PS3向けに配信されるオリジナルアニメ『亡念のザムド』のアフレコに密着！新たなアニメの誕生を見た！

　ある日突然に与えられた異形の能力。そして待ち受ける運命と冒険。そのとき、若者は何を思い、どう行動を起こし、そして自身を成長させていくのか？　変身、アクション、ファンタスティックな要素を織り交ぜた新感覚のオリジナルアニメーション『亡念のザムド』が、9月24日より、PLAYSTATION(R)Storeにて配信スタート！
PS3を使った配信という、次世代への可能性を秘めた新しい形での作品提供に大きな注目が集まる。

●“ザムド”の世界観とテーマとは？

　油泥海に囲まれた尖端島を舞台に、母親と2人で暮らす少年・アキユキが、ある日突然の事故に見舞われ、“ザムド”と呼ばれる異形のものに変化する能力を身につけてしまうことから物語は始まる。
時を同じくして島はヒトガタ兵器に襲われ、街が破壊されていく。アキユキは理由もわからないまま、戦いに巻き込まれてしまう。

　そんな彼を待ち受けていたのは、国際郵便船サンバニ号の仲間たちと彼らとの冒険だった。世界という広い舞台に飛び出したアキユキは、「考え続ける」ことの大切さを肌で感じ、そして成長していく。

　配信開始を目前に控え、アフレコが行われているスタジオでは、メインキャストによるマスコミ向けの会見が行われた。会見では主人公・竹原アキユキ役の阿部敦さん、西村ハル役の折笠富美子さん、ナキアミ役の三瓶由布子さん、紅皮伊舟役の玉井夕海さん、アクシバ役の小西克幸さん、アーム役の浜田賢二さん、ユンボ役の桑島法子さんが、配信開始へ向けてメッセージを寄せてくれた。

　自身の演じる役のキャラクター像とは？そして、これまでとは違う新しいアニメの可能性を感じさせる『亡念のザムド』の魅力について今回、キャストのみなさんに、語っていただいた。

●キャストが語る、演じる役柄の紹介とザムドの魅力

阿部敦さん（竹原アキユキ役）：アキユキは、16歳の男の子です。彼はこの年齢の若者にありがちな、世界や人生のすべてを知った気になっている少年です。ところがある日、とある事故に巻き込まれ“ザムド”と呼ばれるものになり、そして広い世界へ出て、いろいろな考え方を初めて知って、悩んで、考えて、変わっていく。こうした彼の成長像が作品のテーマに盛り込まれています。これまで演じてきたアニメとは異質なものになっていて、いわゆる“お約束な展開”を無視しているところは演じていてとても新鮮です。まったく新しいアニメのあり方を感じさせてくれる一作になると思います。
　よく、がむしゃらな人は暑苦しいと思われがちですが、実はがむしゃらな人ほどカッコよくて、泣いたり笑ったりを繰り返しながら一生懸命生きていく。そうした人たちはなんと魅力的なのだろうかと感じずはいられません。また、単に正義と悪との対決の図式ではなく、悪にならざるを得なくなっている、正義といえどもそれはあくまでもその人の主観であって、見方を変えれば悪にもなりうる、人間の生きている世界そのものをきちんと描いているところが魅力的です。

折笠富美子さん（西村ハル役）：ハルは普通の高校生。アキユキの幼なじみでアキユキのことが好きな女の子です。見どころは、キャラクター1人1人の言葉が個性的でカッコいいところ。おじさんも、子供も、男も、女もカッコいいキャラクターがたくさん出てきますので注目してください。

三瓶由布子さん（ナキアミ役）：ナキアミは一見、寡黙でクールな女の子ですが、アキユキと出会うことによって徐々に成長していきます。アキユキに喝を入れるところが印象的ですね。『亡念のザムド』は、独特の世界観と映像美を持つ作品です。ぜひたくさんの人に見ていただきたいなと思います。

玉井夕海さん（紅皮伊舟役）：紅皮伊舟は国際郵便船ザンバニ号の船長で、乗組員全員の叱咤激励役を引き受けてしまいます。私自身にも実はそんな部分があって、自分のことで手一杯なはずなのに、隣で泣いている人がいれば気になって「どうしたの？」と言いたくなってしまうところなどが、通じているのかなと思っています。
　伊舟にはどこかあきらめてしまっているところがあるのですが、でも周りの人に支えられて、叱咤激励されながらも一生懸命何かを求めて歩いていきます。
　見どころは作品、登場するキャラクターの“熱さ”ですね。
　（舞台となる）この世界の中で生き続けなくてはならない中で、今までは大きなものについて行けば良かった状態から、これからは自分自身の手で世界と向き合っていかなくてはならない。そのことに対する葛藤、“考え続けなければならない”ということが、テーマとして描かれていることに魅力を感じます。

