
【今週の『キングダム』の話題は?】趙軍 2人の夜。蒙恬の作戦成功、飛信隊が戦陣を突破!「三番目の軍」〈874話〉
『キングダム』は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の、紀元前中国 戦国時代の大河ロマンです。作者は原泰久先生。コミックスは累計2200万部を突破し、連載は20周年を迎えています。主人公は、のちに秦の始皇帝となる嬴政(えいせい)と、「天下の大将軍」を目指す李信(りしん)の2人。歴史の壮大な流れを背景に、彼らが成長していく姿は、熱く読者を惹きつけてやみません。
ここでは、4月30日(木)発売の「週刊ヤングジャンプ(2026.5.21. No.22・23合併特大号)」に掲載された『キングダム』最新874話「三番目の軍」のあらすじを、SNSでの反響も含めて振り返っていきたいと思います。
※本記事には『キングダム』最新話のネタバレが含まれます。コミックス派やアニメ派の方等、ヤングジャンプ未読の方はご注意ください。
李牧とカイネの夜
さて、秦軍44万人vs.趙軍40万人以上がぶつかる、「秦趙大戦」の10日目夜の野営地です。
趙 李牧(りぼく)は、一日中戦線を移動し続けているため、夜、天幕に着いた頃には疲労どころか体力の限界といったようすです。目の前には、そんな李牧を心配しているカイネが。場を察した兵たちは、味方内にも李牧の到着を知らせず、そっとその場を離れます。その後は、読者の我々も離れます!? え、離れなくていいんですか?
いや、ほんとうに、我々は何を見せられているのでしょうか。
李牧とカイネは、この戦いの前に結婚していますので、別におかしなことではないのですが、何か我々まで照れてしまうのですよね。まあ、とにかく、「カイネ よかったね」の一言に尽きるでしょう。
SNSでも、「カイネおめでとう」「李牧さま、子作り?笑」「疲れてるんなら寝ろ!」など、さまざまなツッコミが入っていました。
“壁”を越えた先
「秦趙大戦」の11日目。
初日からここまで、李牧が前線の後ろを南北に移動することで、王都 邯鄲(かんたん)を守るべく築いてきた、兵たちによる“壁”。趙の第二戦線です。
ちなみに、当時の戦争は、王都が陥落したら負けです。ですから、趙にとってこの壁は、王都の守護壁であり、趙最後の防衛線でもあります。逆に秦にとっては、ここさえ破れば、趙攻略に成功したも同然ということになるでしょう。
秦軍の中で、この壁にいち早く気付いた蒙恬(もうてん)は、飛信隊(ひしんたい)・羌瘣(きょうかい)軍・楽華隊(がくかたい)を、ひとつの軍とすることを提案。3つがひとつになって、壁を崩しに掛かります。兵士の層に濃いところと薄いところを作って攻撃の道筋を作り、3隊とも少しずつ前進中です。
楽華、“壁”を突破!
趙軍では、彼らに抜かれてしまった兵たち全員に、李牧からの指令が飛びます。秦軍を、後ろから襲い挟みうちにせよ、という指令です。
秦の3隊は、背中に迫る敵に気づき危機感を募らせ、どうにか前に進もうと、眼前の敵へ挟撃を仕掛けることに。挟み撃ちになる前に、壁を突破しなければ、こちらの首が吹き飛んでしまいますからね。
楽華隊、愛閃(あいせん)を先頭に猛攻! 敵兵の群れを抜け、目の前が開け!? ここに、蒙恬、陸仙(りくせん)たちが続きます。やりました! 楽華隊、“壁”を突破することができました!
続いて、羌瘣の軍。こちらも、壁突破を成功させます!
まだ趙兵が居た + 飛信隊が来た
壁の先にあったもの、それは趙の後軍でした。戦線を縦に移動して、壁の穴をふさぎに来た兵たちです。王都 邯鄲に手が届いたと思ったのですが残念。趙はまだ兵が居たのですね。
楽華隊の前に雷伯(らいはく)軍、羌瘣軍の前に敬童英(けいどうえい、李牧の一番弟子とされる)率いる槍隊が立ちふさがります。
しかし、このとき、飛信隊が前進してきて壁を突破! さらに、その足で、そのまま王都へと広がる平原に足を踏み入れます! とうとう、趙の第二戦線を突破したのです! 目の前が一気に開けた飛信隊。今、信たちは、戦場と王都 邯鄲の間に居る、つまり、「趙の空白地帯」に侵入したということになります!
飛信隊による壁突破は、蒙恬の策が成功した、ということでもありますね!
逆に趙の立場から見ると、最後の壁が破られた “国家滅亡のピンチ” ということになります。趙はここまで、南北に兵士を移動させることで秦軍(楽華隊と羌瘣軍)を止めてきましたが、もう一軍分は出せなかった、つまり飛信隊を止める後軍は作れなかったのですね。陣形移動による策の限界と言えるのではないでしょうか。
飛信隊「抜けたぞォ 進めェ この先に敵はいないぞォ いよっしゃアア」
この時の信たち、飛信隊の面々の表情を、ご覧ください! 画面から音が聞こえてきそうな熱気です。
SNSでは、「さいごはやはり、飛信隊」「信、かっこよ」「戦線が横ノビしてないか? 兵站とかどうなってるんだろ? これ以上はさすがに出れないか」「やっと突破!」などの声が挙がっていました。
全身が熱くなったところで、今回はここまで。



























