何時までも、夢見る少女で笑いたい!? 笑えない!? ナト☆カンインタビュー
12月に、メンバーであるチャンカワこと河井実来が。1月には、メンバーであるナナナーナナンシーこと國武成美と、あやかみこと熊谷彩香の卒業が決定。その発表の時期を同じくして、研修生を含む、新規メンバーも数多く参加。現在、東京/名古屋チームを合わせ14人という大所帯で活動中のナト☆カン。このメンバーの中から選ばれた、遠藤遥、倉田みずき、横井良加、國武成美、井口えり、熊谷彩香、堀智美、間瀬柚巴、百瀬優美の計9名で制作したのが、12月4日(水)に発売になったばかり、ナト☆カンの最新シングル『夢見る少女で笑いたい』。この楽曲は、現在テレビ愛知「アイドル界隈」の12月度エンディングテーマとしても放送中。
今回はメンバーを代表し、はるちろこと遠藤遥、みずきんぐこと倉田みずき、ゆうみんこと百瀬優美の3人を迎え、取材を行った。今の心境にじっくり心を傾けてくれ…と言いたいところだが、そこはやはり"適当アイドル"。その"らしさ全開"なインタビューになりました。
■ ナト☆カンのイメージがまったく別物になっちゃうのかな? さて!?
――ナト☆カンより、主要メンバーであった"河井実来/國武成美/熊谷彩香"3名の卒業が発表になりました。同時に、"正規生/研究生"を含め、たくさんの新規メンバーも加入。ナト☆カン自体に大きな変化の波が押し寄せています。
遠藤遥(以下、はるちろ):今は、東京組が9人で、名古屋組は5人と、計14名でナト☆カンは活動してる…んだよね?!
倉田みずき(以下、みずきんぐ):超多い?!?!
はるちろ:広いステージだと、人数が多いと見栄えもすごくいいんだけど。小っちゃいステージだと、その中へ立つのが大変なんです。フォーメーションとかも、小さい舞台の上だと大変だもんね。
みずきんぐ:けど、毎回メンバー全員が出るわけじゃないから、大変だったり、そうでもなかったり(笑)。でも、今の時期(12月)が一番メンバーが多いんだよね。
――二人にとっては、同じ所属チームのナト☆カン東京組メンバーのナナナーナナンシー(國武成美)と、あやかみ(熊谷彩香)の卒業は、今のナト☆カンのステージングを作っていくうえでどこか不安な要素になっていませんか?!
みずきんぐ:私たちMCとか出来ないから、二人が抜けるのは不安だよね。
はるちろ:二人はナト☆カンの賑やかし担当だったからね
みずきんぐ:残るメンバーと新メンバーできっと、今までとは違う"わちゃわちゃ感"になるのかな??
はるちろ:うーん………まだ、わかんない(笑)。ただ、あの二人と同じことは、残った今のメンバーでは出来ないんで、「"新しい、自分たちらしいナト☆カン"のイメージを見つけられたらいいなー」とは思ってる。
みずきんぐ:今後、徐々に…ね。
はるちろ:まだ、研究生も入ったばっかりなんで。
■ 確立してないんで、徐々に、徐々に……
――きっと2月以降から、本当の意味での新しいナト☆カン像を作り上げていくことになるんだろうね。新しく入った研究生たちの印象は、どう?!
みずきんぐ:今までが、アイドルぽくじゃない人たちばっかりだったからね。でも、今の研究生はめっちゃ若いし、キャピキャピしてる!!しっつかりしてるし!!
――今回の取材には、研究生のゆうみんが参加しています。彼女の印象は、どうなの??
みずきんぐ:中学3年生とは思えないくらい、すっごくしっかりしてる!!
はるちろ:わたしより、しっかりしてる(笑)
――ゆうみんから見た、ここにいる二人の先輩方の印象は、どう??
百瀬優美(以下、ゆうみん):面白いです。見てると笑っちゃうんです。
みずきんぐ:中学生の頃は、いろんなことにツボが浅いから、めっちゃ笑うんです(笑)
――この三人に共通していること、何かあります??
