中原麻衣さん、植田佳奈さん、矢作紗友里さん、早見沙織さんがキャラクター原案を担当した声優コミック『こえたま』。今後の展開を中原さんにお聞きしました！

　中原麻衣さん、植田佳奈さん、矢作紗友里さん、早見沙織さんの4人がキャラクター原案を担当したことで、声優ファンを中心に大きな話題を集めている人気コミック『こえたま』。

　『月刊コミックアース・スター』にて連載中の『こえたま』は中原さん、植田さん、矢作さん、早見さんがパーソナリティを担当していたインターネットラジオ『創刊！コミックアース･スター編集会議』から生まれた企画となっています。

　そして、ひょんなことから声優としてデビューすることになった高校生の女の子「咲本若葉」の活躍を描いたこのコミックは、なんと、ラジオで中原さんたちがアイデアを出し合いながらキャラクターを作っていき、作画を担当する桜羽起成先生がそのアイデアをもとにコミック化したものなんです！

　ドラマCDとラジオの特別編を収録したスペシャルCDを同梱したコミックス第1巻もリリースされ、ますます盛り上がる『こえたま』。そんなコミックの作画担当・桜羽起成さんと今後のストーリーについて打ち合わせにお邪魔し、中原さんに同作に関するお話を伺いました！

　また、中原さんたち4人にサインを入れていただいたコミックス第1巻もプレゼントに用意していただきましたので、ぜひ記事を最後まで読んで応募してみてください！

中原麻衣さん

――中原さんや植田さんがキャラクター原案を担当されることになったきっかけは？

中原麻衣さん(以下、中原)：私たちがパーソナリティを担当していたインターネットラジオ『創刊！コミックアース･スター編集会議』で、リスナーからコミックのアイデアを募集するコーナーをやらせていただいことがきっかけです。

　最初はリスナーからアイデアを募集していたのですが、アイデアを募集しているうちに4人で「私たちも原案とかやってみたいよね」って話すようになって、番組で好き勝手にしゃべっていたら、本当にやらせていただけることになっちゃいました。

――キャラクターの原案を考える際、苦労されたことや楽しかったことは？

中原：キャラクターの原案を作らせていただくのは初めてだったので、何もかもが新鮮でした。4人で「キャラクターの名前どうする？」とか、「この子とこの子の関係はどうしようか？」とか、リスナーさんからいただいたアイデアも参考に楽しく作業させていただきました。

――中原さんは主にアイドル声優の綾城瑠奈の原案を担当されたとのことですが、瑠奈はどんな女の子なのでしょうか？

中原：瑠奈ちゃんは、すごくしっかりとした女の子です。アイドルとして周囲からどう見られているかを意識しながらも、プロの声優としての高い意識で現場に望んでいる女の子なんです。プロ意識が強い女の子という設定にしたので、ラジオで「それぞれが原案を担当しているキャラクターの目標を決めよう」という話になった時は、思わず「数字！(CDの売り上げ)」って答えちゃったんですが、さすがにそれはみんなから止められちゃいました(笑)。

アイドル声優・瑠奈

――連載がスタートし、コミックスの第1巻も発売されましたが、原案がコミックになっての感想は？

中原：私たちが「こんなお話になったらいいなぁ」と思っていたことが、そのままコミックになっているので、本当にうれしいですね。唯一、意外だったのは（矢作さんが考えたキャラクターである）ボクっ娘の園崎空ちゃんが名古屋弁になっていたことです(笑)。私たちのアイデアをそのまま生かしてくださったところがたくさんありますし、空ちゃんの名古屋弁のように、肉付けしていただいて、さらに魅力的になっている部分も多いので、原案を担当している私たち自身も今後どうなっていくのか楽しみですね。

――中原さんが『こえたま』で特に気に入っていらっしゃるキャラクターは？

中原：どのキャラクターにも思い入れが深いので、選ぶのは難しいですね。気に入っているというか、気になるキャラクターは二階堂亜麻音さんですね。声優のキャストオーディション会場でマニキュア塗ってるんですよ、彼女(笑)。実際のオーディションだったら絶対に落ちますよ(笑)。あとは、主人公・若葉ちゃんの幼なじみのトモくんもいいですよね。若葉ちゃんの頭をポンポンしているところでキュンとしちゃいました(笑)。

――先ほどまで作画の桜羽先生とお打ち合わせをされていましたが、今後の展開に関するアイデアをちょっとだけお聞かせいただけますか？

中原：打ち合わせで出たアイデアですと、夏あたりに合宿的なイベントエピソードはやりたいなぁと思っています。あとは、これは将来的な希望ですが、若葉ちゃんたちには海外に出て行って欲しいですね。最近、私も台湾のイベントに出演させていただいので、そのあたりの経験もコミックに取り入れられればと思っています。

――『こえたま』には、みなさんの実際の経験がアイデアとして取り入れられているんですよね？

中原：コミックの第1巻で、若葉ちゃんがアフレコしているときにネックレスの音が入っちゃうところなんかは、デビューする前に注意されることだと思いますが、実際に声優になるための勉強をしていないと気づかないところかもしれませんね。金属のアクセサリーはもちろんですけど、服も素材によっては衣擦れの音が入っちゃうので気をつける必要があったりします。

――先ほど「海外に」というお話がありましたが、今後の展開についてほかに期待していることは？

中原：彼女たちにちゃんと成長していってほしいというのはもちろんですが……。勝手なお願いとしては、私たちも漫画に出たいなぁと……(笑)。

――中原さんたちが作品に出演するといのうは面白そうですね。

中原：できれば若葉ちゃんたち競演してみたいですね。すれ違うだけでもいいので、出演したいなぁ(笑)。

――もし、作中で若葉たちと競演することになったら、先輩として何かアドバイスしたいことはありますか？

中原：そんなに立派なことは言えないんですけど……。「初心忘れるべからず」ですかね。謙虚な気持ちを忘れずに、いつまでも素直なままでいてほしいですね。これはいつも自分に言い聞かせていることでもあります。

――最後に、『こえたま』と中原さんファンにメッセージをお願いします。

中原：『こえたま』は私たちがはじめてキャラクター原案を担当させていただいた作品です。私にとってすごく大事な作品ですので、みなさんに応援していただけると嬉しいですね。若葉ちゃんたちの成長を私たちと一緒に見守ってください！

――ありがとうございました！

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原案：中原麻衣／植田佳奈／矢作紗友里／早見沙織
作画：桜羽起成（さくらばたつなり）
仕様：B6 判／税込625 円
ドラマパート出演：井口裕香／堀江由衣／喜多村英梨／細谷佳正
ラジオパート出演：中原麻衣／植田佳奈／矢作紗友里／早見沙織
※ラジオパートはコミックアース・スター4月号・5月号付録CDより再編集

【コミックス『こえたま(2)』】2012年7月12日発売決定！

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