映画
デート・ア・バレット:真田アサミ×大西沙織×本渡楓 インタビュー

アニメ『デート・ア・バレット』時崎狂三 役・真田アサミ×白の女王 役・大西沙織×緋衣響 役・本渡楓インタビュー|1分あたりの密度が濃く、あっという間に駆け抜ける前後編の約60分間

 

前編を見て後編を見ない選択肢はない!作品に登場するキャラクターの魅力を解説

――自身のキャラクターを前後編で演じてみて、いかがでしたか?

真田:『デート・ア・ライブ』では出てこない狂三さんがたくさん描かれているので、そこをとにかく見ろ!という感じですね(笑)。みんなが見たかった狂三がいるよ!っていう。ただ、今まで自分が見てこなかった面を見せてもらったので、演じ手としては難しいところもありました。今までの引き出しでは補えないものがあったので、どう演じようかなっていう迷うこともあって。

――それは後編で、ですか?

真田:意外と前編のほうが大きかったと思います。(OPテーマ明け)冒頭のとある人との会話の部分とか……。でも、前編で響とある程度絡むことができて、その距離感をしっかり掴めたので、後編はそれを調整する感じでした。TVシリーズとは気持ちの置きどころが違っていて、白の女王(クイーン)と対峙していくところとかは、普段の狂三とは違う感じにはなっているんじゃないかなと思います。

――響はどうでした?

本渡:後編になんやかんやあるんです(笑)。だから響ちゃんのお芝居はすごく広がりました。前編で、響ちゃんの性格やしゃべり方のテンポは見て頂けている思うんですけど、後編だと一気に解決していくような仕掛けがあるんです。ネタバレになるので詳しくは言えないのですが。

私自身、あまり計算をして演技をすることが得意ではないんですけど、ここからの響ちゃんはどんな状態で、どんな気持ちでこの言葉を言っているんだろうかというのも考えつつお芝居をしたので、それがみなさんから見てどう映っているのかは、とても気になっています。

――この流れでいうと、白の女王はさらに難しい説明になりそうですが、演じてみていかがでしたか?

大西:普通のキャラクターだと、この子はこういう感じだからっていうベースを作って、その上で物語の中で、気持ちの色を出していくやり方をしているんです。でも、白の女王って、言ってしまえばベースがない状態なんですね。前編を見た方は分かると思うんですけど、時折口調や表情が変わったり、この人って普通じゃない何かがあるの?って感じさせるところがあるので、お芝居的にはあえて違和感を感じてもらえるように演じるというのが、自分の中で目標だったんです。

だから、前編も後編もどう演じようかと悩んだんですよね(笑)。正解を見つけることが難しいキャラクターでした。それに前編だけだと、白の女王って一体何者で、何でここにいるの?っていうのがほとんど分からない、謎が多すぎるキャラクターなんですよ。見た目は少し狂三に似ているんですけど、彼女が何なのかは後編に明かされるので、それはぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

――では、他のキャラクターのかわいいところなどを紹介していただければと思います。

本渡:私は、蒼(ツァン)ちゃんがとてもかわいいなと思っています。伊瀬茉莉也さんのお芝居が本当に素敵だと思っているんです。私が感情を出すタイプのキャラクターを演じているときにご一緒することが多いんですけど、響もそんな印象があって、そういうときに蒼のような独特なしゃべり方というか。感情は出ているんだけど、口元が難しそうなところを絶妙なお芝居感で演じられているのがすごく好きなんです!

あと、“ビスケットスマッシャー”っていう別称も、かわいいようなカッコいいような美味しそうな感じでいいですよね! 見た目も、髪の毛が武器っぽくなっているところがすごく好きです!

大西:私は見た目だけで言うなら佐賀繰唯(CV.瀬戸麻沙美)が好きなんです。パニエは前編で楽しめるよ!という意味で推しましたが、キャラクターとしては唯のまっすぐに突き進む感じが好きで。それに髪型が特に好きなんです! すだれがかった前髪とポニーテールがすごくいい! それとこれは唯に限らずですけど、その子の背景とか、他のシーンをもっと見てみたくなりました。

真田:私は狂三さんが好きすぎるんですよね……。でも、土方イサミ(CV.藤原夏海)はカッコいいなと思いました。あのサバッと感を藤原さんが低めの声ですごくよく表現していて、それが逆にゾクッとする感じだったので、第一声を聞いたときに、ヤバい、カッコ良すぎる!って思いました。イサミは武下彩眼との関係が前編で少し描かれていたんですけど、そこをもっともっと見たくなりました。

