
「ナツキを救うために動いたあの瞬間を皮切りに、アキたちとの距離感が明確に変わったのかなと感じています」──『#ゾンビさがしてます』ユウ役・山村響さんインタビュー【連載第3回】
TVアニメ『#ゾンビさがしてます』が、2026年10月3日(土)よりテレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠ほかにて放送中。
本作は人類の9割がゾンビ化した世界で、ゾンビから隔離された村で生まれた少女・アキが、仲の良いハル・ナツキと共に父をさがすための旅に出る物語。ゾンビで溢れかえる外の世界は、それでも広大で美しく……。絶体絶命の状況で少年少女たちは何を目指すのでしょうか?
アニメイトタイムズでは、メインキャスト陣の連載インタビューを実施! 今回は、ユウ役の山村 響さんにお話を聞きました。作中で最も心情の変化のあるキャラクター・ユウ。山村さんは物語にあわせて自然とその変化を表現していけたと、言葉にしました。
第4話でアキたちとの距離感が明確に変わったのかなと感じています
── ここまでの物語を振り返ってみて、印象に残っているエピソードを教えてください。
ユウ役・山村 響さん(以下、山村):ナツキがゾンビにかまれた第3話・第4話から、ユウの心構えが変わったと思っていて。力が弱いユウは、ゾンビだらけの世界では何の役にも立てない、誰からも必要とされないと、それまでずっとネガティブな気持ちを抱えていたんです。
── 非力なユウは、家族から必要とされなくなった過去があることも明かしました。
山村:それもあって、人に対しても警戒心がすごく強かったんです。でもアキたちと行動を共にするようになり、初めて家族のあたたかさのようなものを感じて。そうしてユウも変わることができました。
── 第4話以降で、特にユウの変化を感じた。
山村:第4話まではアキたちのことを名前で呼ばないんですよ。「あんた」とか「おい」としか言わないのですが、それが変化していきます。ナツキを救うために動いたあの瞬間を皮切りに、アキたちとの距離感が明確に変わったのかなと感じています。
── いまお話していて改めて思いましたが、この作品は展開がはやいですね。
山村:そうなんですよ。「第3話でこんなにもショッキングな展開……?」と、アフレコ現場でも話題になっていたんです。原作を読んでいたときも「えっ?」という感じでしたが、アニメのテンポだとよりスピード感があるなという印象を受けました。
物語の流れにあわせて、芝居も自然と変化していけた
── ユウを演じるうえで、現場ではどんなディレクションがありましたか?
山村:ユウは、アキたちのなかでは頭脳担当。他のみんなは字もあまり読めないですし、作戦を立てるときもユウが率先して説明することが多いんです。そういう頭脳担当ゆえの真面目さみたいなものは根底にありつつも、運動神経が悪かったり、みんなからいじられたりというコミカルなシーンになったときは「もっとコミカルに振ってもいいよ」というディレクションがありました。
── お芝居のメリハリを付けるような。
山村:そうですね。自分のなかでも、基本は真面目でクールでありつつも、いじられてツッコむようなところはかわいらしさとか、愛着がわくようなキャラクターになったらいいなと思いながら演じていました。
── 確かにユウは、サクラをはじめまわりからいじられることもありますよね。
山村:むしろサクラがいちばん当たりが強い気もしていて(笑)。認めてもくれているけれど、仲が深いからこそグサグサ刺さることも言ってくるんです。
── 確かに(笑)。ユウにとってそのいじりは心地よさもあるのかもと。
山村:どうでしょうね(笑)。ユウの心の上澄みでは「ふざけるな!」と思っているかもしれませんが、潜在意識としてはきっとこの空気が心地いいんだろうなと思います。それも含めて「よかったね、ユウ」という気持ちで私は演じていました。
── さきほどお話があったユウの変化は、演じるうえで意識していましたか?
山村:最初は警戒心の強さを念頭に置いていて、お芝居もかたくというのを意識していたんです。一方で第4話以降は、みんなとの絆がどんどん深まってユウの警戒心もなくなっていると感じたので、自然と私自身の芝居もやわらかくなっていきました。物語の流れにあわせて、芝居も自然と変化していけたと感じています。
































