ドラマＣＤ『レムナント3-獣人オメガバース-』佐藤拓也さん、川原慶久さんインタビュー｜川原さんが「抱かれたい」とまで思った今作でのダートに佐藤さんも注目！

羽純ハナ先生の大人気コミックス『ペンデュラム-獣人オメガバース-』のスピンオフ作品『レムナント-獣人オメガバース-』を原作とした、BLドラマCD第3弾『レムナント3-獣人オメガバース-』が2019年10月22日（火）に発売!!

ドラマCD第3弾では、“魂の番”である人間のΩ（オメガ）・ダートと獣人のα（アルファ）・ジュダは、互いの気持ちがすれ違ったまま、ある出来事に巻き込まれます。

ジュダが有らぬ誤解をしたことで、2人の決別は決定的なものになってしまうのか!?――という展開に。

そこで、ダート役・佐藤拓也さんとジュダ役・川原慶久さんにインタビュー！

収録を終えての感想や聴きどころ、作品にちなんだ質問などを伺いました。

佐藤さんと川原さんが見どころにサブタイを付けるなら……昭和レトロ＆今どきラノベ風!?

――まず、収録を終えての感想を教えてください。

ジュダ役・川原慶久さん（以降、川原）：ドラマが一気に加速している感じがして、演じている側としてもドキドキしたものが残るというか。

続きが本当に気になるので、まだまだ、あと5時間くらい収録して、この話に決着をつけてほしかった、というのが正直な感想になります。

ダート役・佐藤拓也さん（以降、佐藤）：充実感というのでしょうか、本当にサクサクと収録が進んでしまったので、ちょっと……寂しい気もしているんですよね。

川原：うん（笑）。

佐藤：そして、話の終盤が「えっ、本当に？　これから、どうなっちゃうの？」とオアズケをくらってしまったので、意地悪だなと思いました。

一同：（笑）。

川原：前回もそうですけど、毎度良いところで終わるんですよね。

――最後まで目まぐるしい展開の本編ですが、その見どころを一言で表すようなサブタイトルを付けるとしたら、どうしますか？　理由もお願いします。

佐藤：サブタイ!?　そうですね、趣のあるサブタイが浮かべば良かったんですけど……今、頭に浮かんだのは「ダートくん危機一髪」だった（笑）。

一同：（笑）。

川原：わりと昭和の気配を感じる（笑）。ちょっと黒いヒゲも見えかけたよ（笑）。

佐藤：どうしようもない感じになっちゃった。悪気はないんですよ。

川原：でも、俺も頭に浮かんだのは、最近のラノベみたいな感じで「俺の番がたくまし過ぎる件」。

一同：（笑）。

佐藤：それも極端すぎますよ！

川原：今回は本当にね、たくましいんだ、ダートが。正義感にあふれているし、自分でいろいろなことを解決しようと奔走するし。

しかも、CDをお聴きする方のためにちょっと取っておきたいんですけど、最後は本当にカッコよくて。

ただただ、俺はこの番に抱かれるんじゃないかと。

一同：（笑）。

佐藤：あんたが抱くんやで（笑）。

川原：（笑）。抱くんだけど、抱かれたいとすら思ったんだよ。

――川原さんがダートにメロメロですが、佐藤さんもダートに焦点を当てたサブタイですね。

佐藤：はい。ダートくんが危機の中にあって、しっかりと、ジュダの生い立ちやこれまでの置かれた環境に思いを馳せた上で、自分のことを省みずに彼の思いをまっすぐに見据えていて。

原作のダートくんのその時の表情が、もう迷いなく、前だけ見据えて言葉を放っていたので、これは本当に彼の日常生活中で思うところはいろいろあれども、偽りのない気持ちの表情なんだなと。

そういうのが原作から伝わってきたので、僕なりに解釈したら、ああいうサブタイになりました。

――そんな注目ポイントもあるということで、演じる上で意識したことや、実際にディレクションを受けたエピソードなどがあれば、教えてください。

川原：（ジュダが）信じていたのに“裏切られた”という勘違いから、急にフッと冷めて冷静になってしまうというか、そういう時は激情じゃなくてフラットになるんだなと。

そういう底冷えした時のヒヤッとした感じを意識しつつ、後半は自分の過ちに気づいてから急に距離を縮めようとするところとか、逆に人間的なかわいらしさがあるなと思い、そこは若干意識させていただきました。

佐藤：これまで演じてきた中でも、ダートはいろいろ、結構キツイ人生を歩んできていると思うんです。

その中にあって、友人を助けるために、自分がΩであるということ、社会的な立場を、自分からうまく利用できる胆力が、より一層強くなっていると感じるところがありまして。

図らずも、αがいる貴族の中での生活で身に付いたものだと思うんですよね。それが、彼の直情的な性格の中に、非常に複雑な色を入れているなと感じました。