ゆうみん:三人ともスタバ(スターバックスコーヒー)が好きなんです。わたし、二人からすれば後輩じゃないですか。
みずきんぐ:あっ、ヤバい…。
ゆうみん:わたし後輩なのに、(みずきんぐが)スタバで「これ買ってー!!」って言うんです。逆に、わたしが「これ買ってー」って言うと、「えーっ、ヤダッ!!」って言われます。そのときの視線が怖い(笑)。でも、みずきんぐさんの後輩の面倒見は良いと思います。
はるちろさんは、よく食べてます。
はるちろ:えーっ、そう?!?!?!
ゆうみん:はるちろさんは、よくおにぎり片手に、もう片手にチキンを持ってたり。お弁当があっても、片手にチキンをいつも持ってます。
はるちろ:わたし、ナト☆カンのチキン担当になりました。アハハハハッ!!
――二人のステージングに関しては、どうですか??
ゆうみん:わたし、MCもダンスも、まだすべてに於いて苦手なんで、何時も忘れそうなときは、前にいる二人の先輩方の動きを見て「あっちだ、こっちだ!!」とやっています。
――改めてもう一度聞きますが、ナナナーナナンシーとあやかみとチャンカワ3人の卒業を聞いたとき、どんな心境でした??
みずきんぐ:ヤバイッ!!
はるちろ:最初は実感なかったというか…今でも、普通に一緒にライブ活動してるから実感はないんですけど。私たちも不安だけど、それ以上にファンのみなさんが不安がってるから、まずは「私たちが頑張んなきゃー!!」って、逆に頑張る気持ちになってます。
――発表になったとき、ファンたちの間には動揺が生まれましたからね。
はるちろ:私たちも発表になったときは動揺したんですけど、それ以上に、ファンの人たちのほうがヤバかった…。
みずきんぐ:だから、まずはうちらがファンの人たちを安心させなきゃねって。
■ ライブのたびに「みずきんぐのヘドバンは速過ぎて見えなかった」って言われるんです(笑)
――最新シングル『夢見る少女で笑いたい』が完成!!この曲、冒頭からいきなりヘドバン全開なメタル・サウンドが流れてきます。あの始まりは、メチャ衝撃でした。
はるちろ:初めてライブで披露したときは、首が…。
みずきんぐ:もげそうになった(笑)。
はるちろ:首がホントにヤバくて。今はもう慣れてきたけど。この子(みずきんぐ)が省エネしてるんですよぉ。
みずきんぐ:やってる振り(笑)…じゃなくて、とても首を振るのが速過ぎて見えないらしいんです。それがtwitterって話題になってて。よくライブが終わるたびに「やっぱりみずきんぐのヘドバンは速過ぎて見えなかった」って言われます(笑)。
――一秒間で、どれくらい首を振ってるんですか?!
みずきんぐ:一秒間で45回です。一曲終わるまでに何千回もヘドバンしてますからね、アハハハハッ!!
ペロ(プロデューサー):みずきのヘドバンは速すぎて"止まって見えます"からね。
――その状態に触ってしまったら…。
みずきんぐ:どっかへ飛んでいっちゃいます(笑)
――はるちろさんは、高速ヘドバンはしてないんですか?!
はるちろ:わたし、髪形によってヘドバンのやり方を変えてるんですけど。よくポニーテールにして回してます(扇風機になります)。そのほうが、綺麗にヘドバンが見えるんですよ。それに、髪の毛もすっごく回るし。ただ、ヘドバンをし続けてるおかげでかなり首が鍛えられてるから、来年にはめっちゃ首が太くなってそう。。。
ゆうみん:わたし、生まれて初めてヘドバンをしました。わたしも最近では慣れてきたけど、最初の頃は毎回首が飛びそうで、次の日の朝になると、いっつも首が痛かった。
はるちろ:『夢見る少女で笑いたい』では、ファンの人たちも一緒にヘドバンしています。
みずきんぐ:中には、わたしの高速ヘドバンを観たいからって、一緒にヘドバンしないで観てる人たちもいますけど(笑)。
――『夢見る少女で笑いたい』の歌詞の内容も、かなりシニカルですよね。歌詞にも出てきますが、いつもプロデューサーには無茶振りされたり、振りまわされっぱなし状態なんですか?!
