『ミュージックレインGirls 秋の収穫祭』開催!

ミュージックレイン所属の寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遥さん、豊崎愛生さんの4人が勢ぞろい。朗読やトーク、ライブで魅力満載のイベント『ミュージックレインGirls 秋の収穫祭』開催!

 ミュージックレイン所属の声優、寿美菜子さん、高垣彩陽さん、戸松遥さん、豊崎愛生さんの4人が勢ぞろいして、歌や朗読、トークなどを繰り広げるエンターテイメントステージ『ミュージックレインGirls 秋の収穫祭』が11月3日、東京・サンシャイン劇場にて行われた。


●声優の本領発揮の朗読劇からふるさと自慢まで!?

 客電が暗転するとステージにはふたつのピンスポットが。一つはグランドとピアノと奏者、そしてもう一つのスポットはイスに腰掛けた戸松さんを照らしていた。手にしていた大きな絵本のページを広げ、おもむろに読み始めた。そして豊崎さん、寿さん、高垣さんが代わる代わるステージに現れて朗読を続ける。読んでいたのはねずみのエーモスとくじらのボーリスの友情を描いた『ねずみとくじら』(ウィリアム・スタイグ作)。4人はそれぞれ個性的な声質でやさしく温かさを感じさせる声質でストーリーを読み、エーモスとボーリスの会話部分では感情豊かに表現する。約20分に渡る物語の末、感動のラストシーンを読み終えた時、会場から大きな拍手が送られた。

 ストイックで素晴らしい朗読劇を終えた4人が「『ミュージックレインGirls 秋の収穫祭』ご来場いただき、ありがとうございます!」と元気に登場してそれぞれごあいさつ。「今日はたくさん思い出を収穫していってください」(豊崎さん)、「実りの秋と言いますので実のある時間にできたらいいなと思います」(寿さん)、「こんなにたくさんの方に集まっていただき、ありがとうございます。皆さんに素敵な時間をお届けできるよう頑張ります」(高垣さん)、「4人でやる1年ぶりのイベントということでとっても楽しみにしてました。今日は盛り上がっていきましょう」(戸松さん)。

 トークパートでは右腕には豊崎さんのマイブームのムファッサ(シュシュ)を全員おそろいで付けていること、開演前にはマネージャーさんも含めて円陣を組んだこと、高垣さんがリハーサルから涙ぐんでいたことなどのエピソードを話した。また先日、惜しまれながら終了した豊崎さんがパーソナリティのラジオ番組『超ラジGirls』の中でやっていた“J-1グランプリ”のコーナーが復活。豊崎さんの故郷・徳島県とそれ以外の都道府県の良さを写真などでアピールし合い、最終的には徳島県の素晴らしさを証明することを目的としたコーナーだったが、19勝27敗という微妙な結果だったとのこと。今回は豊崎さんの徳島県のほか、寿さんが兵庫県、高垣さんが東京都、戸松さんが愛知県、それぞれの出身地の良さを写真とコメントとプレゼンした。最初のテーマの“私の県の収穫祭”では寿さんが明石名物のたこつぼに入った、たこ飯、高垣さんが東京ばな奈「見つけたっ」、戸松さんはみそかつ、豊崎さんは鳴門金時(さつまいも)だったが、豊崎さんのお母さんが勤める保育園の幼児が育てたさつまいもということで、「そんなに愛情が詰まったものにはかなわない」、「ずるい!」などの声が上がっていた。二つ目のテーマ、“私の県の大きなもの”では寿さんが明石海峡で世界一のスケールをアピール、高垣さんは渋谷109前に展示されていたカップラーメン、天ぷらどん兵衛の大型デコレーション、戸松さんは名古屋・栄通りにあるサンシャインの観覧車、豊崎さんはお母さんが作った巨大すだちプリン。会場のお客さんにジャッジを仰いだが拍手では決着がつかず、最後はマネージャーさんの判定でめでたく豊崎さんの勝利(2個ともお母さん任せだったが……)。ごほうびはご当地レトルトカレーセット。しかし寿さんの神戸、高垣さんの東京、戸松さんの名古屋のカレーはあったが徳島がないことにショックを受ける豊崎さんというオチがついた。

●4人のプレミアムなライブにファン興奮

 ライブパートは4人がそれぞれ、アニソン系とJ-POP系の2曲をソロで歌った。このような日が来たときのために備え、約半年前から歌う曲のセレクトに入り、あらかじめ絞ったリスト曲からカラオケボックスで歌っているのを全員で聴いたりして最終的に決定したとのこと。トップバッターの寿さんは「この曲を初めて聴いた時、雲ひとつない青空の下を歩きたくなりました」と紹介してDreams Come Trueの「晴れたらいいね」をハツラツと、イベント前日にF1グランプリが行われたことやお父さんが鈴木阿久里さん似などのプチ情報をはさ、みつつ、「スピード感があって前に向かって進もうというメッセージが込められた曲です」と話したアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のED曲「Winners」ではさわやかに歌う。

