吉岡亜衣加さんが歌うTVアニメ『薄桜鬼 碧血録』の主題歌「舞風」が10月6日発売！ 11月3日にはPS2用『薄桜鬼　黎明録』主題歌、12月25日のライブも決定

　10月2日より第2期シリーズがスタートするTVアニメ『薄桜鬼』。そのOP曲「舞風」が10月6日にリリースされます。歌うのは『薄桜鬼』の歴代主題歌を担当してきた吉岡亜衣加さん。

　10月28日にはシリーズ最新作、PS2用ソフト『薄桜鬼 黎明録』が発売されますが、吉岡さんが歌うOP曲「風遥か」が11月3日リリース。誕生日である12月25日にはワンマンライブも決定！

●TVアニメ『薄桜鬼』の第二期主題歌のレコーディングは桜咲く季節!?

――『薄桜鬼』シリーズの全主題歌を担当されていますが、TVアニメ化された時は反響が大きかったようですね

吉岡さん（以下吉岡）：ライブやイベントに来てくださる方の中で、「アニメを見て初めて知りました」という方が結構多くて。「TVアニメってすごいな」と思いました。

――二期でも主題歌を担当されていますが決まったのはいつ頃ですか？

吉岡：実はアニメの第一期が放送された春にはレコーディングしていたので、やっと出るという感じです。早く知らせたいとうずうずしてました（笑）。


●「舞風」は『薄桜鬼』主題歌史上、最も一番激しい曲

――「舞風」が初めて聴いた時の印象を教えてもらえますか？

吉岡：今までの『薄桜鬼』のテーマ曲にも同じような和風テイストでアップテンポの曲はありましたが、この曲が一番激しい曲になったと思います。

――これまで以上にアグレッシブさやパワフルさを感じました

吉岡：前奏曲から和太鼓や笛の演奏が入ってきて、激動の時間の始まりを予感させるようなサウンドになっている気がします。レコーディングでも普段と違って自分から動いて激しく歌いました。

――「舞風」というやわらかいタイトルのイメージと全然違って驚きました

吉岡：この「舞風」は"つむじ風"や"旋風"で、幕末という時代を変えるほどの風です。私も歌で皆さんの心にセンセーショナルでインパクトのある風を吹かせられればいいなと思って歌いました。


●新選組隊士になったつもりで凛々しく熱唱

――吉岡さんのボーカルも今まで以上に力強くてカッコイイです

吉岡：私的には自分も新選組の一員になったつもりで、隊士達の感情や生き様を表現したいと新選組目線で歌っています。

――“抗えぬ刃に傷ついて倒れてなお”や“幾歳の契りよりもひとたびの絆”などから武士道や男らしさを感じますね。他のお気に入りフレーズは？

吉岡：2コーラス目の"桜舞う空見上げ 微笑った日はうたかたでも常世の想い出"というフレーズです。私はよくある言葉から情景を思い浮かべることがあるんですけど、桜はよく思い浮かべるキーワードの一つなので共感できました。桜は花が咲くと華やかできれいだけど、散ってしまうとあとかたもなくて。『桜薄鬼』で描かれる武士の世界にも共通している感じがします。

――レコーディングで気をつけたところは？

吉岡：ディレクターから「もっと激しく！もっと激しく！」と言われました（笑）。レコーディング前はBメロの低い音程になる部分をどう歌おうかなと考えてました。同じBメロの"あゝ我が身に あゝ代えても貴方を守れるなら"のフレーズは「自分の命を賭けても守りたい想いって何だろう？　この想いをどう表現しよう」と悩みました。その想いを、強く、怖いと思われるくらいに情感と気合を込めて歌ったので個人的に気に入ってます。

●「たったひとつの遠い道」は吉岡さんの素顔と人生観が垣間見えるバラード

――カップリングの「たったひとつの遠い道」はガラっと変わってゆったりとしたミディアムテンポのナンバーですね

吉岡：「舞風」が挑戦とすれば、この曲は普段の私に近いかなと思います。ゆっくりした曲調も歌い慣れた感じだし、不安や迷いありながらも一歩一歩、進んで行こうという詞からは自分が描く人生観と共通する部分が感じられて。私の背中をポンと押してくれるような曲です。

――好きな人とずっと幸せでロマンチックな曲にも聴こえます

吉岡：そうかもしれませんね。自分の生きる道を見つけて、歩んでいくそばにあなたがいたら素敵だなと。“永遠よりも遠く”や“永遠の片隅で”というフレーズはすごく深いです。でも温かく、やさしさが出るようにゆったりと歌いました。そして大サビ前の"桜咲く春の日に"から"そう凍える冬も"と1年、春夏秋冬を描いてて。ラストへのフックにもなるので印象的なパートです。

――この曲に聴きどころを教えてください

吉岡：今回、初めて自ハモに挑戦しました！　慣れなかったので時間はかかりましたが、全部自分の曲って感じられたのでやってよかったです。ぜひ一度、ハモりの部分も意識して聴いてほしいです。


●11月3日に『薄桜鬼』新作主題歌発売&12月25日にバースデーライブ決定！

――ジャケットは今回も癒し系ですね。森ガール路線を継続中ですか？

吉岡：ちょっと入ってます（笑）。頭上に大きく広がる空の下で、タイトルに合わせて風を起こしてもらいました。人工的に（笑）。デザインで「舞風」っぽいイラストも入ってます。私も前を見据えた強いまなざしで見つめています。
夏真っ盛りの廃墟で撮ったんですけど、暑さと、太陽がまぶしさと、扇風機でコンタクトが乾くのの三重苦に耐えてました。何とかいい表情になったかなと。

――発売後の予定を教えてください

吉岡：11月3日にはPS2用ソフト『薄桜鬼 黎明録』の主題歌「風遥か」のリリースされます。8月に発売された2ndアルバム『夢花車』から4カ月連続発売という初めての試みです。なかなかないことなのでぜひ4枚そろえて聴いてください（笑）。
10月25日（月）・26日（火）に「舞風」CD発売記念ライブ、そして12月25日、私の誕生日にワンマンライブが決まりました。しかも昼がファンクラブイベント、夜がライブの2本立てです。私のバースデー&クリスマスを一緒にお祝いしてください！

――皆さんへメッセージをお願いします

吉岡：「舞風」はデビュー当時ではうまく歌えなかったと思えるほどの難しい曲で、これまで『薄桜鬼』の曲や今まで歌ってきた経験を詰め込んで歌いました。TVアニメ第二期と共に楽しんでいただきつつ、新選組の志士達の生き様や激動の時代を感じていただけたら嬉しいです。12月25日のライブまで新選組のように全力で走り抜けたいと思うので、よろしくお願いします！

＜取材・文：永井和幸＞

『舞風』／吉岡亜衣加
10月6日発売
1,260円（税込）
発売：ティームエンタテインメント

>>ティームエンタテインメント吉岡亜衣加公式サイト
>>吉岡亜衣加公式ブログ
>>TVアニメ『薄桜鬼』公式サイト

『舞風』／吉岡亜衣加
10月6日発売
価格：1260円（税込）
発売：ティームエンタテインメント