小西克幸さん（アクシバ役）：アクシバはザンバニ号の船員で、クラスのお調子者的存在です。アキユキには素っ気無く接しているようですが、内では通じ合っている兄貴的存在です。見どころはPS3に配信される、新しい形態の作品であること。
　今までできなかったことが、表現として盛り込まれている。作りたいものを作っている作品だと思います。それは、アフレコをしていても感じますし、見ている人も同じ気持ちになっていただけると思いますね。とにかく、次が気になる展開が惹きつけてくれますので、まずは一見していただければ嬉しいです。アクシバとして、次回予告も読ませていただいているので、そこにもご注目ください。

浜田賢二さん（アーム役）：アームはクルーの中ではお父さん的存在。メチャクチャなことをする船長を補佐しつつ、船の全般的なことを見ているのではないかと思われます。私たちキャスト陣も先の話を教えてはもらえないので、毎週先の展開を楽しみにしながら演じています。映像と音楽がとても素晴らしく、いろんな場所で物語が同時に進むのが印象的です。そしてそれぞれの場所でみんな一生懸命生きている。そんな作品の魅力が視聴者の方にも伝わるのではないかと思いますので、楽しんでいただければ嬉しいです。

桑島法子さん（ユンボ役）：ユンボは船のお母さん的存在で、みんなの食事を作ったり、洗濯するなどして、日々を過ごしています。破天荒な船長の愚痴を聞いたり、時には対立したりしながら、気持ちの奥底ではつながっているところが印象的です。また、人情味溢れるキャラクターたちがとても素敵で、そんな彼らの人間関係からは目が離せません。毎週とても楽しく演じさせていただいています。


●PS3による配信で新たなアニメの楽しみ方がはじまる

　PS3をインターネットに接続。PLAYSTATION(R)Networkのアカウントを取得することによって、PLAYSTATION(R)Storeにアクセス、コンテンツを利用することが可能に。
　『亡念のザムド』は、PLAYSTATION(R)Storeで、購入することにより、配信される映像コンテンツだ。高画質のHD（ハイデフィニション）版は1話400円。標準画質SD（スタンダードディフィニション）版は1話300円で提供される。表示される映像コンテンツの中からお好みの作品を選択し、チャージ（入金）されたウォレットを利用しての購入。購入後PS3のハードディスクにダウンロードすることによって、またはダウンロード中でも視聴ができるというものである。ハードディスクに保存すると、30日間保有が可能。再生後は72時間の視聴が可能となっている。またSD版では、さらにPSPにムーブ（転送）することで、持ち運んでの視聴も可能に。こちらも転送後72時間の視聴が可能となっている。
　主な配信予定作品は、『亡念のザムド』をはじめ、『鋼の錬金術師』『BLOOD+』『機動戦士ガンダム00』『交響詩篇エウレカセブン』『マクロスＦ』など多数が用意されている。中でも『亡念のザムド』は、PLAYSTATION(R)Storeオリジナルの作品として配信される。
　全く新しい形でのアニメの視聴スタイルを提供していくPLAYSTATION(R)Store。先進的なシステムによって提供される高品質な映像コンテンツの数々は、次世代の視聴形態を提案していくものとして注目を集める。
『亡念のザムド』の配信開始が、PS3とPLAYSTATION(R)Storeはもちろん、今までの映像視聴の枠組みを大きく飛躍させる原動力になるのか、期待が高まる。

『亡念のザムド』は、9月24日より、PLAYSTATION(R)Storeにて配信開始。


＜STAFF＞
監督：宮地昌幸
アニメーションディレクター：奥村正志
キャラクターデザイン：倉島亜由美
サムド・メカニックデザイン：橋本誠一
メカニックデザイン：山根公利
ヒトガタデザイン：水畑健二
美術監督：青井孝
色彩設計：梅崎ひろこ
撮影監督：宮原洋平
編集：坂本久美子
音楽：大島ミチル
アニメーション制作：ボンズ

＜CAST＞
竹原アキユキ：阿部敦さん
西村ハル：折笠富美子さん
寺岡フルイチ：立花慎之介さん
西村ミドリ：藤村歩さん
竹原リュウゾウ：石塚運昇さん
竹原フサ：早水リサさん
ナキアミ：三瓶由布子さん
紅皮伊舟：玉井夕海さん
アクシバ：小西克幸さん
アーム役・浜田賢二さん
ユンボ役・桑島法子さん

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