――この準精霊たちにも戦う理由が、それぞれにすごく強くあるんでしょうね。

真田:各々の話だけで1話作れるくらいのものはあるので、『デート・ア・バレット』が今後も映像化できることになったら、あらためてそういうところも見てみたいです(笑)。

――では、これから『デート・ア・バレット』を見よう、もしくはもう見たよというファンの方へ、メッセージをお願いします。

本渡:前編では楽しく無邪気に場を荒らしつつ、振り回されても参りましたが、後編は響が今どういう状況なのかというのを考えながら最後まで見ていただくと、冗談抜きで「なるほど!」と思うところがたくさん出てくると思います。たくさん考察したくなる作品だと思いますので、誰かと一緒に楽しく、ここはきっとこうなんだよみたいな感じで盛り上がってくれたら嬉しいです。ぜひ劇場に足を運んでくださればと思います。

大西:白の女王を演じている私としては、前編を見て後編を見ないという選択肢は本当にないので(笑)! まだ何も分かっていない状態で前編においてきた感じなので、ぜひ後編も見て、白の女王が何者なのか、狂三とどういう関わりを持っていくのかを楽しんでいただきたいなと思います。

真田:確かにそうだね! 前編見て後編を見ない選択肢はないね(笑)。

今回で『デート・ア・バレット』の話はおしまいになるんですけど、まだまだ狂三さんのストーリーは続いていきますし、この世界も続いていきますし、それが今後も何かに繋がっていく可能性があるかもしれません。そういういろいろな要素を含んだ話にはなっています。でも、そこまで深く考えなくてもいいので、純粋にあっという間の30分を楽しんでいただければなと思います。

後編は、目をつむるとあっという間に終わるシーンがたくさんあるので、なるべくまばたきせずに、見ていただけたらいいなと思います(笑)。

――それと、2021年3月24日に発売予定の、時崎狂三 特製1/7スケールフィギュア付き完全数量限定版Blu-rayのフィギュアが楽しみですね。

真田:Blu-rayの単品もありますけど、あのフィギュアをお迎えしない選択肢もないと思うので、あのフィギュアは、ぜひおうちに飾ってもらいたいです!

[文&撮影・塚越淳一]

 

アニメ『デート・ア・バレット』作品情報

前編「デッド・オア・バレット」

■11月2日~12月31日までの期間限定配信!


 

後編「ナイトメア・オア・クイーン」

■11月13日よりイベント上映中


 

イントロダクション

〈最悪の精霊〉時崎狂三 顕界――

この世界とは異なる隣界より顕現し、地上に厄災をもたらす精霊と呼ばれる少女たち――

或る者は無垢であり、或る者は救いを求め、そして或る少女は己の目的のため、自らの心を殺し続けた――

第3の精霊、コードネーム<ナイトメア>。

時間を操る規格外に強大な天使<刻々帝(ザフキエル)>を行使し、その行動、思想、そして目的に至るまで数多の謎を抱えた最悪の精霊・時崎狂三――

彼女が舞い降りたのは、人間も、精霊すらも存在しない隣界の片隅だった……

全世界シリーズ累計発行部数600万部の大人気ライトノベル『デート・ア・ライブ』。その中でも異色の存在感を誇る時崎狂三のスピンオフ作品が新作アニメ化!

彼女の左眼に刻まれる狂三だけの戦争(デート)の引鉄が今、引かれる――
 

 

スタッフ

原作:東出祐一郎・橘公司
原作イラスト:NOCO
(株式会社KADOKAWA ファンタジア文庫刊)
監督:中川淳
脚本:東出祐一郎
キャラクターデザイン:中村直人
デザインワークス:コレサワシゲユキ(デジタルノイズ)
美術監督:中田洵輝(草薙)
色彩設計:池田ひとみ
撮影監督:野澤圭輔(グラフィニカ)
特効・2Dワークス:益子典子
編集:吉武将人
音響監督:えびなやすのり
音響効果:川田清貴
音楽:坂部剛
音楽制作:日本コロムビア
アニメーション制作:GEEKTOYS
製作:「デート・ア・バレット」製作委員会
 

キャスト

時崎狂三:真田アサミ
白の女王:大西沙織
緋衣響:本渡楓
蒼:伊瀬茉莉也
指宿パニエ:日高里菜
佐賀繰唯:瀬戸麻沙美
土方イサミ:藤原夏海
 
アニメ「デート・ア・バレット」公式サイト
アニメ「デート・ア・ライブIV」
「デート・ア・ライブ」公式ツイッター(@date_a_info)

(C)2020 東出祐一郎・橘公司・NOCO/KADOKAWA/「デート・ア・バレット」製作委員会
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