
「普段は見えていなかった誰かの心に気づくきっかけに」映画に込めた想いと制作秘話! 上田華子監督、脚本を手掛けた成田良美さん、中川真緒P、多田香奈子Pが登壇『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』スタッフトークイベントレポート
2026年10月15日(木)、全国47都道府県・53劇場にて、『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』の「映画たんプリはなまる応援上映」が開催された。
9月18日に公開された本作は、10月14日までに興行収入12.2億円、観客動員数95.8万人を記録。映画『プリキュア』シリーズの単独作品として歴代最高興収を記録した『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』に迫る勢いで、会場からも大きな拍手が送られた。なお、その後10月18日には興行収入12.4億円、観客動員数97.7万人を突破し、シリーズ単独作品の興行収入歴代1位を達成したことが発表されている。
10月2日に実施された応援上映の好評を受け、今回は全国へと規模を拡大。東京・新宿バルト9では、上映後にスタッフトークイベントも開催した。登壇者は、上田華子監督、脚本を手掛けた成田良美さん、東映アニメーションの中川真緒プロデューサー、ABCアニメーションの多田香奈子プロデューサーの4人。制作時のエピソードや作品に込めた想いを語った。
大ヒットの反響続々! 上田監督が明かした高校時代の恩師とのエピソード
上映が終わると、満員の客席から「楽しかったー!」という声が上がり、会場は早くも温かな空気に包まれた。司会を務めたのは、『プリキュア』シリーズのイベントでおなじみの寺迫 麿さん。客席からは「まろさーん!」と親しみを込めた声も飛び交い、応援上映の熱気はそのままにトークイベントへ。寺迫さんが観客に映画の感想を尋ね、これから登場するスタッフにもその想いを届けてほしいと呼びかけると、会場は大きな拍手に包まれた。
スタッフ陣はおそろいの映画Tシャツで登場。上田監督は自前のポチたんを携えてステージに立ち、観客から「かわいい!」という声が上がる。少し風邪気味だと明かすと、客席からはすかさず「お大事になさってください!」と気遣う声も。成田さんは「緊張するので、うちのこむぎを……」と、愛らしいこむぎを連れて登壇した。中川プロデューサーは「みんな、こんばんは!」と呼びかけ、さらに「名探偵プリキュア!」の掛け声に観客が「大好き!」と応えるコール&レスポンスを披露。多田プロデューサーは、応援上映を客席の端から見守っていたそうで、「皆さんの熱気が素晴らしくて。私も一緒に声を出したかったんですが、このトークで全部ぶつけたいと思います!」と意気込んだ。
トークは、映画の大ヒットを祝う話題からスタート。スタッフのもとに届いている反響が語られた。
上田監督はSNSやYouTubeなどでファンの感想を確認しているといい、特に印象に残っている出来事として、高校時代の恩師から連絡があったことを挙げた。恩師がお子さんと映画を観に行った際、エンドクレジットで上田監督の名前を見つけたという。当時、アニメの専門学校への進学が決まっていた上田監督は、高校の卒業式の寄せ書きに「テレビや映画のスタッフクレジットに名前を載せるので、見守っていてください」と記していたそう。映画を通じて再びつながった恩師からは、夢を叶えたことを祝う言葉が届いたといい、会場からも温かな拍手が送られた。
中川プロデューサーも、自身の両親が初めて『プリキュア』の映画を観に行き、涙を流してくれたことを明かす。多田プロデューサーのもとには、映画を鑑賞した親子から長文の手紙が届いたという。そこには、たとえうまくいかなかったとしても、一歩を踏み出したこと自体に意味があるというメッセージが心に響いたことが綴られていたそうで、「お母様にもこんなに届いたんだと思って。これだからプリキュアはやめられないなあ!」と、嬉しそうに語っていた。一方、成田さんのご家族は『プリキュア』映画の常連だそうで、今回も「チケットを送って」と頼まれたというエピソードに、会場からは笑いが起こった。

































