ついに新たなヴァンパイアハンターの物語が完成――アニメ『ブレイド』完成披露試写会をレポート！増原光幸監督、脚本・深作健太氏、女優・芦名星さんがその魅力を紹介!!

　2011年6月22日、都内某所にてTVアニメ『ブレイド』第1話と特番「徹底解剖！ブレイドスペシャル」の試写会が行われた。

　本作は、アメリカンコミック『ブレイド』（原作・マーベル・コミック）をマッドハウス制作で、初アニメ化したもの。吸血鬼の能力を宿して生まれた青年・エリックが、ヴァンパイアハンター・ブレイドとして、数々の敵と戦うアクションホラー作品。1998年には実写映画化、2006年にはTVドラマ化もされた人気作だ。今作では東南アジアを舞台にし、全12話で構成されている。

　会場には、増原光幸監督、脚本の深作健太氏、そして特番MCを務める女優・芦名星さんを迎えて、試写会の前に会見が行われた。

　今作の脚本を務める深作氏は、実写映画『バトル・ロワイアルII』の監督でお馴染み。実写映画版『ブレイド』のファンであり、アニメも子供の頃から好きだったため、初めてのアニメ脚本は嬉しかったとのこと。

　「（マーベルでコミック作家として活躍する）ウォーレン・エリスさんから“ブレイドの東南アジアツアー”というあらすじをいただき、あとは日本側のやりたいようにやらせていただきました。むしろ、マーベル側からシナリオに細かいアドバイスをいただいて、アメリカと日本の作り方の違いが勉強になりました。今作では、ヒロインのマコトのように、日本オリジナルのキャラクターがどんどん登場します。いずれあっと驚くゲストも登場予定なので、実写版とは違った楽しみ方をしていただけると思います」とコメントしてくれた。

　そして増原監督は「色んなヴァンパイアが敵に登場しますが、それを東南アジアで如何に登場させるかを、深作さんに苦労していただいてます。特に、シナリオの段階から気をつけていただいたのは、日本版『ブレイド』は、剣劇を中心に作っていきたいということです。背中に剣をしょっているのに、他の武器でどんどん攻撃しないようにということですね。そのあたりを留意して作っています」とコメント。

　更に、芦名さんも実写映画版のファンで、今回のアニメ版も楽しみにしているという。

　「まだ音の入っていない状態の1話を見せていただいたんですが、主人公の雰囲気もちょっと変わっていたり、新しい女のヴァンパイアハンターのマコトも出ていたり、少し別のものをみているような感覚で新鮮でした。ちょっと切ないシーンとかも結構ありましたね。特番の撮影は、相手がいない状態で台詞を喋っていって、覚える台詞ことも多くて難しかったですが、とても雰囲気のある撮影だったので楽しかったです（笑）」とのことだ。

　気になるアニメ本編は、アニメ専門チャンネル＜アニマックス＞にて、2011年7月1日の22時より放送。特番は、アニメ第1話放送に先駆けて、6月24日、22時30分より放送する。アニメ本編も特番も、是非とも楽しみにしていてほしい！

＜取材・文：小俣猛＞

TVアニメ『ブレイド』放送情報

アニメ専門チャンネル＜アニマックス＞　2011年7月1日（金）22時放送開始
※初回放送：毎週金曜日　22：00～22：30
※リピート：同日 25：00～25：30／毎週（土）20：30～21：00

＜STAFF＞
原作：マーベル・コミック
監督：増原光幸
シリーズ構成・脚本：深作健太
アニメーション制作：マッドハウス
製作：Sony Pictures Entertainment(Japan)lnc.
　　　マッドハウス

＜CAST＞
ブレイド：大塚明夫
マコト：坂本真綾
ディーコン・フロスト：磯部勉
ノア・ヴァン・ヘルシング：阪脩

>>アニメ『BLADE』特設サイト（ANIMAX）

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ブレイド（CV：大塚明夫）

マコト（CV：坂本真綾）

ディーコン･フロスト（CV：磯部勉）

ノア･ヴァン･ヘルシング（CV：阪脩）