『ヘタリア The World Twinkle』イベントvol.2【昼の部】レポート！笑いのおもてなし珍発言＆珍行動続出の大爆笑ステージ

　アニメ『ヘタリアThe World Twinkle』のイベント「ヘタリア The World Twinkle　イベント～フェスティヴィータ～vol.2」が2016 年4 月24 日(日)、東京・ニッショーホールにて開催されました。昼夜2公演のうち、こちらでは昼の部の公演をレポートします！　本イベントには、小西克幸さん(アメリカ役)、杉山紀彰さん(イギリス役）、小野坂昌也さん(フランス役)、高戸靖広さん(ロシア役)、甲斐田ゆきさん(中国役)という豪華メンバーが参加しました。

　今回の記事で興味を惹かれた方は、2016年5月14日（土）開催の「ヘタリア The　World Twinkle　イベント～フェスティヴィータ～vol.3」のチケットが現在好評発売中ですので、是非チェックを！

　出演はフィンランド役・水島大宙さん、スウェーデン役・酒井敬幸さん、デンマーク役・下崎紘史さん、ノルウェー役・岩崎征実さん、アイスランド役・浅倉歩さん☆　さらに追加キャストとしてスペイン役・井上剛さん、プロイセン、エストニア、ギリシャ役の髙坂篤志さんも登場します！

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■ 美しい司会っぷり!?　小野坂さんの鋭いツッコミ＆トークで、イベント開幕！

　この日のイベントは、3月12日(土)行われた『ヘタリア The World Twinkle　イベント～フェスティヴィータ～vol.1』に続いて、連合キャストが出演する第2弾。ステージ上のスクリーンに、アニメ『ヘタリア The World Twinkle』のOP映像が流れた後、司会進行を務める小野坂さんが登場し、「今日は来てくれてメルシー！　お兄さんの美しい司会っぷりから目が離せないよぉ～！」とご挨拶。そして、小野坂さんの呼びこみで、杉山さん、高戸さん、甲斐田さん、小西さんが登場し、イベントがスタートしました。

　この日は、杉山さんを優等生キャラとして扱い、他の3人には、愛のムチと言わんばかりに小野坂さんから鋭いツッコミがビシバシ入ります。お水(ステージに準備された)を飲むシチュエーションを想定して、用意されたイスに座ろうとした小西さんに、小野坂さんが「まだ座んなよっ！」と、さっそくツッコミが。そして、小野坂さんがタイミングを見計らって「今から座りま～す！」と、キャストたちに指示を出したのですが、お水を飲もうと立ち上がった甲斐田さんに「座れっ！」と再び、小野坂さんのツッコミが入り、客席から笑いが起こります。

■ 連合5人が語る『ヘタリア The World Twinkle』裏話

　まずは、トークコーナーから。最初のトークテーマは「アフレコ裏話」。前回「フェスティヴィータ vol.1」のイベントと同じテーマということで、小西さんが「アフレコ裏話が(前回と)全く一緒だったらどうする？」と笑いながらつぶやきます。そんな小西さんのつぶやきを聞いた小野坂さんが「だから～、絶対に前の組がやっていないような話を、できる自信がある人だけ手をあげて！」とキャスト陣に声をかけ、ステージは一瞬、騒然。

　それでも、すぐに小西さんが手をあげ、「小野坂昌也は(アフレコで)端役しか、やりたがらない！」と暴露。甲斐田さんも「(小野坂さんは)端役を全部やろうとする！」と続きます。『ヘタリア』のアフレコでは、演者が決まっていないキャラクターが出てきた時に、その場で挙手して配役を決めるようで、小野坂さんからは「『ヘタリア』は、(和菓子の)端から端までアンコが入っているような(お得な)アニメにしたいからね。ちょっとした馬の役でもやりたいの！」と真面目なコメントも。

　さらに、小野坂さんは「アフレコ現場は毎回がオーディションですから！　新人は(決まっていないキャラの配役を決める時に)手をあげないでしょう。ああいうのも新人に教えていかなきゃダメなの！」とベテランらしい発言をするも、高戸さんから「教えていかないで、奪っていってるし……」とツッコミを入れられていました。

　そして、トークテーマ「海外旅行の思い出」では、キャストたちの個性的なエピソードが飛び出します。高戸さんが「僕、1回だけハワイに行ったことがあって……」とハワイでホームステイした話を披露。甲斐田さんは「いろんなところに行ってるんですけど、今日どうしても1個、言いたいのがある！」と、2年前に行った中国旅行の話を披露。

　旅行の帰りに空港のお土産屋さんで、いつか使う時が来るかもしれないと思いながら購入したものが……何と、今日この日のイベントで甲斐田さんが被っている帽子！　甲斐田さんは「(あの時)買って、2年経って、やっと今日被ることができました！」と、嬉しそうに話し、客席から拍手喝采を浴びていました。

　そして杉山さんが伝えたのは、フィンランド旅行での白夜体験談。杉山さんが「白夜では、夜10時は昼間みたいに明るくて、夜中の1時とかで夕暮れぐらいな感じ。お店は夜9時で閉まって、信号も全部消えちゃうんです。歩行者が少ないので車が気をつける。それはカルチャーショックでした！」と豆知識をご紹介。キャストもファンも「なるほど～」と頷くシーンも。