 2番バッターの戸松さんはGO-BANG’Sの20年前のヒット曲「あいにきてI NEED YOU!」、人気恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のED曲「二人の時」など、アップテンポの明るい曲を続けた後、「本当は2曲で終わるはずだったんですけど、せっかくだから自分の歌も歌ったら言っていただいたので」と話すと会場は大喜び。まず戸松さんのデビューシングル「naissance」は心地よいフレーバーなミディアムナンバーでじっくり聞かせたと思えば、セカンドシングルで自身もナギ役で出演する『かんなぎ』のOP曲「motto☆派手にね!」では80年代歌謡ポップソングを、かわいい振り付けと左右に走り回りながら元気に歌い、アーティストとしてのレンジの広さをアピールした。

 「地・味・だ・ね!」と戸松さんのマネをして登場した3番手の豊崎さんはピアノの伴奏で谷山浩子さんの「恋するニワトリ」を歌ったが、落ち着いた雰囲気でオリジナルとは違ったテイストを味わわせてくれた。次の「Si Si Ciao!~ロマナの丘で」は笠原弘子さんの歌っていたアニメ『ロミオの青い空』のED曲で「またこうやって皆さんと会えるようにと願って」選んだそう。豊崎さんの人柄に合った、かわいく温かく、ホッとひと息できる2曲だった。

 4人目の高垣さんは「私の尊敬する方の曲で、みんなと一緒に歌わせてもらえる喜びと祈りの気持ちを込めて歌います」と紹介して歌うのは本田美奈子.さんの名曲「アメイジング・グレイス」。高垣さんは崇高で大きなスケールの楽曲を、ピアノの演奏に合わせて、感情を込めて熱く切なげに歌う。その歌声と姿をお客さんは固唾をのんで見守り、歌い終わると感動と賞賛の拍手が長く大きく起こった。2曲目は「自分のあこがれの作品であり、自分もその流れを紡がせていただく一人になりました」と言うと場内は沸いた。選んだ曲は『新機動戦士ガンダムW』のOP曲「JUST COMMUNICATION」で一転して会場はダンスフロアになっていた。

 ソロが一通り終わると4人がステージに再集結する。「せっかくこうやって4人で集まってイベントをするので4人で歌いたいと思います」と豊崎さん。事務所のスタッフさんの送別会に合わせ、4人で練習したが納得できる出来でなかったため、リベンジの意味でその時に歌ったキャンディーズの「微笑みがえし」をここで披露。30年前の名曲だが振り付けもバッチリ決めて、歌い終わった後はタイトル通りに4人全員ニッコリ笑顔。イベントのラストは4人組のアイドルグループ、SPEEDの「White Love」。ソロパートでそれぞれの個性的な歌声を聞かせつつ、4声が重なる部分では息の合ったハーモニー、更に本家並みの素敵な振り付けも見せてくれた。

●ファンと4人の熱い絆が見えた感動のラスト

 温かいアンコールの声に迎えられて、再登場の4人は「今日の日を迎えるまでに練習をしてきて、あっという間に終わってしまうのがもったいない感じがします。皆さんにお会いできて本当によかったです。楽しい時間をありがとうございました」(寿さん)、「今日は本当にうれしかったです。またこうやって4人で素敵なステージに立てるように、そしていろいろなところで皆さんに声をお届けできる一生懸命頑張ります。これからもよろしくお願いします」(豊崎さん)、「今もまだ夢の中にいるみたいです。皆さん、やさしくて温かい眼差しで素敵な空気の中でやることができて。今日来てくださった皆さん、スタッフの方々、そして仲間達への感謝の気持ちを形にして、声にしてお届けできるように頑張ります!」(高垣さん)、「3人とは事務所に入ってからずっと過ごしてきて、こうやって一緒にできることが幸せです。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました」(戸松さん)とお礼の言葉を述べたが感動のあまり泣き声になっていた。みんなと自分達への応援歌として事務所の先輩でもあるSunSet Swishの「マイペース」を会場全員と合唱してイベントは幕を閉じた。

 2度目となるイベントは規模も内容もスケールアップし、それぞれの魅力を十分に発揮して、大盛況のうちに終了した。忙しい中で企画や練習に取り組むことは大変だったと思うが、それぞれが成長していく中で楽しみで貴重なステージであり、決して失いたくない“約束の場所”との想いがお客さんにも伝わったのではないだろうか。そしてお客さんもミュージックレインガールズの4人と同じ時間を過ごせることを楽しみにしている。4人が口にした「またこうやって4人で一緒にやれるように頑張ります!」。その言葉はお客さん約束であり、これからの自分達を励ます素敵なエネルギーになった。

LIVE PART SET LIST

1.「晴れたらいいね」(Dreams Come True)寿美菜子
2.「Winners」(アニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』)寿美菜子
3.「あいにきてI NEED YOU!」(GO-BANG’S)戸松遥
4.「二人の時」(ゲーム『ときめきメモリアル』)戸松遥
5.「naissance」(戸松遥1stシングル)戸松遥
6.「motto☆派手にね!」(戸松遥2ndシングル)戸松遥
7.「恋するニワトリ」(谷山浩子)豊崎愛生
8.「Si Si Ciao!~ロマナの丘で」(アニメ『ロミオの青い空』)豊崎愛生
9.「アメイジング・グレイス」(本田美奈子.)高垣彩陽
10.「JUST COMMUNICATION」(アニメ『新機動戦士ガンダムW』)高垣彩陽
11.「微笑みがえし」(キャンディーズ)
12.「White Love」(SPEED)
ENCORE
13.「マイペース」(SunSet Swish)
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