疾走感溢れる舞台『スーパーダンガンロンパ2』ゲネプロレポート

ワクワクのドッキドキ! 疾走感溢れる舞台『スーパーダンガンロンパ2』ゲネプロレポート

 2015年12月3日(木)~13日(金)、Zeppブルーシアター六本木にて上演中の舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』。公演に先駆けて、12月2日(水)に公開ゲネプロが行われました。今回の舞台では、モノクマ役である大山のぶ代さんの新録影アナ(公演前後のアナウンス)をついに公開! さらに主題歌を神田沙也加さんがボーカルを務める「TRUSTRICK」が担当するほか、神田さんは本編では映像出演しています。本稿では、『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE~さよなら絶望学園~』のゲネプロとキャストインタビューの様子をお届けいたします!

 

■ モノクマ「うぷぷぷ」から始まり、疾走感あるストーリー展開!

 モノクマ役・大山のぶ代さんの影アナが始まると会場はしんと静まり、聞き入ってしまいます。モノクマならではのブラックユーモアを交えつつ「オマエラを思いっきり魅了することを約束しましょう!」と自信たっぷりのスタートで舞台の幕が開けました。

 舞台は日向創役・横浜流星さんと“超高校級の幸運”狛枝凪斗役・鈴木拡樹さんを中心に次々とストーリーが展開していきます。無人島に流された超高校級の個性豊かなキャラクターたちは和気あいあいとしていましたが、モノクマの出現により「コロシアイ修学旅行」に巻き込まれて次第に険悪なムードに…。

 疑心暗鬼になる彼らの表情を見ているとこちらまで不安な気持ちが募ります。ハイスピード推理アクションゲームが原作というだけあって疾走感のある演出になっており、どのシーンも気が抜けません! 学級裁判のシーンはゲームさながらの攻防を表現しており、原作ファンはもちろん、初めて観る方でもワクワクしてしまうこと間違いなしです。ここでは書けないことが多すぎてもどかしい…! 何度も繰り返されるどんでん返しは必見です! また、最後に流れる主題歌は舞台での悲しい出来事を吹き飛ばすようなロックナンバーになっており、清々しい終幕となっています!


■ キャストインタビュー

―――意気込みと見どころをについてお聞かせください。

日向創役・横浜流星さん:『ダンガンロンパ』5周年という記念すべき年に舞台というかたちで作品に携わることができてとても幸せに思っております。一人ひとりが原作を愛して、キャラクターを大事に演じ、演出家の松崎さんを中心にスタッフ一同力を合わせてがんばってきました。やるべきことはやってきたので、あとは本番でどれだけ力を発揮できるかだと思います。作品に携わっている方々や観客の皆さまに感謝をしつつ、舞台の世界観や感動をお届けできるように頑張ります。よろしくお願いいたします。

七海千秋役・山田菜々さん:もう始まるということで緊張しているんですけど、稽古中はとても楽しくて『ダンガンロンパ』はすごい作品だと改めて感じました。私たちが感じた思いを皆さまにも感じていただけるような舞台になっていると思います。「やればなんとかなる」という千秋の名言通り頑張りたいと思います。みなさまぜひ楽しんでください。

右左田和一役・いしだ壱成さん:キャスト全員で作品を楽しんで、キャラクターを大事にしながら自分のエッセンスを乗せていくという稽古をしてきました。お互いアイディアを出しながら若いキャストが自発的に動いているのを最年長として見守りつつ、パワーをいただいたり、情報交換をしたりしながら進めていきました。いい魂が集まった良いチームになっております。よろしくお願いいたします。

狛枝凪斗役・鈴木拡樹さん:切磋琢磨してきて良いチームになりました。その信頼関係をうまく舞台に乗せてお届けして、最高の作品にできたらと思っております。新作ゲーム『ニューダンガンロンパV3』の発表もあり、大盛り上がりの『ダンガンロンパ』シリーズを、舞台では生の人間が動いて表現する魅力を売りにした1つのコンテンツとして皆さまに受け入れていただけるよう、素敵な作品を届けたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

映像出演、主題歌担当『TRUSTRICK』ボーカル・神田沙也加さん:前作の舞台も初めての試みで、スタッフ全員で相談しながら作り上げたことを昨日のことのように覚えています。こうして取材していただいているときに今のキャストの皆さんと同じように緊張していたことを思い出します。でもバックステージでお会いするキャストたちの目の輝きを見ると、舞台は安心して観ることができるんじゃないかなと思います。私は今回映像出演なので、舞台を客席から観届けられることがすごく嬉しいです。あとは、作品の締めくくりとして主題歌を担当することになって、キャストを「お疲れさまー!」とロックに迎えられるような、作品に寄り添った曲になるように作り上げました。この一カ月みんなで一丸となって頑張った舞台がいよいよ始まるということで、安心してファンの方に観ていただけると思っています。お楽しみに! 乞うご期待です!

演出家・松崎史也さん(以下、松崎):たくさんの方が取材に来てくださっているこの期待感に改めて気の引き締まる思いです。作品に関してはキャスト陣が言った通りで、横浜さんの真っ直ぐな力強さ、いしださんの年上の立場からまとめてくださった統率力、ここにいないキャスト達の力などが集結していて、あとはもう観ていただくだけだと思っています。中身に関してはハイスピード推理アクションという原作を舞台でやるならこうだろう、と考えて動いて作ってきました。楽しみにしていてください。

―――大山のぶ代さんの収録に松崎さんは立ち会ったということですが、そのときの様子はいかがでしたか?

松崎:本当に光栄なことだったと感じています。子どもの頃から観ていた“あのアニメ”の声をしている方なので。以前の制作発表の際も少しお話しましたが、本当にお元気で、なによりとってもキュートでした。あのお声でモノクマに声をあててくださったことが本作の最大の推進力になったと思っております。そこも期待していてください。

■『スーパーダンガンロンパ 2 THE STAGE ~さよなら絶望学園~』
公演日程:2015年12月3日(木)~12月13日(日)全21公演
会場:Zeppブルーシアター六本木

[出演者]
横浜 流星
山田 菜々、井上 正大、須藤 茉麻、ジェイミー 夏樹、高橋 ユウ、椎名 鯛造、伊崎 龍次郎、 伊波 杏樹、水越 朝弓、濱頭 優、西 洋亮、 蜂谷 晏海、千倉 里菜、TEAM 近藤、二梃木 周平(ヒマワリ)/川島 邦裕(野性爆弾)、いしだ 壱成 / 鈴木 拡樹/ 大山 のぶ代(声の出演)、貴家 堂子(声の出演) / 神田 沙也加(特別映像出演)

脚本:堀江 慶
脚本・演出:松崎 史也
シナリオ監修:小高 和剛(スパイク・チュンソフト)
音楽:高田 雅史(サウンドプレステージ)
主催:希望ヶ峰学園演劇部 / Zeppブルーシアター六本木運営委員会
後援:beachwalkers. TOKYO MX
企画協力:スパイク・チュンソフト


>>『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE』公式サイト
>>ダンガンロンパ 希望ヶ峰学園演劇部(@dangan_stage)

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