　そんな会場の雰囲気を感じた小野坂さんが「みんな、その体験はしたことないもんね。(杉山さん以外のキャストに向かって)そういう話をしてください！　今の(杉山さんの)話、聞いてどうだった？　(甲斐田さんの)帽子を買った話と比べて、どうだった？」と聞くと、甲斐田さんが「（杉山さんの話について）いい話だった！」、高戸さんも「海外のことがわかった！」と反省 (!?)する姿に客席から、さらなる笑いが起こっていました。

■ キャスト陣の珍行動（ボケ）で、爆笑に次ぐ、爆笑！　めくるめく大喜利の世界！

　コーナーのタイトル通り、会場が爆笑に包まれた「美しき爆笑の世界！　ふきだしヘタリア」のコーナーでは、ステージ上のスクリーンに映し出されたアニメ『ヘタリア The World Twinkle』の名シーンが登場。各シーン中に描かれたキャラクターの吹き出しの中身を考えて、答えをスケッチブックに書くスタイルの大喜利が行われました。

　ここでは、回答よりも、個性的なメンバーたちの自由すぎる珍行動(ボケ)に、小野坂さんの鋭いツッコミが冴え渡ります。その珍行動の一部を小野坂さんのツッコミとともにご紹介。

　CASE1：キャストがイスに座って大喜利に参加している中、なぜか床に座り込んで回答する高戸さん。そんな高戸さんに、小野坂さんが「何で(床に)座ってんの？」と優しい問いかけ風のツッコミ。他のキャストたちも高戸さんの行動に？な様子でした。

　CASE2：手をあげて、スケッチブックを使わずに回答を話し始める甲斐田さん。そんな甲斐田さんに、小野坂さんが「書けよ～！　何思いついたこと言っちゃてるんだよ！」と激しいツッコミ。その後も、甲斐田さんは同様のことをして、何度も小野坂さんにツッコミを入れられます。

　CASE3：「(吹き出しのセリフ3人分を全て答えずに)最後までセリフを読みあげちゃってください！」と小野坂さんへお願いする小西さん。そんな小西さんに、小野坂さんが「ちょっと小西さん！　吹き出し問題(の意味)、わかってますか？」と丁寧なツッコミ。笑いを心得ている小西さんは、別パターンの答えを用意していました。

　CASE4：回答を譲り合っている甲斐田さんと高戸さんの姿を見て、小野坂さんが「(答えるのは)どっちやねん！」とノーマルなツッコミ。

　CASE5：ただひとりの優等生・杉山さんの模範的な回答に、客席から拍手が……。小野坂さんも笑顔で「ありがとうございます！」とひと言。ここでは、小野坂さんはツッコミというより、大喜利が進行して本当に感謝している様子でした。

　CASE6：手をあげたものの、直前の杉山さんの模範的な回答を聞いた甲斐田さんが「心が洗われたんで(答えるのを)やめます！」とスケッチブックを引っ込めた様子に、小野坂さんが「（回答が書かれたスケッチブックを）出せや！　出せっ！」と厳しめのツッコミ。大喜利を楽しく、スムーズに進行するための、小野坂さん流の愛のツッコミ。

　などなど、時には優しく、そして時には厳しく、きっちりとツッコミを入れていく小野坂さんは、とにかく大忙し！　最後は優等生の杉山さんまで、他の3人と一緒になって珍回答に参加していました。

■ エンディングでは、小西さんの何気ないひと言から、ファン歓喜！

　イベントはこの他、ドラマパートや甲斐田さんと高戸さんが司会を務めるクイズも行われました。そして、エンディングでは、キャストがそれぞれご挨拶。今日のイベントの感想について、小西さんが「みなさんがたくさん笑っていただいて、僕らもステージ上で気楽で、楽しいステージにさせていただくことができました。今回のイベントは連合だけなので、連合以外のメンバーとも一緒にイベントがまたできたらいいなと思います。5月入ったら、北欧ファイブのイベント（『ヘタリア The World Twinkleイベント～フェスティヴィータ～vol.3』（2016年5月14日(土)開催）もありますので、ぜひまた、イベントに足を運んでくれたら嬉しいです。今後ともヘタリアを応援してください！」とコメントしました。

　その後に挨拶をした小野坂さんが「こんなにお客さんが入るとは思わなかったんで、人気のある方がvol.1でやっちゃったんでね……」と話すと、小西さんも「(我々はサービスで)客席へ下りていかなきゃいけないぐらいのね……」と言葉を返します。すると、小西さんの言葉を聞いた高戸さんが突然、本当に客席へ下りていくという大サービスも！　高戸さんの行動に、ファンが歓喜の声をあげる中、ステージ上のキャスト陣が高戸さんを気にもせず、「本日はありがとうございました～！」と声をそろえて終幕。どん帳を下げられたまま、高戸さんがステージ前にしばらく残り、最後の最後で大サービスを行ったイベントは爆笑の中、終了しました。

[取材＆文・宋　莉淑]

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