小桃音まい特集 第2弾 ライブとCD完売

小桃音まい特集 第2弾 アイドル道ソロ旅(2) ライブとCD完売

デビュー3年半にして、1stアルバム『1st-チョコっと』をリリースした小桃音まい。年間300本のライブでは会場の“民族大移動” と呼ばれる動きが話題となり、毎回枚数限定で発売されるシングルは、1000枚から始まり1万枚まで完売。今回は、その裏側であったことに迫ります。

<b>小桃音まい(ことね・まい)</b><br>1990年8月24日生まれ、兵庫県出身、A型、147㎝。2009年に1stシングル「Dreamscape☆」をリリース。2012年発売の6thシングル「Magic Kiss」はオリコン19位に。『小桃音まいの☆きゃらめる まきRADIO☆』(FM PORT/土曜21:00~)でパーソナリティ。

小桃音まい(ことね・まい)
1990年8月24日生まれ、兵庫県出身、A型、147㎝。2009年に1stシングル「Dreamscape☆」をリリース。2012年発売の6thシングル「Magic Kiss」はオリコン19位に。『小桃音まいの☆きゃらめる まきRADIO☆』(FM PORT/土曜21:00~)でパーソナリティ。

■ 泣きながら握手会をしたこともあります

――アイドル活動をするうえで、最初からソロ志向だったんですか?

小桃音:「とりあえずソロでやってみて、ダメだったらユニットに入れば?」と言われてました。お試し的な感じだったので、深くは考えてなくて。でも、今改めて考えると、ソロで良かったのかなって。私がユニットに入ってたら、あまり危機感がなかったと思うんです(笑)。ソロはすべてが自分に跳ね返ってきて、MCでも他の誰かがしゃべってくれたりはしない(笑)。歌も自分が必死にならないと、他の人のパートはないし(笑)。

――それだけに鍛えられた部分はあるでしょうね。

小桃音:振り付けもグループに比べて小さく見えないように、大きく踊っていたら、しっかり踊れるようになりました。最初は本当に何もできなかったからこそ、他の人の足を引っ張るとか気にせず、自分のために頑張れたのが良かったと思います。

――逆に、今はグループが圧倒的に多い中、ソロゆえの大変さもないですか?

小桃音:ライブで大人数のユニットさんの後に出るとき、「大丈夫かな?」と思うこともあります。あと、楽屋でちょっと寂しかったり(笑)。グループさんがみんなでワイワイ盛り上がってると、こちらからは入れなくて、1人でポツンとしてることが多かったです。昔は先輩でコスロボ(コスメティックロボット)さんというユニットがあって、話し掛けてくれて助かりました。

――年間300本のライブをしてきた中で、特に印象に残ってるステージはありますか?

小桃音:やっぱり節目のライブは覚えてます。最初のバースデーワンマンとか。初めて「CDを発売します」と告知したライブでは、最後に披露するはずだった新曲のオケが、どアタマで流れちゃったんですよ(笑)。その瞬間は頭が真っ白。でも、歌うしかなかったから。結局その曲はアンコールと2回歌いました(笑)。あと、初めてカバー曲を披露したときも、すごく練習しました。

――何をカバーしたんですか?

小桃音:3曲歌いました。バラードの「部屋とYシャツと私」に、『キミキス』というアニメのエンディングテーマだった「願い星」と、もう1曲は嘉陽愛子ちゃんの「cosmic cosmetics」という歌です。それから、CDを出すごとにインストアをやって、4thまでかな? 発売前は秋葉原の石丸電気に毎日のように出てました。毎回限定何枚という形で出していて、完売イベントをやったり。

――1stアルバムにもシングル曲が入っていて、思い出が蘇るようなところもありますか?

