“アーティスト・大平峻也”デビューシングル『はじまりの詩』発売記念8,000字インタビュー 〜大平峻也に聞きたいA to Z〜

僕以上に未来に希望を抱いている人はいないと思います

――ここから再び質問はアーティストの方に戻ります。RはRECOMMENDED（おすすめ）ということで、今回の1st EP全体としてのおすすめポイントを教えてください。

大平：仕事とかで身も心もいっぱいいっぱいの時に、その人に寄り添ってくれる曲が沢山あるところです。そういう居場所を作りたい僕にとっては、この1st EPはアーティスト活動の始まりの作品として相応しい楽曲が詰まっていると思います。

――それでは次のSING（歌う）という質問に関して、再びライブができるようになったとしたら、ここで歌いたいという場所はありますか？

大平：アリーナクラスの会場で僕が一番最初に立ったことがあるのが横浜アリーナなんですよ。「ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live」で10年くらい前に立たせて頂いたきりなので、今立つとどういう景色や感じ方になるんだろうなと思いますね。

――大平峻也さんお一人で立ったら、これまでと全く違う見え方や感じ方になりそうですね。

大平：16歳くらいの時に横浜アリーナの舞台に立った時は、ミュージカル『テニスの王子様』の中ではメインの学校にいるけど応援する立場のキャラクターだったので、自分が出た時とメインのキャラクターが出た時でお客さんの歓声が違ったのが悔しくて。

若かったというのもあると思うんですけど、その声援が羨ましくて「絶対戻ってきてやる」と思っていたので、いつかまた立ちたいですね。

――そんな大舞台に向けた第一歩ということで、TではTEACH（教える）としてリードシングルの「願い星」をカラオケなどで歌うときのコツを教えてください。

大平：「希望を願いながら歌う」が大事だと思います。友達とかとカラオケに行った時って、歌詞を届けたいなって思うじゃないですか。悩んでいる人がいるときとか、友達の背中を押したいという時に「君は君だ」って言ってあげられる曲なので、思いをたくさん込めて歌ってもらえたら良いと思いますね。

――改めて素敵な歌の世界観ですね。次のUはUPDATE（成長）ですが、アーティストデビューが決まったことでご自身的に成長を感じられたことはありますか？

大平：この先も色々と成長していかなきゃならないのですが、間違いなく言えるのは「今まで以上に責任感と感謝の気持ちを持たなきゃいけない」と感じるようになりました。

――そうなんですね。

大平：今回、アーティストデビューをするにあたって多くの方が自分のために動いてくださることがわかったので、その責任感と感謝の気持ちは常に忘れないようにしないといけないと改めて感じましたね。

――いよいよ質問もラストスパートですが、VはVICTORY（勝利）ということで、大平さんがこれだけは人に負けないということはありますか？

大平：僕以上に未来に希望を抱いている人はいないと思います。

――そこまで言い切れるのはかっこいいですね。

大平：僕は今を生きることに対して「未来への希望」というものを持っていないと、前に進めないタイプなんですよ。今回の1st EPに収録されている「キミのいる未来」という楽曲だと、色々と乗り越えた先で一緒に笑ってピースをしたいという気持ちを「勝利のハイピース」という歌詞で表現させてもらいました。

そういう未来像を思い描きながら紡いできた今があるので、ここは誰にも譲れないし負けない部分だなと思います。未来に希望を抱いている方々と出会っていきたいですし、未来への希望を歌って届けたいなと思いますね。

――では逆にWはWEEKNESS（弱点）ということで弱点を晒すことになりますが、大平さんの苦手なものや弱点はありますか？

大平：喋るのが苦手なんですよね（笑）。

――ここまでお話を伺った限りでは、得意そうに見えますけど…。

大平：話しているうちに、自分でも予想しないところに話が着地しちゃうんですよ。克服したいと思うんですけど、そんなところをライブではファンの皆さんにもツッコミをたくさん入れてもらっても面白いかなとは思ってます。

――なるほど。

大平：あ、あと虫は本当に苦手ですね。今、ベランダに１ヶ月間もセミの死骸を放置しています。

マネージャー：まだ放置してるの!?

一同：（笑）。