堀田竜成さん、石渡真修さん、吉田知央さん、植田慎一郎さん、沢城千春さんも「SOARAがそこにいる」と感じるSOARA結成秘話を描いた青春物語｜劇場版SOARA『LET IT BE -君が君らしくあるように-』キャストインタビュー

これまでの経験を経て、映画から2.5次元ダンスライブへバトンタッチ！

――物語にちなみ、学生時代の出会いや経験が、今の仕事や目標につながっていることはありますか？

植田：僕は中高一貫の進学校に通っていて、勉強して大学行く、就職するという、今と真逆の道を進んでいました。高校時代は役者とは違う仕事に就きたかったし、違う目標があったので、それが変わったということで、ないです。

何事も経験なので、これまでの経験が活かされていないとか、意味がないことはないと思うんですけど、今は学生時代の目標とは全く違うことをしていて、1からこの仕事を始めたという点で、影響を受けたり、目標という部分とはまた違いますね。

吉田：僕は昔から芸能界に興味があったんですけど、高校1年生の担任の先生がひょうきんで、みんなと違ったものをやりたいという変わった方だったので、文化祭でその先生が引っ張って、みんなで映画を作ろうと。

映画を制作した時に少し演技をしたんですけど、その時にすごく楽しかったし、演技をきちんとしたことがなかったので、みんなで作品を作ることの楽しさをそこで知り、さらに興味が深まったということがありました。

その先生からも、人の前に立つ仕事をした方がいいというような、背中を押していただく一言もあり、それが全てではないですけど、高校2年生の時に機会があったので、踏み出すきっかけになりました。

石渡：へぇ～。僕はサッカーをずっとやっていたんですけど、高校3年生になって、希望するサッカーの強い大学に行けなかったことがあって。

どうしようと迷っていた時に、サッカー部の顧問の先生がたまたま保健委員の顧問もされていて、その先生に誘われて入った保健委員で、代表していじめに対する劇をやることになって。

その時、女装みたいなこともして、それが僕の初演技なんですよ。演技をした時にお芝居って面白いなという風に思えたのが、今ここにいるきっかけになったのかなと思います。サッカー部の顧問には感謝ですね！

堀田：僕も昔から芸能に関して、すごく興味があったんですけど、看護科に進んで看護師をして。その間もずっと芸能というお仕事に興味はあったし、看護師をしながらも芸能に踏み出そうということでやらせてもらったんです。

看護師と芸能というお仕事が似ているところがあるなと思うのは、こういう見せるお仕事は誰かしらの勇気につながったり、元気につながったりするお仕事で。誰かを支える、元気を与えるという面で、すごく素晴らしいお仕事だなと思うこともあって。

空くんというかSOARAも音楽をやっていて、僕も音楽をやりたいということで、芸能の方に飛び出してきたんですけれども、本当にその部分がすごく似ているなと。こういう作品に携われさせていただいて、ありがたいという思いでいっぱいですね。

沢城：僕は、周りの環境のおかげでこういう業界がすごく身近にあったので、自分が今こういう仕事をやるということにつながっているんじゃないかなとは思いますね。

――2019年11月には2.5次元ダンスライブ｢ALIVESTAGE」も控えています。SOARAの活躍を楽しみにしているファンの方へ、映画の見どころなどメッセージをお願いします。

沢城：映画を楽しみにしていただいてる方には、絶対に損をさせない、楽しい作品になっています。僕が一番見どころだと思うのは……主役の空くんの走り方のフォームですかね。

一同：（笑）。

沢城：すごくフォームが綺麗なので、皆さんにはそこを見ていただきたいですね。ぜひぜひ、皆さんに楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。

植田：舞台は11月にあって、映画の先の話なんですけど、そこからはプロのバンドとして動き始めたSOARAの活躍になってくると思います。

この映画はその序章、SOARAの誕生秘話なので、SOARAを芸能人として見るんじゃなくて、SOARA誕生の裏側、ドキュメンタリー映画とも思うくらいで。

何か大事件が起こるわけでもなく、ただ本当にそこにSOARAがいそうだなと思って、映画館で見て、それを感じていただければ一番うれしいです。

吉田：やはり宗司役としては、宗司の過去に触れるシーンがあって、そこは宗司を見つめる時間になっています。個人的に、注目していただきたいポイントです。

SOARAの入門として、SOARAを知らない方でも楽しめる映画になっているので、ぜひ劇場でご覧いただきたいです。

｢ALIVESTAGE」では、千春さんに代わって、望役に新キャストを加えてのSOARAなんですけど、生でのSOARAの素敵なステージを皆さんにお届けしたいなと思います。

今回、映画という初の試みプラス、ステージの方も生演奏、生歌唱という初めてが詰まった、今までの「ツキステ。」、「スケステ」（「ツキプロ」コンテンツの1つ、2.5次元ダンスライブ「スケアステージ」の通称）とは違った魅力をたくさんお届けできると思うので、ぜひ楽しんでいただきたいなと思います。

石渡：この5人で過ごしたけいこの日々や、撮影の日々が全部詰まっていて、この5人でしか出せない空気感が、本当にこの作品の、SOARAという色にもすごく合っています。

それが作品を通して全シーン見どころというか、5人の役もですが、キャストの魅力もすごく詰まった作品になっているところが、見どころかなと思います。

11月には｢ALIVESTAGE」も控えていて、そこでは千春さんはいないですが、千春さんが演じる望を知っているのは僕たちですし、次に望を演じる（渡邉）響が、全く同じ望になることはないと思うんですけど、僕らが千春さんからもらったものを響にちゃんとバトンをつないで、また新しいSOARAを作っていけたらなと思います。