから「プラスアルファのプリンセスは、私たちよりキャリアのある人が担当する」と聞かされていました。だから「技術が追いつかなかったらどうしよう」という不安もあって……。
でもいざアフレコが始まると、お二人のお人柄と『プリオケ』の雰囲気が柔らかくて、私が思っていた心配や不安なんていらなかったんだなと。心強い仲間が来てくれて嬉しいという気持ちが一番です。
──改めて、とても温かい現場なのですね。
葵:温かいです。あと、お二人から出るマイナスイオンがスゴくて(笑)。毎回癒やしていただいていました。
藤本:(笑)。私も二人と同じ気持ちでした。オルケリアという名前をつけたときから「いつか5人になる」ということは知っていたのですが、いよいよ5人になったときはとてもドキドキしていて。
「FUTURE SESSION」「ONENESS Harmony」など、5人揃ったときの歌声が本当に大好きなんです。3人のときから感じていた一体感とはまた別の色が出ていて、5人ならではの歌なのに全員の個性も聴こえてくる。ドキドキから始まった5人体制がワクワクに変わりました。それも鬼頭さんと伊藤さんのお人柄によるものなんだろうなと思っています。
──ありがとうございます。そうして一年間を駆け抜けた『プリンセッション・オーケストラ』は、ファンのみなさまにとってどのような作品になると思いますか?
橘:長く愛される作品になってほしい、と放送前から思っていましたが、よりその気持ちが強まっています。何年後かにこの作品が話題に上がって「あの『プリオケ』でしょ?」と再注目されてほしいですし、そのころのお子さんたちが「『プリオケ』って知ってる?」と喋ってくれたら、受け継がれていったら嬉しいなと思います。
物語としては一区切りにはなりますが、プリンセスたちの日常はこれからも続いていきます。引き続き応援をよろしくお願いいたします!
藤本:各話に違ったメッセージが込められていて、最終話に近づくにつれてそのメッセージがだんだんと強くなっているイメージがあります。改めてとても素敵な作品です。放送は一旦終了となりますが、キャラクターたちの人生も、見てくださったみなさまの人生もずっと続いていきます。ふとした瞬間に、例えば元気がほしいなと思ったときなどに『プリオケ』の曲を聴いて「頑張ろう」と思ってくださったら嬉しいです。
また「あのエピソードのあのシーンを見て、力をもらおう」と見返してほしいです。みなさまの人生の中でパワーがほしいときに『プリオケ』を思い出していただいて、先に進む原動力になったらいいなと思います。みなさまとともに歩むような、そんな作品になっていたら幸いです。
葵:キャラクターも物語も、自分の好きなものが溢れている作品が『プリオケ』です。
私はポップアップストアが好きなのですが、最近はとりわけ「昔に放送されていた作品のポップアップストア」が流行っているじゃないですか。私は『プリオケ』ならできると思っています(笑)。もちろん、みなさまの応援なくしては実現できないことではありますが、応援したいと思う力が自然と湧いてくる魅力のある作品です。引き続き応援いただきたいですし、それが何十年も続いたらいいなと思います。
感覚的な話になりますが、密かに抱いている『プリオケ』の夢があって。少し語ってもいいですか?
──ぜひお願いします。
葵:私に孫が生まれたとして、その子が「おばあちゃん、アレ可愛い!」って言いながら『プリオケ』のポップアップストアに行くんです。「リップルだ〜」と、プリンセスたちに目を輝かせるその子に「リップルはワシがやっとったんじゃ」と言いたくて。
橘:一人称「ワシ」なんだね。
藤本:古典的でいいね。
葵:(笑)。それで、その子が「嘘だぁ」って言ってくるのですが、そのとき私のカバンに入っているジュエルベルがキラッと光る……と。
橘:「To Be Continue…」だ!
──念の為お伺いしますが、次回作のプロットではありませんよね……?
葵:違います(笑)。そのくらいエモーショナルなパワーに溢れていますし、長く愛される作品になるといいなと思っています。
本当に、一年間応援いただきありがとうございました!
【インタビュー:西澤駿太郎 撮影:小川遼】































