楽しさと緊張感とがすごく共存した、なかなかスリルのある収録でした──『＼コメプリ／』にて、白鳥巧人を演じる斉藤壮馬さんインタビュー

　2016年8月25日に配信が開始された、音声だけで楽しめる新感覚乙女ゲームとして話題沸騰中のスマートフォン向けアプリ『＼コメプリ／』。毎週ストーリーを配信していることにも注目され、まさに今熱い作品となっています。そんな『＼コメプリ／』で白鳥巧人役を担当する斉藤壮馬さんにインタビューが到着しましたので、みなさまにお届けします。

――収録を終えての感想はいかがですか？
斉藤壮馬さん（以下、斉藤）：信頼している音響監督さんに録っていただいたので、すごく楽しかったです。最初に“こういうキャラクターなので好きにやっていいですよ"という話があったので、持ってきたプランをそのまま好きにやらせていただいたんですけど、あまりにも直しがなくて、これ本当に大丈夫なんだろうかっていう。どんどん話数が進むごとに不安が募っていくというですね（笑）。楽しさと緊張感とがすごく共存した、なかなかスリルのある収録でした。

――キャラクターの印象を教えてください。
斉藤：基本的には誰も話を聞いてくれないキャラですね。ナチュラルに自信家で、というか自分が大好きで、聞かれてなくてもおかまいなしに喋りつづけちゃう。たしかに顔はいいけれど、全体的にものすごく残念、みたいな。だから、上滑りしてる感を出しつつも、あとはいかに面白くするかっていうか…でも、欲をかいて面白くするのもなんか違うよなと思って、やっぱりあくまで滑ってるみたいな前提があった方が面白いのかなと。他の人もキャラ濃いので。それこそ、白鳥の次のセリフは基本“（白鳥を）遮って”っていうト書きがあるんですけど…えっ、結局遮られないんですか？　わーい（笑）。

　えー、と思いきや、ちゃんとオンにしていただけるということで。オンにしていただくということは、より一層上滑り感が半端なく出てくると思うんですけど、それが面白く成立してればいいなって。たぶん彼が聴き手の方に面白いな、魅力的だなと思ってもらえるのもそこなのかなって。あと、ある意味すごい愛らしい人なのかな。でも先に可愛さとかギャップとか愛らしさとか出すのは違うだろうと。聴いてくださった方に"うわ、こいつ滑ってんなー。でもいるいるこういうやつ"って思ってもらえたら俺の勝ち！　っていうキャラだと思います。

――ご自身が伝統芸能娯楽研究会に入ったら、どういう立ち位置になると思いますか？　また、どんなことをしてみたいですか？
斉藤：立ち位置ってたぶん自分で決めることじゃないと思うんで、なかなか考えるのは難しいですけど…僕高校時代は結構斜に構えた人間だったので、たぶんリアル高校時代だったら入ってないと思うんですよ。今のままのメンタルを持って高校時代に戻れれば、みんなと普通に盛り上がるというか、それこそ男子高校生のノリでワイワイできるだろうなって思います。今なら普通にノリでボケもするし、ツッコミもするし、ワイワイ言う側でみんなと楽しめるし、たぶん白鳥よりはもう少し会話に参加できるんじゃないかなって思いますね。そうだといいなあ（笑）。

■作品情報

商品名：＼コメプリ／
プラットフォーム：iOS、Android
発売日：8月25日
発売元：Air Jaune
ディレクター：阿久沢幹
キャラクターデザイン：山本佳奈
シナリオ：末廣彩乃
キャスト：
要真木（CV：田丸篤志）
白鳥巧人（CV：斉藤壮馬）
南雲流（CV：藤原祐規）
梅原明（CV：八代拓）
祝幸福（CV：山下大輝）
塩沢一之（CV：千葉翔也）
音響監督：菊田浩巳
音響制作：MAGES.
楽曲制作：audio studio 響
ジャンル音声：アドベンチャーゲーム
価格基本無料（一部有料）