小桃音:「コズミック☆UNIVERSE」や「さくら、咲くころに。」は、完売したときのイベントを思い出します。「さくら、咲くころに。」のときは、大泣きしたんですよ(笑)。1週間の最後のイベントで、確か日曜の夜の部で、始まる前はまだ完売してなくて。ステージで「今回は売り切れそうにないです」と言ったんです。でも、途中から来てくれた方がイベントの後に買ってくれて、握手会の直前に「完売しました」と聞いて。その後で大泣きしながら、ファンの方たちと握手してました(笑)。本当にしゃべれないくらい泣いていて(笑)。そのときのことを、すごく思い出します。

■ 民族大移動は1人のお客さんから始まって

――そうこうあった中で、だんだんお客さんも増えていって。

小桃音:そうですね。最初はお客さんの数が1ケタというときもありましたけど、1周年記念、2周年記念……とワンマンライブもやらせてもらえるようになって。

――今は名物になってる“民族大移動”は、いつ頃から始まったんですか?

小桃音:「なのです☆」という曲からですけど、初めて披露したときは、全然そんな雰囲気はありませんでした。「ブッ飛んだ曲だな。どうすればいいのかな?」ぐらいな(笑)。手拍子も違うし、「オイ! オイ!」って感じでもないし……って。1・2ヵ月経った頃、私がステージで歌いながら歩いてたら、急に後ろのほうで1人のお客さんが、たぶんふざけて、一緒に付いてきてくれたんですよ。「面白いなー」と思ってたら、次のライブでは別の人が加わって2人になり、気づけば10人、20人……と。初のワンマンライブをやる頃には、会場のみんなが付いてくるようになりました。それでワンマンでは、「みんなで一緒に右に左に民族大移動なのです☆」というタイトルを付けました。

――まいさんは自分がアイドル好きだった分、アイドル活動をする際には、スイッチを入れて理想のアイドル像と一体化するような感じもあります?

小桃音:意識したことはないですね。確かに「アイドルはこうあって欲しい」という理想が強い分、普段からイメージに外れる行動はしないようにしてますけど。

――アイドルにはどうあって欲しいと?

小桃音:いつ会っても輝いていて欲しい。キラッとしたきらめきがあって欲しいです。どこでもかわいらしくいて欲しい。たまたま電車で見掛けたアイドルが、脚を広げて座っていたらイヤだなと思うので(笑)。街でアイドルを見掛けて、歩き方がひどかったらショックだろうし。

――じゃあ、プライベートで外出するときも気を張っていたり?

小桃音:「あっ、小桃音まいだ。こんな人だったのか……」と思われたらショックなので(笑)。でも、普通に最低限のことだけ気をつける感じです。普段から、そんなに脚を広げて座ったりはしないので(笑)。たまにスッピンで出歩くときに、マスクをするぐらい。

――きらめきが消えるほど落ち込むこともないですか?

小桃音:すぐ落ち込むんですけど、すぐ立ち直ります(笑)。寝たら忘れるほうで。あとはおいしいものを食べたりしたら、すぐに元気になります(笑)。

――根っからアイドルに向いてたんですかね?

小桃音:楽しいと思ってやれてるということは、向いているのかなと思います。

――最近話題の“アイドルと恋愛”については、どう思います?

小桃音:うーん……。恋愛したい気持ちも分かることは分かります。でも、アイドルとしてファンの人の夢は壊さないようにして欲しいな、というのはあります。

PHOTO:梅木麗子 TEXT:斉藤貴志

《DATA》
『1st-チョコっと』

MAI RING vol.1 小桃音まい lovers ××
3月9日(土)Mt.RAINER HALL
3月10日(日)名古屋CLUB OZON
4月6日(土)心斎橋VARON
4月21日(日)表参道GROUND

【小桃音まい特集】
>>【第01弾】 小桃音まい特集 第1弾 アイドルになるまで
>>【第02弾】 小桃音まい特集 第2弾 ライブとCD完売
>>【第03弾】 小桃音まい特集 第3弾 1stアルバムを発売

>>小桃音まい オフィシャルブログ「きゃらめるまんま おかわり」
>>ポニーキャニオンアーティスツ アーティスト 小桃音まい
>>小桃音まい Twitter (@kotonemai0824)

<b>【初回限定盤(CD+DVD)】</b><br>PCML-1208 2800円

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<b>【通常盤A】</b><br>PCML-1209 2300円

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