みずきんぐ:そうです。もぅ二年前から(笑)。
はるちろ:気付いたら、二年経ってます(笑)。
ペロ:申し訳ない…。
みずきんぐ:ズッと振りまわされっぱなしです(笑)
――やはり、夢見る少女じゃ笑えないんでしょうね。
みずきんぐ:そうなんです(笑)。って言うか、いまだにタイトルの意味がわからない!!どっかで聞いたことあるような(笑)。
ペロ:『夢見る少女で笑いたい』この歌は楽曲監督の矢野さんが会場でLIVEを拝見してくれた時に感じて"ファンの方たちに向けて書いた曲"なんじゃないかなと思ってます
――ファンの人たちとの触れ合いこそ、活動していくうえで大事なことですからね。
ペロ:うちらメジャーじゃないんで。地下世界に居るライブ・アイドルだからこそ、こうやってファンの人たちと近い関係でいられるんですよ。それに彼女たちは、毎回のライブごとに握手会やチェキ会をやってはファンの人たちと接しているから、彼らの気持ちもダイレクトに感じ続けているんです。もちろん、いろんな想いを抱いてるファンたちはいますけど。誰にも共通しているのが「大好き」って気持ちなんです。やっぱ「幸せになりたい」というのは誰にもある気持ちだと思うんで、今回の歌詞は、ほんと「はまってるなぁ」と思いましたね。
――あの、メンバーさん方、今の話を聞かずに、目の前のカレーライスをパクついてましたけど…。
ペロ:えっ、マジっ?!でた!適当アイドル!!!!どうなのよ、この歌詞への気持ちは!
みずきんぐ:ファンの人とのコミュニケーションは嬉しいですよ。ファンの人たちとは離れたくないです。それは(メンバー)みんなそうです。
はるちろ:そう思うながら、毎回気持ちを込めて歌ってます。
ペロ:じゃあ、今回の楽曲は、どこに一番グッときたんだい??
はるちろ:えっ????? どうしようかなぁ……。♪笑って笑って笑って僕の傍で♪のところですね。とにかく、私たちはファンの人たちに心から笑っていて欲しいんで、その言葉が一番じゃないですか?!やっぱり、そこが大事だと思います。
みずきんぐ:ファンの笑顔が一番なのは間違いない!!
はるちろ:こんなチャラチャラしてますけど、気持ち込めて歌ってます。
ゆうみん:わたし、『夢見る少女で笑いたい』って不思議な曲だなぁと思った。最初はヘドバンしていくように、めちゃくちゃロック調じゃないですか。でも、途中からいきなりアイドルっぽい雰囲気になったり。と思ったら、またヘドバンする不思議な…なんか、普通のアイドルの曲じゃないみたい…。
――確かに。でも、それがナト☆カンですからね。ちなみに、ナト☆カンに対するゆうみんの印象って、最初はどうだったの??
ゆうみん:入る前も、入ってからも、すごくメンバーどうしが仲良い楽しいグループという印象は変わらないんですけど。さっきも取材中、わたしのケーキを食べられたように、油断なりません(笑)。
みずきんぐ:コミュニケーション!!
ゆうみん:ここ来る前にも、(みずきんぐが)チョコを食べてたから「一口ください」と言ったのに、「あげなーい!!」って言われたし…。
みずきんぐ:コミュニケーション(笑)。
ゆうみん:そうやって、全部コミュニケーションでまるめられちゃうんです。
■ 変顔したら「もっとPVで使える変顔にしてくれ」ってプロデューサーに言われて……
――『夢見る少女で笑いたい』はすでにライブでも披露中。この楽曲が加わったことで、どんな効果が生まれてきています??
はるちろ:なんか、ファンの層が広がりました。
みずきんぐ:ヘドバンしたい人が増えたよね。
はるちろ:ホントにアイドル好きな人たちのファンもつくようになった。
――えっ?!ナト☆カンはアイドルじゃないと…。
はるちろ:「アイドルだなぁ」と思うときもあるし、「アイドルじゃないなぁ」と思うときもある。「じゃないなぁ」と思うときのほうが多いんですけど(笑)。なんか特殊ですね、ナト☆カンは。
みずきんぐ:アイドルらしいアイドルはたくさん居るんで、ナト☆カンは「つねに変わったことをしていこう」と。
――普通のアイドルっぽいことを演ろうとは思わないの?!
みずきんぐ:今のほうがいいです。ワンマンとか、ソロや派生ユニットのときは、たまーにアイドルらしいこともやってみたいけど。それは、たまぁに出来ればで(笑)。
――『夢見る少女で笑いたい』のPVの中、一人、ヘドバンをしてない子がいるよね。
はるちろ:あっ、ゆずは(間瀬柚巴)がDSしてる姿だ。彼女は"わがまま小学生"ということで、ライブ中もズッとDSしてるんです。
みずきんぐ:DSについてるカメラで、ライブ中にファンの方たちを撮ったり。楽屋で、わたしの寝顔を撮って、その写真を、ライブ中ファンに見せたりしてるんですけど、あれは駄目です(笑)。しかもその写真を、ファンの人たちがケータイで撮ってるという(笑)
――PVでは、みなさん"変顔"もしています。
みずきんぐ:変顔したら、「もっとPVで使える変顔にしてくれ」ってプロデューサーに言われて…。
はるちろ:わたし、メッチャ変顔得意なんですけど。今回はレベル3くらいにしました。
みずきんぐ:はるちろは、ナト☆カンの中でもけっこうアイドル系のキャラクターだから、レベル上げすぎるとファンのイメージを壊してしまうからね。わたしも、PVではぜんぜん序の口レベル(笑)。
――それでも、かなりのインパクトですけどね(笑)。ちなみにC/Wには、『初めのアレ』の高速バージョンを収録しています。
ペロ:もともと『初めのアレ』って速い曲なんですけど。それを楽曲監督の矢野さんが今回さらに超絶速くしたミックス・アレンジして入れてます。LIVEでこの前やったけどメチャメチャになって会場ではダイブもありましたからね(笑)。最高です(笑)
■ メンバーの圧縮された姿がまるで"粗大ゴミ"のようだから、そう命名したんです(いつもそんなのばっかりで指示するP)
――そろそろインタビューも終盤戦。改めて『夢見る少女で笑いたい』の魅力を聞かせてください。
はるちろ:まず、Aメロにラップが入っているところ。そこが、今までのナト☆カンとは違うところ。あと、歌詞が「今の私たちを物語っている」ちょっと切ない感じなんですけど、「これからも君と生きていたいから頑張りましょう!!」というように、なんだかんだ前向きな歌になっているところです。
みずきんぐ:あと、Aメロの最後の部分の振りじゃない?!
はるちろ:Aメロの最後で頭振ったりとか激しく踊るんですけど、そのあとに出てくる、腰をグッと落として腕を横に振ってくダンスとの落差がいいよね。
みずきんぐ:あそこの、みんなの真顔も見どころ!!
はるちろ:あとは、サビの♪笑って♪のところでみんなでジャンプしていくところ。
みずきんぐ:ライブでは、ハイタッチとかもしてるんです。
はるちろ:それと、サビの途中でメンバーがギューッと集まる振り!!
ゆうみん:あーっ、粗大ゴミ!!
はるちろ:ペロさんが粗大ゴミー!って名づけてます
ペロ:メンバーみんなが圧縮された姿が、まるで"粗大ゴミ"のようだから、そう命名したんです。レッスンでもその場になった時に「はいそこ!粗大ゴミー!」ってやってます
ゆうみん:ペロさんの日本語が変で、面白いんです。よく「なんとかします」じゃなく「「なんとか"ますーる"」って使ったりとか。
ペロ:それ、曲と関係ないだろ(笑)
ゆうみん:『夢見る少女で笑いたい』の魅力は、言葉にすると難しいので、まずはライブに来て欲しいです。ライブでないと伝わらない部分がいろいろとあるから、まずはライブにホント来てください。そうするとわかります。
ペロ:さすが、驚愕の新規生!!
2013年12月4日(水)発売
テレビ愛知「アイドル界隈」12月エンディングテーマ曲
品番:CSRD-1007価格:1000円(税込)
レーベル:CANDY SOUL RECORD/CANDY REMIX
CD収録の適当選抜メンバー
遠藤遥、倉田みずき、横井良加、國武成美、井口えり、熊谷彩香、堀智美、間瀬柚巴、百瀬優美
>>ナト☆カン 公式WEB SITE